篠月橙
しのつきだいだい
「ンッンー!」
「アタシがそう思ったからッス。」
概要
白浜和美が普通のバイトをしていた頃の後輩。肩先まで伸びた黒髪と、大きめの瞳が特徴的な女性。
元は裏の世界とは縁のない人生だったが、友人(?)の崎村の借金の連帯保証人にされた挙句、崎村に逃げられたため多額の借金を返済するために裏バイトを始めることになった。
一応ボクシングの経験者であるようで、作中では成人男性を難なくノックアウトするほどの腕前を持つ。ひょんなことから体重が激増した際には、学生時代にはなかったパワーを手に入れていた。
人物
アホの子の究極形のような人物。考えていたことを思考の過程で全て忘れ、数秒前にされた説明は頭に入らず、事後物件に住んでも怪異の存在に気付きもしない。和美からは頭モンキー」と言われている。
また、非常にポジティブな性格でもあり、借金まみれになった今の状況を「先輩たちに会えたから幸せ」と笑顔で宣うほど。
そんな彼女の真価は黒嶺ユメとは違った意味での圧倒的な裏バイトへの適性である。彼女には怪異を察知する能力はないのだが、『その状況で誰も考え付かないような行動をする』ため、怪異の危険を無意識に回避し、挙句の果てには怪異そのものを無力化するというとんでもない怪異キラーである。だがその反面、そもそも面接に受かることが少ないため、あくまで主人公コンビのお助けキャラといった立ち位置。
関連人物
彼女が慕う先輩。長い付き合いなだけあり、親交はかなり深く、一緒に密造酒を作ったり、ダイエットに協力してもらっていたりする。
和美経由で出会ったもう一人の先輩。彼女のことは「超良い人」と評しており、かなり慕っている。
崎村
橙が裏バイトの世界に入ることになった元凶。崎村自体は何度かエピソードに登場しており、その度に他者を蹴落とす自分本位な人間として描写されている。だが、彼女はQ治験、そして空き地探しの両者で死亡したような描写がされており、橙の目的の一つであった「借金を完全に返済して彼女を驚かせる」という目的は果たされることはないようだ。