概要
2023年1月に公開され、物語は前作「霹靂戰冥曲」に続く。「霹靂布袋戲」シリーズの主人公である素還真が化身も含め、一切登場していない。
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解説
本作の舞台は、北武林に展開された「譜命寰界」が中心となる。寰界に吸い込まれた談無慾たちが、内部の住人達と関わっていく物語である。寰界の中では、30年もの年月が流れ、独自の世界観が発展された。「霹靂布袋戲」シリーズのほかの作品を飛ばして、本作から視聴を始めることもできる。
前作まで毎週2章のペースで発行されてきたが、霹靂社の運営方針により、本作から毎週1章のペースで発行することに変更された。
オープニングテーマの「烽火餘生」は、蔡佳瑩がボーカルを担当する。蔡佳瑩女史は2014年に、「霹靂俠影之轟霆劍海錄」第2オープニングテーマ「天下獨行」のボーカルも担当した経歴があり、霹靂シリーズのオープニングテーマを歌ったのは9年ぶりである。
声の出演
賴政君:ナレーション
蔡易軒:談無慾、雲忘然、雲上闋、その他大半の登場人物
呆之音:胤日鶙、亭翦悅、伽樓尋紘、その他
賴紘源:宇文經武、その他
主な登場人物
月才子と呼ばれる賢人。靖玄客の一人「輔星」であり、本作の主人公。
命君孤羅(めいくんこら)
六蝕玄曜の一人「天府座」。譜命寰界の支配者にして、本作の黒幕。
談無慾を破り、譜命寰界の発展を興じる。
雲忘然(うんぼうぜん)
紫雲劍庭の二公子にして、雲廣陵の養子。豪快な剣士。
靖玄島
(せいげんとう)
悪の組織「六蝕玄曜」に対抗する中原正道の組織。
上位者は「靖玄客」、それ以外の構成員は「靖玄者」と呼ばれる。
寰界の展開により、人員の一部とその関係者たちが譜命寰界に吸い込まれた。
長恨無疆(ちょうこんむきょう)
猂族の覇者にして、談無慾の護衛役兼ライバル。
談無慾と共に譜命寰界に吸い込まれ、長年の間に紫雲劍庭の教頭を務めた。
伽樓尋紘(がろうじんこう)
靖玄者の女性。神道師の恋人で、共に譜命寰界に吸い込まれた。
昔は命君孤羅と何らかの関係があったらしく……。
神道師(しんどうし)
道具の解体・製作に長じる道具師。伽樓尋紘の恋人。
恋人と共に譜命寰界に吸い込まれ、脱出方法を探る。
戲須臾(ぎしゅゆ)
神道師の従者である人造人間。神道師たちと共に譜命寰界に吸い込まれた。
道即墨(どうそくぼく)
靖玄者の一人である青年剣客。
伽樓尋紘たちを助けるため、外部から譜命寰界に突入する。
紫雲劍庭
(しうんけんてい)
譜命寰界の中で、独自に発展した剣士の組織。
武林の平和を乱す慾獸を倒すために、日々奮闘する。
雲廣陵(うんこうりょう)
紫雲劍庭の庭主。正義感が強い剣士で、慾獸たちと戦う。
雲上闋(うんじょうけつ)
紫雲劍庭の剣士。雲廣陵の長男。
孤高な性格で、実力を証明するために、慾獸たちと戦う。
俠盟天下
(きょうめいてんか)
譜命寰界の中で、独自に発展した正道の組織。
武林の連盟であり、譜命寰界の半分ぐらいを統轄する。
宇文經武(うぶんけいぶ)
俠盟天下の盟主。祀月聖教と敵対する。
宇文鴻心(うぶんこうしん)
俠盟天下の少主である琴使い。宇文經武の息子。
亭翦悅に恋心を抱いている。
亭翦悅(ていせんえつ)
明るい少女剣士。雲上闋の従妹。
明府指淵
(めいふしえん)
譜命寰界の中で、独自に発展した正道の組織。
北隍應(ほくこうおう)
明府指淵の主である術者。譜命寰界と慾獸の秘密を研究している。
亭子玦(ていしけつ)
亭翦悅の弟。他人の心の本音を探り、共感する特殊能力を持つ。
祀月聖教
(しげつせいきょう)
譜命寰界の中で、独自に発展した新興宗教。祀月教とも呼ばれる。
武林の平和を乱す慾獸を崇拝することから、外部から邪教として扱われる。
胤日鶙(いんじつてい)
祀月聖教の教統。慾獸を崇拝する思想を、世間に広める異端者。
映殊絡(えいしゅらく)
祀月聖教の聖女。雲廣陵と結ばれ、雲上闋を産んだ。
ある日を境に行方不明になるが……。
その他
獸戮祭世(じゅうりくさいせい)
譜命寰界に生息する慾獸の一体。高い戦闘能力を有する。
用語
寰界(かんかい)
悪の組織「六蝕玄曜」が、中原の各地に展開された複数の結界。寰界に包まれた地域は、外の世界と隔絶され、寰界と外の行き来は困難である。複数いる寰界のうち、北武林に展開された「譜命寰界」が本作の舞台となる。
譜命寰界(ふめいかんかい)
北武林を中心に展開された寰界。支配者は命君孤羅。
寰界内部における時間の流れは、外部より数倍早い。外部では数か月経過したことに対し、寰界内部では30年もの年月が流れた。そのため、独自の世界観が発展することに至った。内部では謎の生物・慾獸が発生して、武林の平和を乱している。
慾獸(よくじゅう)
譜命寰界の中に生息する謎の生物。譜命寰界が展開され、内部で数年が経過した頃に、突如発生し始めた。人型だが、外見は異形でおぞましい姿をしている。人間を見つけ次第、襲いかかる危険な存在であるため、正道の組織が討伐する対象となった。
人語が話せる個体も出現しており、人間と意思疎通ができるかは不明。その正体は……。
関連タグ
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関連リンク
- 公式紹介ページ「霹靂玄蒙紀」※中国語
- 公式イベントページ「霹靂玄蒙紀」※中国語