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概要編集

2022年8月に公開され、物語は前作「霹靂兵烽決之玄象裂變」に続く。「霹靂布袋戲」シリーズの主人公である素還真が化身も含め、一切登場していない。


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解説編集

本作の舞台は、苦境の冥界と中原を中心に動く。目覚めた混沌諸王たちが、冥界と中原に戦争を引き起こす。混沌諸王の関係者たちが戦う話が描かれる。実質は前々作「霹靂戰魔策」の続編で、前々作も併せて視聴すると、より理解しやすい。


第31章から、字幕が白い楷書体(標楷體とも。繁体字中国語のフォントの一種)に変更された。楷書体の字幕が本編で使われるのは、「霹靂經武紀之梟皇論戰」以来であり、当時は黄色い楷書体が使われた。字幕の変更は12年ぶりである。


声の出演編集

黃滙峰:ナレーション、天魔、星野殘紅、太一龍鑫、その他

蔡易軒:末世之豔、段驚秋、秦假仙奈落之夜宵、その他

呆之音:冥河之母、明妄、煙初冷、その他

賴紘源:澹台軛、更夢蝶、宿海隕座、その他


あらすじ編集

悪の組織「六蝕玄曜」の陰謀により、中原各地に六つの寰界が展開され、その支配下に置かれていく。その陰謀を防ぐべく、魔界の主・天魔が動きだす。膨大な力をもって、一つ目の寰界の拡散を防げたが、反動により混沌諸王たちを呼び覚ましてしまう。


魔界と花凋族の戦いが終え、戦後の調査に、冥河流域へ向かった白無垢星野殘紅。その最中に、冥河流域に寰界が展開され、二人は寰界に閉じ込められてしまう。流域に住む金樹族と協力し、謎の勢力・叛魔族およびその黒幕・冥河之母と交戦を繰り広げていく。


冥河流域の寰界を解除するため、魔界は散らばった「混沌五元」の収集に奔走する。その一方、崑崙靈族、窮奇族、花凋族、そして金樹族。目覚めた混沌諸王たちは、それぞれの思いを抱え、各地で新たな戦いが始まる。


主な登場人物編集

魔界編集

魔族たちが生息する世界。本作における味方勢力。


天魔

魔界の主。混沌諸王の一人。

寰界の拡散を防いだ反動により、混沌諸王たちを呼び覚ましてしまう。


白無垢

魔界の軍師。調査のため、冥河に潜入する。


星野殘紅(せいやざんこう)

苦境魔界一の刀客。白無垢と共に冥河に潜入。


傲神州

苦境魔界一の剣客。紀忘憂の行方を巡って、崑崙靈族とたびたび衝突を起こしてしまう。


紙面閻羅(しめんえんら)

魔界の裁判組織・非法庭の主。魔界の政務に奔走する苦労人。


半天焱(はんてんえん)、浪傾雲(ろうけいうん)

天魔錄の火魔と槍魔。魔界の武将たち。

天魔のために奮戦する一方、新世代の魔族たちの育成にも力を注ぐ。


業火燎原(ごうかりょうげん)

魔界の少年武将。中盤から登場。

半天焱の指導を受け、武芸の鍛錬に励む。


琴魔(きんま)

魔界一の琴の名手。故人。

後半では無量琴を媒体に、英霊として登場する。


崑崙靈族編集

(こんろんれいぞく)

神獣の魂を操る一族。さらに細かく「曰靈、若靈、稽靈、古靈」の四種類に分類される。長きにわたり、窮奇族と敵対関係にある。


段驚秋(だんきょうしゅう)

崑崙靈族の護界師。稽靈族の出身。

窮奇族に同盟を持ちかけ、共に魔界に敵意を示す。


尉和闐(いかてん)

若靈族の代表者。段驚秋と行動を共にする。

次第に暴走していく段驚秋を抑えられなくなるが……。


第五言福(だいごげんふく)

曰靈族の少年。段驚秋の理解者だが、言動と振る舞いの悪さからよく火種を招く。

音波と言霊を駆使して戦う。


紀忘憂

古靈族の賢人。序盤で十惡崇黓に殺されるが……。


窮奇族編集

(きゅうきぞく)

