概要
CV:内田真礼
エレノア・グローリアはCygames制作の対戦型カードゲーム『Shadowverse』に登場するキャラクター。
第二部にあたるメインストーリー『ギルド争乱編』にて登場する。
人物
イズニア国に存在する五つのギルドの一つ「マギス高潔会」の長の少女。
自らを「天外の華」と称する、イズニア国きっての大魔導師。魔力に関しては絶大な自信を誇っており、主に重力に関する強力な魔法を扱える。
一方、自身の信念を貫き通してる故に他者に関しては高圧的な態度になることがある。特に他のギルドに属する者に対してそれが顕著に現れることが多く、言い争いなどの騒動を起こすこともしばしば。
ただマギス高潔会の弟子に対しては、実験が失敗しても咎めず、精進するように促す姿勢も見せている。
少女と言われる年でありながらかなり小難しい内容で話す。会話をする際は早口な口調が多い。
また綺麗好きでもあり、研究室は整理整頓されている環境でないと気が進まないようである。
ギルド「マギス高潔会」
「輝ける雫とギルドの街」と称される国「イズニア」を構成するギルドの一つ。
イズニア国は王による君主政治ではなく、五つの「ギルド」によって均衡を保つという独特な体制を取っている。
エレノアが指導する「マギス高潔会」は、「魔力持つ者、高潔たれ」をモットーとする、日夜魔法の研究に勤しんでいるギルド。彼女と同じ志を持つ「弟子」達も同様であり、研究者としての性かぶっきらぼうな印象の者が多い。
また、国のトップの一つとして君臨してはいるが、ギルドの構成員はイズニアの発展に対する関心は全く無く、あくまで己やギルドの目的に向かって打ち込み続けている。
そのような者が集まっているため、街の中には彼女らの実験が失敗した事によって生まれる副産物「魔導生物」が誕生しても、一般人への被害を考慮せずにそれを放置してしまう。その結果としてイズニアには魔導生物がそこら中にうろうろしており、「ブレイドライツ騎士団」はそれの対応によく追われている。魔導生物は特殊な個体で無ければ一般人でも対処できるくらいの非力な存在ではあるが、原材料由来の粘液によってべたつくため、エレノア自身はそれの存在に対して快くは思ってないようだ。
エレノアは普段の魔法の研鑽とは別に、マギス高潔会に属することで達成したい目標がある様子である。曰く「世界を逆転させる」というものらしいが…?
カード
第11弾カードパック『次元歪曲』ではカードとして登場した。第21弾カードパック『リナセント・クロニクル』ではリメイク版も登場した他、関連カードとなる天外の片鱗やマギスの魔導師も登場している。
天外の華・エレノア
「我こそは天外の華!」
種類 | フォロワー |
---|---|
クラス | ウィッチ |
レアリティ | ゴールドレア |
コスト | 3 |
進化前 | 攻撃力:3 体力:3 |
能力 | ファンファーレ 手札の「スペルブースト された回数が3回未満のカード」1枚を、3回スペルブースト された状態にする。 |
進化後 | 攻撃力:5 体力:5 |
能力 | 進化時 美麗なる術式1枚を手札に加える。 |
CV | 内田真礼 |
収録セット | 次元歪曲 |
※ファンファーレ…手札からPPを支払って場に出たときに発動する能力。
※スペルブースト…スペル使用時やスペルブーストする能力使用時に強化される能力。
登場当時では珍しかった3コスト3/3のフォロワー。ファンファーレでスペルブーストを行い、進化時に美麗なる術式という専用のトークンを加える。進化時の美麗なる術式をプレイすれば更にその分スペルブーストが行える点もポイントの一つ。
既にスペルブーストされているカードに関しては効果が無いものの、最大で一気に3回スペルブーストを行えるという性能から、スペル系統のウィッチデッキにはよく使用された。
栄光の華・エレノア
「華は土産の地にて咲く!」
種類 | フォロワー |
---|---|
クラス | ウィッチ |
レアリティ | レジェンド |
コスト | 2 |
進化前 | 攻撃力:2 体力:2 |
能力 | ファンファーレ (これを含めず)自分の手札が5枚以上なら、美麗なる術式1枚を手札に加える。 |
ファンファーレ このスペルブースト が10回以上なら、このバトル中、自分のリーダーは「自分のフォロワーが攻撃するとき、スペルブースト を1回行う」を持つ。リーダーはこの能力を重複して持たない。 | |
進化後 | 攻撃力:4 体力:4 |
能力 | 進化時 自分の手札1枚を選択する。自分のリーダーは「次の次の自分のターン開始時、それと同名のカード1枚を手札に加え、この能力を失う」を持つ。 |
CV | 内田真礼 |
収録セット | リナセント・クロニクル |
『リナセント・クロニクル』にて再登場。レアリティはレジェンドへ昇格し、2コスト2/2のステータスになった。
美麗なる術式を加える能力は条件付きだがファンファーレに置き換わったため、リメイク前よりも格段に使いやすくなっている。一方で進化時能力は、遅効性の複製能力といったやや複雑なものへとなったが、手札にあるカードであれば何でも1枚コピーできるという唯一性からこちらも強力である。
もう一つのファンファーレ能力であるスペルブーストに関するリーダー付与能力は条件達成の難しさなどからおまけになりやすいが、それを考慮せずとも、美麗なる術式を加えるファンファーレと進化時の複製能力を目的としてデッキに採用される場合がある。
またこちらのエレノアは、期間限定ストーリー「ギルド復興編」の内容に合わせた「イラスト違いバージョン」のカードが存在する。リナセント・クロニクルにて低確率で入手出来るが、リーダースキン付きカードとは異なりリーダースキンは存在しない。
内容は夏祭りに合わせて浴衣姿となったエレノアのイラストであり、カードプレイ時の演出も通常版とは異なる仕様となっている。
関連イラスト
関連タグ
Shadowverse Shadowverseの登場人物一覧
ネタバレ
ギルド争乱編のイザベル編にて、エレノアの過去が明かされる。
実はエレノアの母は彼女を出産した際に、彼女の中に秘められた魔力の負担によって産んでまもなく死別しているという事と、エレノアが魔術師を目指す際に師事した父も、彼女がマギス高潔会へ入った際に自ら命を断ったという事がエレノア本人の口から語られる。彼女の父は、妻を愛するがあまりそのあとを追ってしまったのである。
エレノアの目的である「世界の逆転」とはすなわち、彼女と死別した両親へ実際に会うというこの世の理に逆らうものであり、これは愛する恋人を喪い死者蘇生という禁忌に踏み入ったイザベルと共通するテーマになっている。
イズニア国の事は興味ないとしつつも、黒幕であるメイシア・ラフォージが戦争を起こした際は、他のギルドの長や八人の主人公達と共に対抗し生存する。
期間限定ストーリー「ギルド復興編」では、戦争の後日談がセタス・ロウ、ニコラ・アデルと共に描かれている。上述した栄光の華・エレノアのイラスト違いバージョンはそちらのストーリーをイメージしたものとなっている。