ピクシブ百科事典は2024年5月28日付でプライバシーポリシーを改定しました。改訂履歴

ウィッチャー3

うぃっちゃーすりー

『ウィッチャー3 ワイルドハント』とは、CD Projekt RED開発のダークファンタジーRPG。

概要

小説から続くウィッチャーサーガ最終章にしてゲラルト最後の物語。

広大なオープンワールドで繰り広げられる非常にダークかつシリアス、そして渋く重厚なストーリー自由度が魅力のダークファンタジーRPG。

CEROレーティング「Z」(18才以上のみ対象)指定。

日本では2015年5月21日にPlayStation 4、Xbox One専用ソフトとしてスパイク・チュンソフトから発売された(PC版はCD Projekt RED自身がワールドワイドパブリッシャーとしてリリースしている)。

発売前の予約本数は100万本を超え、発売後2週間で400万本が販売された。

The Game Awards 2015にて「ゲーム・オブ・ザ・イヤー」を受賞するなど、高い評価を得た。(2016年には2つの大型DLCが同梱された「Game Of The Year Edition」も発売された)

2019年10月17日にNintendo Switch版が各種DLCも含めたコンプリート版として発売された。

物語

この世界にはモンスターと戦うために数多の試練を乗り越えた「ウィッチャー」と呼ばれる者達がいる。その中に伝説と謳われる男がいた。

リヴィアのゲラルト。またの名を”白狼”。

王殺しの汚名を返上し、政治的な駆け引きから開放されたゲラルトは、北方諸国とニルフガード帝国が雌雄を決する対戦を行うさなか、行方不明になったかつての恋人イェネファーと養女シリを捜す旅に出る。

一歩ごとに迫る、ワイルドハントの気配を感じながら。

特徴

プレイヤーは本作の主人公であるゲラルトを 操作しながら、怪物駆除を生業とするウィッチャーとなって、馬や船に乗りながら境界なく広がるオープンワールドを自由に駆け巡ることができる。

プレイ時間は、メインストーリーに50時間、それ以外に50時間の合計100時間が見込まれている。

サイドストーリーには「ウィッチャーへの依頼」というカテゴリーがあり、これは人々からモンスターの退治を依頼され、モンスターの正体や弱点などの情報を収集して戦いを挑むというものである。なおクエストは全て人間の手で用意されたものであり、自動生成される繰り返しクエストはない。

また、ゲーム内にてグウェントと呼ばれるトレーディングカードゲームがプレイできる。(グウェントは後に基本無料ゲームとして単独化されている。)

プレイヤーのとった選択で、ゲラルトをとりまく人間関係、世界情勢などが変化していく。

エンディングデモは大きく3つに分かれており、メインクエスト等の結果で36種類の結末を迎える。

そして本作の大きな特徴は日本語版でも、胴体を真っ二つに切断したり腕が飛んだり、更には爆薬でバラバラになるといった人体欠損表現が再現されているなど、ゴア表現にほぼ規制がない

但し完全に規制無しとはいかず、日本語版では断面が赤く塗りつぶされてレバ刺しのような質感になっている。(と言っても海外版とも大差が無い)

ちなみに、モンスターの欠損表現は規制無しである。

なお家庭用版は女性は胸にサラシのようなものが巻かれており、当然お色気シーンは規制されている。

PC版ではその方面に関する規制はないので、気になる場合はPC版を購入するといい。

DLC

登場人物の服装をチェンジするといった小規模のものから、新しいマップや新しいクエストが追加された大型のものまで用意されている。

無情なる心

ゲラルトは掲示板に貼られた張り紙を見て、荒くれ者のリーダーのオルギエルド・フォン・エヴェレックの依頼でオクセンフルトの街の地下道に住み着いた巨大なヒキガエルの退治を引き受ける。

化け物退治には成功するが、化け物の正体はヴェレンから遠く離れたオフェルの王子であった。王子殺しの罪を着せられたゲラルトはオフェルの兵士に捕まり、護送される船の中でゴウンター・オーディムなる人物から助ける代わりにオルギエルドの3つの願いを叶えるよう言い渡される。

