ニコラ・アデル
にこらあでる
イズニア国に存在する五つのギルドの一つ「ニコラ・アデル」そのものと言われる青年。
またの名を「禁絶」と称されるほどの破格な戦闘力を持つが、気怠げな性格であるため自ら他者を襲うような事はしない。また常日頃よく眠っている。
ギルド「エスカマリ」の長であるマーロン・メディアンと仲が良く、彼へよく食事をねだっているが、その食事の内容は「鉱物」であると、奇妙な側面も目立つ。
「輝ける雫とギルドの街」と称される国「イズニア」を構成するギルドの一つ。
イズニア国は王による君主政治ではなく、五つの「ギルド」によって均衡を保つという独特な体制を取っている。
しかし「ニコラ・アデル」に関しては少々趣が異なり、当ギルドは彼そのもので一つのギルドが成り立っているという異質な存在である。そのためギルドの構成員はニコラただ一人のみ。
それだけ彼の存在がイズニア内にて脅威とされており、彼自身をギルドの一つとして捉える事でイズニアの均衡を保つという状況になっている。
第11弾カードパック「次元歪曲」ではカードとして登場した。第21弾カードパック「リナセント・クロニクル」ではリメイク版も登場した他、関連カードとなる規律の後継や禁絶と均衡も登場している。
禁絶の腕・ニコラ
「壊さないように気をつけるよ」
種類 | フォロワー |
---|---|
クラス | ネクロマンサー |
タイプ | 機械 |
レアリティ | ゴールドレア |
コスト | 2 |
進化前 | 攻撃力:1 体力:1 |
能力 | ファンファーレ このフォロワーの攻撃力が4以上なら、禁絶の一撃1枚を手札に加え、このフォロワーの攻撃力を1にする。 |
ラストワード 禁絶の腕・ニコラ1枚を手札に加え、+X/+0する。Xは「このフォロワーの攻撃力の値」である。 | |
進化後 | 攻撃力:3 体力:3 |
能力 | 進化前と同じ能力。(ファンファーレ 能力を除く) |
CV | 逢坂良太 |
収録セット | 次元歪曲 |
※ファンファーレ…手札からPPを支払って場に出たときに発動する能力。
※ラストワード…場から破壊されたときに発動する能力。
低コストでラストワード能力を持つフォロワー。
ラストワードは自身1枚を手札に加えつつ攻撃力をバフするというもの。攻撃力が4、つまり3回ラストワードを発動させるとファンファーレで攻撃力が1に戻ってしまうが、その際に禁絶の一撃という専用のトークンを加える事ができる。
禁絶の一撃は5コストで相手フォロワーか相手リーダーに4ダメージとまずまずの性能だが、ネクロマンス(指定された数字分の墓場を消費して発動する能力)を20消費する事で4ダメージが10ダメージへと強化される。
環境では主に幽霊支配人・アーカスを使用した「アーカスネクロ」と呼ばれるデッキにて活躍した。
なお、ニコラと禁絶の一撃にあるタイプ「機械」は次元歪曲リリース当初は付いておらず、次弾となる「鋼鉄の反逆者」のリリースと共にアップデートで付与されたものである。なぜわざわざアップデートを経て機械タイプが付与されたかについては、後述するネタバレを参照。
永続の機構・ニコラ
「均衡……この腕で」
種類 | フォロワー |
---|---|
クラス | ネクロマンサー |
タイプ | 機械 |
レアリティ | レジェンド |
コスト | 2 |
進化前 | 攻撃力:1 体力:3 |
能力 | 突進 |
攻撃時 自分の場に他の機械・フォロワーがいるなら、ターン終了まで必殺 を持つ。 | |
攻撃時 このバトル中に破壊された自分の機械・カードが7枚以上なら、禁絶の一撃1枚を手札に加え、そのコストを2にする。 | |
進化後 | 攻撃力:3 体力:5 |
能力 | 進化前と同じ能力。 |
CV | 逢坂良太 |
収録セット | リナセント・クロニクル |
※突進…場に出たターンでもフォロワーを攻撃できる能力。
※必殺…相手フォロワーに攻撃したり攻撃されたとき、その相手フォロワーを破壊する能力。
『リナセント・クロニクル』にて再登場。レアリティはレジェンドへ昇格し、リメイク前とは打って変わって「機械」タイプに関する能力を備えている。
二つの攻撃時能力を持つ。一つは条件付きで必殺能力を持つもので、突進能力も相まって低コストで相手フォロワーを処理しやすい。
二つ目は破壊された自分の機械フォロワーが7枚以上だった場合、リメイク前にもあったトークン禁絶の一撃1枚を加えてコストも2にするというもの。ネクロマンス20達成で2コストの10ダメージとなるため、フィニッシャーとして十分な力を発揮できるようになる。
ニコラの正体は、イズニア国とは異なる別の世界「アイアロン」にて造られた「心持つ機械」の実験機であり、人間ではなく機械の体を持っている。人知を超えた強力な力を操れる事もそれによるもの。
作中では主にギルド争乱編のルナ編にて登場。最初こそ彼女から嫌われてしまうが、共に過ごしていく内にルナにとって初めての「お友達」となる。ギルド争乱編における黒幕であるメイシア・ラフォージが戦争を巻き起こした際は、ルナを守るために本気でぶつかり合う。
――『廻れ命が如く、噛み付け蛇の如く』
『摂理の逆転、楔の機構』
『我こそは相反する奇跡』――。
ギルド争乱編-最終章-では致命傷を負うも生存。期間限定ストーリー「ギルド復興編」では、戦争の中で死亡したマーロンが率いるエスカマリの後継者となった。『リナセント・クロニクル』にて収録されている規律の後継や永続の機構・ニコラはそちらの様子を表現している。