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概要編集

2021年11月に公開され、物語は前作「霹靂兵烽決之碧血玄黃」に続く。

映画『素還真』の公開時期と重なる。本編では映画の設定と絡みながら、「霹靂布袋戲」シリーズの主人公である素還真がゲストとして、回想シーンに登場する。


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解説編集

本作の舞台は、苦境の魔界と中原を中心に動く。苦境魔界で、権力を巡った内戦の勃発から始まる。中原など外部の者たちが、魔界に関わっていく話が描かれる。


天魔をはじめ、「霹靂雷霆」「霹靂英雄榜之江湖血路」などの作品で活躍した、苦境魔界の魔族たちが十数年ぶりに再登場する。それ以外に、前作と「霹靂朝靈闕」時期に関わる内容やキャラクターが含まれるが、ほとんどが新たなストーリー。「霹靂布袋戲」シリーズのほかの作品を飛ばして、本作から視聴を始めることもできる。


声の出演編集

霹靂金光」から前作まで、「霹靂布袋戲」シリーズの登場人物とナレーションの声は、ほぼ全般が口白師の黃文擇が担当していた。黄文擇の引退により、本作の第7章以降、声の出演は黃滙峰蔡易軒の二人が引き継ぐことになる。


あらすじ編集

苦境の冥界には、魔・妖・邪の三大種族が群雄割拠している。魔族が治める魔界では、内戦が勃発した。孤炬燎原が率いる異端魔族が、魔族の再興と権力を巡って、現在の統治者・天魔に反旗を翻す。異端魔族と天魔が率いる天魔錄一派の戦いをきっかけに、苦境に戦いの火蓋が切られる。


魔界の内戦と再興につれ、各勢力が戦いに関わっていく。中原武林に住む人族、花凋謎境の妖族、そして邪能境の邪族。魔界との因縁や冥界での地位など、様々な思惑を抱え、魔界の戦争に加わる。


一方、武林を脅かす七大神秘の一つ・天物之澤が同時に現れる。魔界から危険人物とみなされた初代の天物之澤・命蕭疏が封印を解き、さらなる脅威をもたらす。天物之澤を研究する中原の賢人・紀忘憂と、異端魔族の裏に潜む策士・祇首魈嶢。魔界と各勢力の戦いが激化する中、敵対する二人は、権謀術数を巡らしていく……。


主な登場人物編集

天魔錄編集

(てんまろく)

物語開始時点で、苦境魔界の権力を握る魔族の一派。本作における味方勢力。

人間と平和に暮らす政策を講じ、中原の争いに干渉しない方針を取る。


天魔

魔界の主にして、天魔錄の筆頭。本作の主人公。

異端魔族に攻められ、政権が揺るがされる。


白無垢(はくむく)

苦境魔界一の智者。天魔錄一派の軍師。

魔界再興のため、策を練っていく。


星野殘紅(せいやざんこう)

苦境魔界一の刀客。

新たに「殘神刀法」を覚え、実力がさらに高まった。


傲神州

苦境魔界一の剣士。

武器・魔竅絕識のことから、「天物之澤」を巡った戦いに巻き込まれる。


半天焱(はんてんえん)

天魔錄の火魔。豪快な性格。

孤炬燎原により、僧侶から魔族に復帰する。


無亮先生(むりょうせんせい)

魔界無量殿の主。

異端魔族の拠点・魔剎に設置した魔砲の管理を任じられる。


陰無獨(いんむどく)

魔界の裏事情に詳しい天魔錄の女性。後半から登場。

「天物之澤」に関わる陰陽魚や、三生雪などについて情報を提供する。


中原武林編集

紀忘憂(きぼうゆう)

優雅で博識な賢人。

「天物之澤」について調べながら、各勢力と関わっていく。


命蕭疏(めいしょうそ)

初代「天物之澤」である冷酷な剣士。

封印が解かれ、魔界や「天物之澤」の関係者に斬りかかる。


劍說俠喻(けんせつきょうゆ)

剛毅果断な青年剣士。四代目「天物之澤」にして、西窗月の弟。

姉を守るために奮闘する。


元八荒(げんはっこう)

「能劍怪物」の異名を持つ天才剣士。故人。

魂が秦假仙に憑りつく。


賀樓瓊宇(がろうけいう)

凛々しい女剣士。剣術を極めるため、元八荒に執着している。


秦假仙

中原一の情報屋。

中原と魔界の間を斡旋する中、元八荒の魂に憑りつかれる。


西窗月

「女臥龍」の二つ名を持つ賢人。紀忘憂に助けられる。

弟が「天物之澤」であることから、命蕭疏らに狙われる。


兵災雪

元・暗劫八無暇の剣士。

花凋謎境で罪人として扱われ、囚われの身となる。


異端魔族編集

(いたんまぞく)

序盤の敵対勢力。

苦境魔界で、天魔錄一派に反旗を翻す勢力。魔族の異端者たち。

「強者こそ魔界の統治にふさわしい」という理念で戦い、天下統一で魔界を復興する野心を抱く。


孤炬燎原(こきょりょうげん)

異端魔族のリーダー。魔界の主導権を手に入れるため、天魔に殺しかかる。

その後降伏して、天魔錄の一員に加わった。


祇首魈嶢(ぎしゅしょうぎょう)

孤炬燎原の軍師。カラスを操り、術も使いこなせる。

裏で何かを計画しているようだが……。


紙面閻羅(しめんえんら)

