「ユメちゃん!私と一緒にバイトしない?」
「友達とさ、約束あったんだわ。」
「一人ぼっちだって認めたくなかったんだ。」
概要
本作の主人公の一人。ノリ軽い金髪の女性で、何度も危険な仕事から生還することから裏バイトの界隈では『不死身の白浜』として名が通っている。
命の危険と隣り合わせの裏バイトを続けている理由は『世界一周旅行』と本人は語っているが、水族館バイトの時点で既に何度も行ける程度には貯金が貯まっているようで、その真意は不明。
人物
良くも悪くも裏表がなく大雑把な性格。コミュニケーション力も非常に高く、接客業では常連さんとすぐに打ち解け、同業者にも基本友好的。だが、裏バイトの心得である時には非情な決断も必要という点は徹底しており、他者を切り捨てる判断をすることもある。
しかし、相方の黒嶺ユメと行動を共にする内に上記の姿勢は変化していき、自身の危険を顧みず他人を助けようとするようになった。(こちらは元々の性格だったようだが)
また、面倒見も非常に良く、基本的に常に暴走している橙や、自分の世界に入りすぎていた緑川由紀や、後輩たちにも世話を焼いていた。
かつては父子家庭で育ったようで、決して裕福ではなかったようだが親子仲は良好だった様子。しかし、父が突然失踪してしまったようで、裏バイトを続けていく内に彼もまた同業者であったことを知る。
関連人物
唯一無二の友人にして相棒。初対面の頃は生真面目な彼女を『自分とは水と油』と評していたが、かつての同級生であり友人だったことや、彼女の危機察知能力に窮地を救われたことで次第に仲を深めていく。
現在は彼女を『相棒』と呼び、目標であった世界旅行も彼女と共に行くと決めている。
かつて普通のバイトをしていた頃の後輩。彼女のアホの子っぷりには手を焼いているようだが、普通に仲は良い。一緒に密造酒を作ったり、橙のダイエットに協力したりと良好な関係。
八木琢磨
胡散臭い探偵。何度も裏バイトを続ける内にすっかり顔馴染みになった。彼の馬狂いっぷりには若干引いている。
赤川
裏バイトの斡旋人。彼女からの斡旋で数多くのバイトをこなしてきた。赤川のシュガースティックをそのまま飲むという奇行には本気で心配して止めようとしているがその度に「触んなっち!!」と殴られている。
黒岩
父の足跡を知る斡旋人。彼女の依頼をこなす毎に黒岩スタンプというものを貰える。5つ貯まれば父の情報を教えてもらう約束をしている。ちなみに彼女の斡旋するバイトの危険度は赤川の比ではない。