血塗られた美酒

大陸南方のトゥサンの女公爵アンナ・ヘンリエッタから、最近現れたという謎の化物を退治を依頼されたゲラルトは迎いの騎士と共にトゥサンへ旅立つ。

怪物はトゥサンの騎士が誓わねばならない5つの美徳に見立てた方法で殺人を繰り返していた上級吸血鬼であった。

ゲラルトは依頼の報酬の前払いとしてトゥサンの屋敷と領地を受け取り、事件の捜査を始める。

登場人物

ウィッチャーの項目も参照

リヴィアのゲラルト

主人公。前2作で記憶を失っていた記憶は完全に取り戻し、イェネファーとシリの行方を捜索する。

シリラ・フィオナ・エレン・リアノン

ゲラルトの養女。

ワイルドハントに追われ、別次元の世界に行っていた。最近戻ってきたと言われるが行方知れず。

ヴェンガーバーグのイェネファー

ゲラルトの元恋人の魔女。ニルフガードに身を寄せ、シリの行方を探している。

トリス・メリゴールド

ゲラルトの元恋人の魔女。ラドヴィッドの魔女狩りに追われ、ノヴィグラドに潜伏している。

ダンディリオン

ゲラルトの友人の吟遊詩人。本作の語り部。

エムヒル・ヴァル・エムレイス]]

シリの実父でニルフガード帝国皇帝。

シリが戻ってきたと聞きつけ、シリの捜索をゲラルトに依頼する。

ヴェセミル

ゲラルトの師匠であるウィッチャー。序盤に冒険を共にする。

ヴェレン及びノヴィグラドの主要人物

血まみれ男爵

ヴェレンの領主を自称する傭兵団の首領。本名はフィリップ・ストレンガー。

ゲラルトは一時期シリが匿われていたという噂を聞き、彼を尋ねる。

戦争中に敵に占拠された染料工場を取り返しに行った際に赤い染料が川に流れ、赤く染まった川を見て周囲の人物が敵を惨殺したと勘違いしたのが「血まみれ」の由来。

傭兵団の首領らしく部下には厳しいものの、見ず知らずのシリを保護するなど人格者と呼べる人物であるが、酒癖が致命的に悪く、そのことが原因で家庭内不和を抱える。

沼地の魔女

ヴェレンの巨大な沼地の最奥に潜む三人組の異形の魔女。

彼女らを崇めている地元住民からは「森の貴婦人」とも呼ばれている。

天体の合より遥か以前、それこそ大陸の先住民たる非人間族が入植するよりも更に以前からヴェレンに居たとされる、出自さえ不明の古代人。

彼女らの正体は、ヴェレンがまだ無人だった太古よりその地を支配してきた謎の魔女が、孤独を紛らわすために自身の「娘」として作り出した存在で、「森の貴婦人」も元はその魔女の通称だったが、「母」を殺害して魂を封じ、自分たちが後釜に収まった。