魔獣の窮奇を操る邪悪な一族。崑崙靈族と敵対する。


十惡崇黓(じゅうあくすうよく)

窮奇族の首領。六蝕玄曜の一人「天機」。

混沌諸王たちが目覚めた隙に、武林に混乱をもたらす。


明妄(めいもう)

窮奇族のおしゃべりな少年武将。十惡崇黓たちと義兄弟の契りを交わしている。

武器は二丁拳銃。


祿算夫人(ろくさんふじん)

武林で魔界と中原に不利な噂を流す、占い師の女性。

その正体は窮奇族の者であり、混乱を招くため、武林に潜伏した。


噬玄祖(しげんそ)

窮奇族の祖獣。混沌諸王の一人。

中盤から十惡崇黓の兄・祇首魈嶢の死体を使って活動するが……。


祇首魈嶢(ぎしゅしょうぎょう)

十惡崇黓の双子の兄。故人。

霹靂戰魔策」で戦死したが、死体は腐らず、たまに動く様子も確認されるが……。


金樹族編集

(きんじゅぞく)

冥河流域に生息する一族。生まれつき強大な防御力を誇る。

白無垢の出身地で、花凋族と深い関係を持つ。


瑟八紘(しつはっこう)

金樹族の宗王。混沌諸王の一人。

冥河流域に訪れた白無垢たちを快く受け入れた。


叛天九(はんてんきゅう)

叛魔族一の刀使い。正体は金樹族の王族で、瑟八紘の弟である。

冥河之母の計略に嵌り、叛魔族に改造された。


孤刈(こがい)

金樹族の武将。一族を背き、冥河之母に臣従する。

叛魔族の一員に改造された。


洛江輔(らくこうほ)

金樹族の武将。

冥河之母によって叛魔族に改造され、罪海之葵に囚われている。


花凋族編集

(かちょうぞく)

冥界に生息する妖族の一種。金樹族と深い関係を持つ。


末世之豔

花凋族の花王。混沌諸王の一人。

天魔が放った技の反動により復活したが、冥河之母に脅され、臣従することになる。


鳳陛下(ほうへいか)

末世之豔の化身。冥河之母の下で活動する際は、女王のような姿で出現する。


蘭鑲玉筆

花凋族の長老。白無垢によって呼び覚まされる。


中原武林編集

秦假仙

中原一の情報屋。衣装が天魔のコスプレに着替えた。


澹台軛(たんだいやく)

「三錫公」の通り名を持つ、璧予川莊の荘主。

本作における中原の代表者だが……。


笑流霞(しょうりゅうか)

謎の情報商人。望遠鏡を手に、各勢力の戦いを観察。

冥河と何らかの関わりを持っているらしく……。


易主(いしゅ)

武林で有名な宿泊施設「世味客棧・劍門樓」の主。

サソリの模様が描かれた黒い仮面をかぶっているが、その正体は……。


狩星(しゅせい)

槍使いの少女。笑流霞の正体を突き止めるべく、彼に襲い掛かる。

正体は魔界に所属する槍魔の娘・浪守辰。


奈落之夜宵

傲峰十三巔に住む人造人間。

混沌五元の火元を巡って、戦いに巻き込まれる。


劍說俠喻(けんせつきょうゆ)

剛毅果断な青年剣士。中盤から登場。

混沌五元を集めるため、各地を奔走する。


太一龍鑫(たいいつりゅうきん)

劍門樓の真の主。中盤から登場。

混沌五元の空元の保有者。


冥河編集

(めいが)

苦境の冥界にある河川、およびその流域。

魔族の混血種・叛魔族(はんまぞく)の拠点であり、冥河之母に支配されている。


冥河之母(めいがのぼ)

冥河の支配者である謎の女性。末世之豔を母親ヅラで接する。

宇外群雄の一人で、本名は類神嫄(るいしんげん)。


鬼訣半面涅(きけつはんめんねつ)

冥河之母の息子とされる、叛魔族の武将。

マザコンであり、冥河之母のためにたびたび暴走する。


煙初冷(えんしょれい)

