概要
CV:水瀬いのり
Cygames制作の対戦型カードゲーム『Shadowverse』に登場するキャラクター。
ストーリーキャラクターとして
同じようにベルフォメット・アーデライトの手で造られたモノやテトラとは連番個体と呼ばれる人間でいう家族のような存在であり、エンネアにとって、モノやテトラは姉に当たる立場にあり、エンネアは彼女らを「姉さま」と呼ぶ。
見た目はルナと同じぐらいの年齢の少女でモノとテトラ以上に人間そっくりの外見をしているが機械である特徴として、背中の左部分に鉄の片翼を持つ。性格はテトラ同様に物静かで礼儀正しい。一方で少し怖がりなところもある。登録信号はN3744
最大の特徴は創造の九(ジェネレイト・ナイン)と呼ばれる能力。名前も「9」を意味するギリシャ語の数字の接頭辞「ennea」から取られている。
彼女は機械にして、新たな機械を創り出す力を持っており、マンマル1号もこの能力で創造された。
機械反乱編
ジェネレイト・ナインの使い手であることからベルフォメットがもっとも期待する存在だったが心優しいエンネアは戦闘用ではなく、友達の小動物(アイアロンには生身の動物は存在せず、機械の動物が存在)を創造するだけだった為、ベルフォメットの怒りを買い、詰られた末に処刑されそうになるがモノとテトラに助けられ、逃走する。
ベルフォメットに詰られたことがトラウマになった為、エンネアは姉たちと離れ、スクラップ置き場に身を寄せるようになり、そこで友達を求め、マンマル1号を創造し、2人で暮らし始める。
それでもエンネアはトラウマで苦しんでいたがテトラが助っ人の1人として連れて来たルナと出会い、家族のことで似た孤独を抱えている者同士、仲を深めていくとトラウマと向き合い始め、ルナとマンマルがダンスパーティー用の魔石集めをしている間、ジェネレイト・ナインの練習を行う。
魔石を手に戻ってきた2人への恩返しとして、エンネアは練習の成果で大量の機械人形を創造し、彼らも交えて、ダンスパーティーを行い、3人でテトラのレジスタンスに参加する。
ベルフォメット軍との決戦において、エンネアはルナと共に機械歩兵製造所破壊の任に就く。
そこで2人は次女のジーと三女のトリの成れの果てであるアレークトの部隊と交戦。リミッター解除攻撃の前に窮地に陥り、駆け付けたマンマルが犠牲になってしまう。
マンマルを喪った怒りと悲しみを力に変え、エンネアは大量の機械でルナは死霊術でアレークト隊に猛攻を仕掛けて勝利。
合流した仲間たちと共にベルフォメットを追い詰めるが…
天地侵略編
ネルヴァの力を得たベルフォメットを追って、レジスタンスもナテラに向かい、現地で復活したベルフォメット軍と交戦。
エンネアとルナはイリスから鍵の杖を使えば機械歩兵を止められることを知るとそれを取りにナテラ遺跡に向かい、そこで2人は鍵の杖を持つ像が亡きマンマルそっくりなことを知る。
復活したアレークトからマンマル像と鍵の杖を守るために戦う最中、ルナの死霊術でマンマル像にマンマル1号の魂が宿ったことでマンマル2号が誕生。3人は再会を喜び、鍵の杖で機械歩兵たちは沈黙し、エンネアはアレークトに別れを告げる。
ベルフォメット軍との戦いが今度こそ終わった後、ナテラに転移したアイアロン組はアイアロンに帰る方法が見つかるまでの間、ナテラで暮らすことになった。
ルナが旅の仲間たちと共に別の世界に旅立つまでの間、エンネアとマンマルはルナと共に鬼ごっこをするのだった。
自然再生編
ナテラでの生活において、エンネアはヴァイディと彼の姪であるミストリナと特に親しくなっていることが描かれた。
カードキャラクターとして
第12弾カードパック『鋼鉄の反逆者(リベリオン)』で初登場。
後に第21弾カードパック『リナセント・クロニクル』ではリメイク版も登場。
紫紺の抵抗者・エンネア
「この心はガラクタじゃない……!」
種類 | フォロワー |
---|---|
クラス | ネクロマンサー |
タイプ | 機械 |
レアリティ | レジェンド |
コスト | 6 (変更前) → 4 (変更後) |
進化前 | 攻撃力:3 体力:3 (変更前) → 攻撃力:2 体力:2 (変更後) |
能力 | ファンファーレ と自分のターン終了時、自分の場にマンマル1号がいないなら、マンマル1号1体を出す。いるなら、つかの間の幸福1枚を手札に加える。 |
進化後 | 攻撃力:5 体力:5 (変更前) → 攻撃力:4 体力:4 (変更後) |
能力 | 進化前と同じ能力。(ファンファーレ 能力を除く) |
CV | 水瀬いのり |
収録セット | 鋼鉄の反逆者 |
※ファンファーレ…手札からPPを支払って場に出たときに発動する能力。
