リオード・ブラック
りおーどぶらっく
イズニア国に存在する五つのギルドの一つ「無暁」の長の男。神出鬼没の腕前を持つ暗殺者で、言葉数が少ない寡黙な口調で話す。
その活動内容から多くのギルド、特に正義のギルドと称される「ブレイドライツ騎士団」の構成員からは危険視されている。一方で自身もとある因縁からブレイドライツ騎士団を眼の敵としている。
また、かつては一人娘がいたが物語開始時点で死別している。
「輝ける雫とギルドの街」と称される国「イズニア」を構成するギルドの一つ。
イズニア国は王による君主政治ではなく、五つの「ギルド」によって均衡を保つという独特な体制を取っている。
リオードが首魁の「無暁」は街の者を殺害する暗殺者ギルドとして、他ギルドや一般人からは恐れられている。しかしそういった危険なギルドが存在する点もギルド間の均衡を保つためとして野放しの状態となってしまってる。
他ギルドや一般人から危険視されている無暁だが、実は裏の目的があり、リオードはそれの達成に向かって暗躍しているようだ。
第11弾カードパック『次元歪曲』ではカードとして登場した。第21弾カードパック『リナセント・クロニクル』ではリメイク版も登場した他、関連カードとなる無暁の残党や隠伏の記憶も登場している。
月の刃・リオード
「偽りを切り裂く」
種類 | フォロワー |
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クラス | ロイヤル |
タイプ | 指揮官 |
レアリティ | ゴールドレア |
コスト | 2 |
進化前 | 攻撃力:1 体力:3 |
能力 | 潜伏 |
進化後 | 攻撃力:3 体力:5 |
能力 | 潜伏 |
進化時 隠伏天誅1枚を手札に加える。 | |
CV | 石塚運昇 |
収録セット | 次元歪曲 |
※潜伏…自身が攻撃するまで相手カードの能力や攻撃の選択対象にならなくなる能力。
2コスト1/3の潜伏を持つフォロワー。進化前はそれだけだが、進化時には隠伏天誅という専用のトークンを加える。
隠伏天誅は0コストなのでいつでも使えるうえに、アサシンという指揮官フォロワーに潜伏を持たせられるフォロワーを加えるため、攻撃して潜伏が解除されたリオードを再度潜伏させる事が可能。そのようにしてリオードでじわじわと相手リーダーの体力を詰める事が出来た他、リオード以外の指揮官フォロワーに使用する事も当然出来るため、その場に応じた柔軟な使い方が出来る事が強力とされ、様々なロイヤルデッキにて使用された。
月光の執行者・リオード
「偽りが沈み、真実が昇る」
種類 | フォロワー |
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クラス | ロイヤル |
タイプ | 指揮官 |
レアリティ | レジェンド |
コスト | 3 |
進化前 | 攻撃力:1 体力:4 |
能力 | 潜伏 |
自分のターン開始時、相手のリーダーと相手のフォロワーすべてに1ダメージ。 | |
ファンファーレ このバトル中に破壊された自分のフォロワーが10体以上なら、進化する。 | |
進化後 | 攻撃力:3 体力:6 |
能力 | 潜伏 |
自分のターン開始時、相手のリーダーと相手のフォロワーすべてに3ダメージ。 | |
CV | 石塚運昇 |
収録セット | リナセント・クロニクル |
※ファンファーレ…手札からPPを支払って場に出たときに発動する能力。
『リナセント・クロニクル』にて再登場。レアリティはレジェンドへ昇格し、3コスト1/4のステータスになった。
潜伏能力は据え置きで、隠伏天誅を加える能力がオミットされた代わりに、自ターン開始時に相手リーダーと相手フォロワー全体にダメージを与える能力になった。進化前は1ダメージだが、進化後は3ダメージになるうえに、条件を達成するとファンファーレで自動的に進化するため、なるべく進化後の3ダメージを狙いたい所。
尚、潜伏の気付きにくい仕様として、潜伏状態が解除される条件は「ダメージを与えた場合」となっているが、これは攻撃によるダメージの他にも能力によるダメージを与えた際も当てはまっている。つまり、こちらのリオードがターン開始時に全体ダメージを与えるとそれによって潜伏が解除されてしまうため、延々と潜伏させてダメージを与え続ける、という事は出来ない点に注意。
リオードの担当声優である石塚運昇は2018年8月13日に死去。この時期はギルド争乱編のストーリーが更新されていた時期であるため、リオード役は氏の声優キャリア最終盤の一役に数えられる。
氏が亡くなってから久しい、2021年6月29日にリリースされた『リナセント・クロニクル』に収録されている上記の月光の執行者・リオードは、事前に声を収録済みだったのか役の変更等をされる事はなく、氏によるCVが続投された。
主にギルド争乱編のエリカ編にて登場するリオードだが、そこでイズニア国に隠された真実をエリカへ明かす。
国を治めるギルドの一つ「ブレイドライツ騎士団」は元々無暁と一つのギルドであり、表立って国を治める「太陽の部隊」、国の裏側で暗殺などの武力によって悪を滅する「月の部隊」がそれぞれブレイドライツ騎士団・無暁へと分かたれたという。
そのような事になってしまった原因は、『管理者』ネルヴァによって仕組まれた太陽・月の部隊同士の対立。『管理者』の傀儡と化した太陽の部隊から用済み扱いとなった月の部隊は、その立場を剥奪され国から追われる者へとなってしまう。
その状況でリオードは泥を啜るかのような過酷な日々を送っていたが、そのような中で一人娘の存在はリオードの心を月で照らす光となっており、彼は彼女の父である時だけが満たされていたようだ。
しかし、その娘もブレイドライツ騎士団の手によって殺害されてしまう。だがリオードは娘の死に際し眉一つ動かすこともなく、生前の彼女に感謝の意のみを伝える。
それ以降、彼はブレイドライツ騎士団への復讐者へとなったのである。
イズニア国に潜む真実に気づいている数少ない人物として、黒幕であるメイシア・ラフォージが引き起こした戦争を止めるために暗躍したが、最終的には彼女によって殺害された。