元は人族だが、叛魔族についた酔いどれの剣士。

霧爪綠殺のことを気にかけている。


霧爪綠殺(むそうりょくさつ)

元は人族だが、叛魔族についた女戦士。

冥河での戦いを経て、冥河之母から離反する思いが生じる。


武夷君(ぶいくん)

元は六蝕玄曜の一人・神荒子の部下だった武将。

神荒子の死後、冥河之母に臣従して、叛魔族に改造された。


その他編集

更夢蝶(こうむちょう)

行者の風貌をした謎の予言者。叛天九の運命について予言した。後半から登場。

その正体は、類神嫄と同じく宇外群雄の一人・天語(てんご)。


宿海殞座(しゅくかいいんざ)

類神嫄と同じく宇外群雄の一人。後半から登場。

覆面の男性で、すでに中原に潜伏している。その正体は……。


用語編集

混沌諸王(こんとんしょおう)

遥か昔、混沌な時代に降臨した、各種族の起源となる総称。「霹靂戰魔策」に登場した神物志と道拂衣札記が、それについて記載された。種族の分類は書物によって異なる。本作では天魔が放った力の反動により、一部の混沌諸王が目覚めた。


種族読み方象徴
天魔てんま無限
花凋末世之豔まっせのえん再生
金樹瑟八紘しつはっこう金剛不壊
不明虚空邪霊
祖玄翨そげんし一虚一実
窮奇噬玄祖しげんそ一虚一実
不明輪廻

寰界(かんかい)

悪の組織「六蝕玄曜」が前作終盤に発動した結界。空から六つの寰界が中原に降りかかり、中原の各地に展開された。寰界に包まれた地域は、外の世界と隔絶され、寰界と外の行き来は困難である。本作の序盤で天魔の力により、一つの寰界が破壊された。もう一つの寰界は冥河流域を中心に形成され、解除するには混沌五元が必要とされる。

各地の寰界は本来、六蝕玄曜の構成員に支配されている。だが冥河流域に展開した寰界は、支配者に当たる神荒子が前作で死亡したため、六蝕玄曜の支配から逃れた。


混沌五元(こんとんごげん)

寰界を解除するために、必要とされる五つの元素。風元・火元・水元・土元・空元の五種類である。所有者が分離した混沌五元を他人に分け与えて、戦闘力を向上させるなど、戦闘にも応用できる。天魔は寰界を破るべく、混沌五元を集める行動に出た。

物語開始時点で、天魔は土元を保有している。ほかの四つは各勢力が所有、または各地に散在している。


罪海之葵(ざいかいのき)

冥河之母が叛魔族を作るために、使用する施設。外見は巨大な樹木、またはイソギンチャクに似ている物体で、周りに複数の叛魔族が泡に包まれている。叛魔族は魔族の混血種だが、罪海之葵に介して、普通の人間でも叛魔族に改造できる。各種族の遺伝子を組み合わせて作ることと、体に叛魔族のかけらを埋め込んで改造する二種類の方法がある。

叛魔族は死亡するたび、罪海之葵の胞子により、さらに強くなって復活される。罪海之葵が存続する限り、叛魔族は不滅に等しい。中心部には、金樹族の武将・洛江輔が囚われている。叛魔族の大半は、洛江輔の遺伝子を元に作られたものである。


宇外群雄(うがいぐんゆう)

宇宙の外から、苦境に訪れた各勢力の総称。単語の初出は「霹靂靖玄錄下闋」。

苦境の生き物と共存するか、支配と侵略を図るか、目的は勢力によって異なる。本作では類神嫄天語宿海殞座の三人が苦境に浸透して、勢力を広めた。互いは協力関係ではなく、三者三様でそれぞれの目的に従って、各自で行動している。

本作以前に、「霹靂靖玄錄」シリーズに登場した鱗族、「霹靂兵烽決之玄象裂變」に登場した古域王朝も宇外群雄として知られる。


関連タグ編集

霹靂布袋戲 霹靂戰魔策


天魔(霹靂布袋戲) 白無垢(霹靂布袋戲)



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