概要
主人公東山浩太の同級生で現役のモデル。女優の母を持ち、美貌と豊満なプロポーションで若者の間で絶大な知名度を誇る美少女。
人物
ギャルの雰囲気で社交的に見えるが、実態は自分勝手でワガママと、悪い意味でプライドが高い。戸村薫の腰巾着として浩太を苛めていた一人。浩太を「こーちん」と呼んでいる。ただし、戸村と違い人並みのモラルは持ち合わせている。
トップモデルだけあり、同性からも絶賛される程に豊満なスタイルでそれを駆使した色仕掛けも得意。が、実は18歳になるに伴って看板モデルの雑誌が卒業予定で、他の事務所も使ってくれずに行き詰っている。
実家は要人の接待業を受け持つが、本人は『自分で接待する相手は選ぶ』と不満を抱いていた。
動向
愛人選抜参加
当初は浩太を学校で虐め続けていたが、浩太が東山グループの跡取りになると知った途端に180度態度を変える。当然浩太が信じるはずもなく、徹底的に嬲られ、モデルとして行き詰っている窮状と苛めの復讐を盾に脅され、従わざるを得なくなる。その結果、同級生の斑鳩渚の謀略に乗せられて幾島実憂の追放に利用されてしまう。
利用されたとはいえ、浩太が母親の代わりを求めた実憂の退場で憔悴したことが好都合となって鏑坂世衣良に便乗して浩太を篭絡する。しかし、浅見の配慮で実憂は復帰して正式なミストレスになり、浩太のマザコンを抉って「自分もママをしてあげる」と近づくが、「ムードがない」とあしらわれる。その後、世衣良から浩太を貶める計画を持ち掛けられるが、既に先手を打った浩太と結託して世衣良の撃退に大きく貢献する。
東西砦崩し以降
世衣良を撃退した後は業界の伝手を活かして情報収集をする一方で本気で浩太に惹かれ始め、実憂や末愛に張り合って学校で抜け駆けをしようとする。東西砦崩しでは最終戦の夜伽を担当、この時初めて本気で浩太の役に立ちたい、自分だけを見てほしいと願い、浩太に身体も心も捧げて正式なミストレスになる。これ以降、浩太も虐めの恨みと信用は使い分けるようになり、ビジネスパートナーに近い関係を築き、浩太からも下の名前で呼ばれるようになる。
これ以後は自分勝手さを反省し、いがみ合っていた実憂や序盤で脅した末愛との関係も修繕される。
浩太との関係
実は浩太に対してはルックスの良さから以前から眼を着けていた。が、浩太自身はトップモデルの自分ではなく渚に靡いていたのがアキは気に入らなかった。だから、自分に靡かない腹いせに虐めていたと読者ないし浩太自身、第三者から見れば自分勝手極まりない理由。
浩太からは虐めの恨み以外でも最初の五人の中では最も信用されず、渚以外のミストレス候補は全て金と地位目当てと決めつける決定的証拠でしかなかったが、互いに利用し合う関係の心地よさを覚えてからは虐めの恨みを別問題として信用するようになる。
関連タグ
桜田門志津――東西砦崩しの対戦相手。