『鋼鉄の反逆者』におけるエンネア。リーダースキン版も存在。
ファンファーレと自ターン終了時に専用トークンを場に出したり、手札に専用スペルカードを加えることができる。
専用トークンのマンマル1号は守護能力を持っている上に2以上のダメージが1になる為、エンネアの隣で硬めの壁になってくれる。
専用スペルカードであるつかの間の幸福は自リーダーへのダメージカット能力を持っているがエンハンス9でプレイすることでデッキ内の機械フォロワーを一気に呼び出す動きが可能。
登場時点ではコストが6と使い辛かったが2020年5月21日に上方修正され、コストが4となった為、特に先攻における強さが増して使いやすくなり、デッキへ採用されるケースも増えた。
場にマンマルと一緒にいる際に出現するつかの間の幸福はまさにつかの間の幸福と呼ぶに相応しく、そのつかの間の幸福の効果も通常はマンマルのダメージカット、エンハンスはエンネアの数字である9と大量機械創造を表しており、2人の持ち味を反映したカードになっている。
単体効果ではマンマルの召喚のみなのはエンネアが戦いを望まないゆえであろう。
創出の紫紺・エンネア
「生まれたことには意味があるから!」
種類 | フォロワー |
---|---|
クラス | ネクロマンサー |
タイプ | 機械 |
レアリティ | レジェンド |
コスト | 3 |
進化前 | 攻撃力:2 体力:2 |
能力 | 自分のターンごとに1回、自分がネクロマンス したとき、モーターグレイブディガー1体を出す。 |
自分のターン終了時、プロダクトマシーン1体を出す。自分の残りEPが相手より多いなら、プロダクトマシーンではなくボーンドローンを出す。(進化可能でないターンの残りEPは0) | |
ファンファーレ エンハンス 9; デッドメタルスター1体と鳴動のギガントスカル1体を出す。 | |
進化後 | 攻撃力:4 体力:4 |
能力 | 進化前と同じ能力。(ファンファーレ 能力を除く) |
CV | 水瀬いのり |
収録セット | リナセント・クロニクル |
※ネクロマンス…指定された数字分の墓場を消費して発動する能力。
『リナセント・クロニクル』におけるエンネア。
天地侵略編の後日談となる期間限定ストーリー・自然再生編に登場するエンネアをイメージしている。
リメイク前と同様に機械フォロワーを呼び出す能力を共通しているがリメイク前がトークンとデッキ内機械フォロワーを呼び出していたのに対し、リメイク版はトークン召喚に特化しており、ネクロマンスのシナジーも持つようになった為、同弾の鋼鉄の希望と相性が良く、能力が働けば一気に機械フォロワーを展開することが可能。
リメイク前は召喚されると同時にマンマル1号をトークン召喚していたがリメイク後はマンマル2号の効果でデッキから召喚されることも可能な仕組みになっている。
同弾収録の永続の機構・ニコラやニコラの関連カードと共に機械ネクロマンサーのキーカードとして活躍できる。
ちなみにリメイク版がエンネア単体で機械大量創造を行えるのはエンネアが自分と向き合ったためであろう。
カード内のドラマ
紫紺の抵抗者のほうの進化後はジェネレイト・ナイン使用状態になっており、進化前後ともに機械ウサギが一緒に描かれている。ポーズに関しては通常版は立っており、リーダースキン版は座っており、後者は進化後は左右反転状態となる。
つかの間の幸福はマンマルの提案したかくれんぼのためにエンネアが創造した機械ウサギの左耳にマンマルが紫のリボンを付けている最中の劇中シーンが使われているが、この時の機械ウサギがマンマルの左胸以上にツギハギだったのはエンネアがルナを恐れて遠ざけたことからの自責の念が反映されたものと思われる。
創出の紫紺のほうは進化後は能力使用状態で左右反転にもなるとリメイク前のリーダースキン版を意識したものだがトラウマと向き合ったことを表すためか飛んでいるのも特徴。
鋼鉄の希望のほうはモノとテトラが共に描かれている。
その他
第16弾カードパック『ナテラ崩壊』では絆の共振というカードにエンネアが描かれている他、当カードのトークンとしてエンネアの献身が登場している。
マンマル2号が共に描かれたカードは意外にもドラゴンクラスの未知との遭遇のみ。
リーダースキン
「わたしは……ガラクタじゃないです」
2019年6月10日に開催されたイベント「3rd Anniversary 人気カード投票」にて、6枚のネクロマンサーのカードの一つとしてノミネートされた。
その中の投票で見事1位を獲得し、リーダースキンとしての実装が決定。その後、第16弾カードパック『ナテラ崩壊』で入手できるリーダースキン付きカードとして実装された。