シリの命を狙っている。

キーラ・メッツ

ヴェレンの辺境に隠れ住んでいる女魔術師で、女魔術師会のメンバーの一人。

トリスの前任のフォルテスト王相談役だったが解任され、北方諸国派の魔術師ということでニルフガード帝国、魔術師弾圧を進めるレダニア双方から身柄を狙われている。

華やかだった相談役時代の生活に未練があり、再起を目指している。

ラドヴィッド

現レダニア国王。

20代前半そこそこの若い王だが、ニルフガード軍を押し留めながら、弱体化していたとはいえケイドウェンを瞬く間に侵略して支配下に治めるなど、並外れた軍才の持ち主。

しかし、妄想と野心に憑り付かれ、多大な貢献を果たしてきた魔術師や魔女たちに対する掌を返すような苛烈な弾圧を開始し、ニルフガードの脅威を前にして北方統一を企む。

現在は首都トレドゴールを離れ、同名の退役軍艦を拠点としてノヴィグラドに滞在中。

シギ・ルーヴェン

ノヴィグラドの裏社会を取り仕切る「ビッグフォー」の一角。

その正体は、ゲラルトの昔馴染みである元レダニア諜報員シギスムンド・ディクストラ

ラドヴィッド政権の打倒を目指しており、シリを探すゲラルトにも手を貸すが…。

ヴァーノン・ロッシュ

ヴェレン辺境で活動する元テメリア諜報員及び刺青隊指揮官。

ゲラルトの昔馴染みであり、現在はニルフガードに制圧されてしまったテメリアを開放すべく、テメリア軍残党兵で構成されたゲリラを率いている。

ゾルタン・シヴェイ

ノヴィグラドに滞在するマハカム出身のドワーフで、ゲラルトの昔馴染み。

フィリパ・エイルハート

元レダニア王国相談役にして、女魔術師会の創立者。

魔術師としてはかなりの古参にあたる人物で、少なくとも数百年以上は生きているとされる。

過去の因縁からラドヴィッドに両目を刳り貫かれるという拷問を受けるも、何とか逃げ出すことに成功し、現在もその行方を追われている。

マルガリータ・ラウクス=アンティレ

元アレツゥーザ魔法学校校長にして、女魔術師会のメンバー。

ラドヴィッドの命によりアレツゥーザが閉鎖された際、他の職員共々捕らえられてしまう。

スケリッジの主要人物

エルミオン

ゲラルトの昔馴染みで、スケリッジのドルイドたちを束ねる長。

謎の爆発で生じた混乱を収めるべく、ドルイドたちを率いてその現地を調査している。

クラフ・アン・クライト

ゲラルトの昔馴染みで、スケリッジ本島の半分を支配するアン・クライト族の族長。

同じく昔馴染みだったスケリッジ王ブランの病没を受け、後継ぎ候補の選定を主導する。

ヤルマール

クラフの息子で、次期スケリッジ王筆頭候補と目される青年。

アンドヴィクを占拠した巨人を討伐すべく、仲間と共に現地へ向かった。

セリス

クラフの娘で、次期スケリッジ王候補に立候補した唯一の女性。

兄ヤルマールを上回る実績を独自に打ち立てようと画策している。

臆病者

とある理由から本来の名前を奪われてしまったロフォーテンの男性住人。

シリに好意を抱いてロフォーテンに匿うも、それが致命的なトラブルを招くこととなる。

ワイルドハントの主要人物

エレディン

ワイルドハントを率いる王。

とある目的のためにシリの身柄を執拗に付け狙っている。

イムレリス

ワイルドハントの将軍。

ワイルドハントの軍勢を率いる将軍の中でも特に有力な随一の実力者。

ゲールズ

ワイルドハントの将軍。

とある理由からエレディンに疑念を抱き、ゲラルトたちに手を貸す。

「無情なる心」の登場人物

ゴウンター・オーディム

「鏡の達人」を名乗る行商人を自称する謎の男。正体は強力な魔力を持ち、願いを叶える代償として魂を奪う悪魔。

実はゲーム冒頭の酒場でゲラルトにイェネファーの情報を話していた。

オルギエルド・フォン・エヴェレック

荒れくれ者のリーダーだが、どこか気品漂う謎の男。

かつてゴウンター・オーディムと契約し、不死身になるが何の感情も湧かなくなる「石の心臓」を与えられていた。

ゴウンター・オーディムの使いで再会したゲラルトに「弟ヴロジミールを一晩楽しませること」「マクシミリアン・ボルソディの家を持ってくること」「妻イリスにプレゼントしたスミレ色の薔薇を回収すること」という3つの依頼をする。

シャニ

赤毛の若い女医。

ゲラルトとは旧知の仲で、オクセンフルトの地下道で再会した。

初登場は原作小説「エルフの血脈」で、10代の女医見習いとして登場し、ゲラルトに口説かれ一晩のお楽しみをしていた。

ゲーム第1作にも登場している。

ヴロジミール

オルギエルドの弟、故人。

彼を楽しませるというオルギエルドの願いのため、一時的にゲラルトに憑依する。

「血塗られた美酒」の登場人物

アンナ・ヘンリエッタ

トゥサンの女公爵。ゲラルトに怪物退治を依頼する。

原作小説「ツバメの塔」に登場し、ダンディリオンと恋仲になったが、彼の浮気により破局。死刑を言い渡している。

エミール・レジス・ロヘレック・タージフ=ゴドフロイ

ゲラルトと旧知の仲の上級吸血鬼。

原作小説「炎の洗礼」より登場し、ゲラルトが倒すべき怪物であるが友情を育み、友となった。

最終巻「湖の貴婦人」で死亡したかに思われたが十数年の時間と同じ上級吸血鬼デトラフの助けにより復活していた。

デトラフ・ファン・デル・エラティン

レジスの知り合いの上級吸血鬼。

シアンナ・ヘンリエッタ

アンナの姉。生まれた日が不吉という理由でトゥサンから追放されていた。

関連動画