魔界の裁判組織・非法庭の主。孤炬燎原の反乱に加担するふりをした。

白無垢の策に従って奔走する苦労人。


落花朝(らっかちょう)

中原にいる藏淵閣の支配者。自我を持つ魔力・魔能悉非に意識が乗っ取られる。

異端魔族に協力しながら、中原に侵攻する。


花凋謎境編集

(かちょうめいきょう)

天魔の亡き妻・聖母の出身地。魔族とは異なり、妖族の一種に属する。

妖族の構成員のうち、花凋族と金樹族に分類される。

かつての因縁から、天魔たち魔族を敵視している。


女焱師(じょえんし)

花凋族の司祭である魔女。

命蕭疏と義兄妹の関係から、命蕭疏に味方する。


蘭鑲玉筆(らんじょうぎょくひつ)

花凋族の長老。一族から「佐王相」と称される妖術使い。

部外者に対しては容赦なく、厳しい言葉で痛いところを突く。


火棘郎(かきょくろう)

血気盛んな花凋族の青年。友人・花裳無淚の恋に応援している。


花裳無淚(かしょうむるい)

花凋族の武将。火棘郎の友人で、女焱師に恋慕の情を抱く。


末世之豔(まっせのえん)

花凋族六代目の花王。後半から登場。

華麗を好む狂人で、生まれ変わって天魔の宿敵になる。


三生雪(さんしょうせつ)

守花三御の一人である女武者。後半から登場。

星野殘紅の亡き恋人・九千宵と何らかの関係があるようだが……。


聖女司(せいじょし)

聖母の分霊である花凋族の司祭。終盤に登場。

聖母としての記憶がなく、魔族を敵視している。


三教法宗編集

(さんきょうほうしゅう)

武林の裁判を執り行う機関。三教(仏教道教儒教)の法宗によって構成される。

前作から登場した仏門法宗の「滅度梵宇」に加え、新たに道門法宗・儒門法宗の代表者が登場する。


心巖殊臺(しんがんしゅだい)

滅度梵宇の主事。仏門法宗の代表者。

僧侶たちを守るために戦う。


水僧月浮漪(すいそうげつふい)

滅度梵宇の尼僧。異端魔族に襲われる時、紀忘憂に助けられる。


劍默言(けんもくげん)

佛劍分說の弟子である青年剣士。心巖殊臺と共闘する。


昭紫奇(しょうしき)

弓使いの女道士。道門法宗の代表者。

人間と魔族が共存できないと考え、魔族に敵意を持つ。


冷書鐵(れいしょてつ)

教鞭を武器とする老師。儒門法宗の代表者。


邪能境編集

(じゃのうきょう)

冥界にいる邪族たちが住む世界。邪族は術に長じ、魔族・妖族と種族が異なる。

天魔の再興につれ、魔界と開戦する。


滅六道(めつりくどう)

邪能境の元老である術使い。

霹靂兵燹」時期に登場した滅輪迴の師匠。


負局子(ふきょくし)

邪能境の元老。武曜流の毒舌な権力者で、武器は鎖。


汐九淵(せききゅうえん)

邪能境の偽の当主。一人称は「響」。

その背後には、何らかの勢力が隠されているようだが……。


その他編集

十惡崇黓(じゅうあくすうよく)

窮奇族の族魁である祇首魈嶢の弟。後半から登場。

祇首魈嶢の姿に扮して、正道と魔族たちを翻弄していく。


用語編集

天物之澤(てんぶつのたく)

靖玄島のリストに名を列する、七大神秘の一つ。

剣霊など兵器の霊が、自我と肉体を得て、完全な人間になった伝説の存在。過去から現在にかけて、命蕭疏や劍說俠喻など、四人が確認される。武林を脅かす七大神秘としては、具体的に初代の命蕭疏を指す。その理由は、命蕭疏が二代目と三代目の天物之澤を殺害し、激しい戦乱と殺戮をもたらしたためである。


人名読み方元となる兵器読み方代表の文字備考
初代命蕭疏めいしょうそ孤憤搏こふんはく七大神秘に列する危険人物
二代目鳳麟遊ほうりんゆう天地遊てんちゆう故人
三代目骷朽年こきゅうねん嶙峋地獄骨りんしゅんじごくこつ故人。武器が傲神州に渡る
四代目劍說俠喻けんせつきょうゆ劍閑一百月けんかんいちひゃくげつ

魔竅絕識(まきょうぜつしき)

傲神州が「霹靂朝靈闕」時期から使う魔剣。

本来の名は嶙峋地獄骨(りんしゅんじごくこつ)で、金魔王朝の最盛期にいた武将・骷朽年(こきゅうねん)の武器だった。骷朽年が命蕭疏に殺されたあと、最終的に傲神州の手に渡る。

三代目「天物之澤」とされ、剣の中には、命蕭疏に対する強烈な恨みが秘めている。


元妙歸淳(げんみょうきじゅん)

窮奇族の悪人とされる人物。かつては古靈族の滅亡に関わるなど、悪事の限りを尽くしたと噂される。邪能境にいたことがあり、邪術を操ることもできる。正体は紀忘憂と疑われるが、その真相は……。


鳳麟遊(ほうりんゆう)

二代目「天物之澤」である故人。

古靈族の族長で、一族から「聖澤」と称えられた剣士。本来は天地遊という剣から生まれ変わったため、誰かを斬りたい本能を隠し持つ。だが一族を守るため、本能を抑え続け、性格が少し病みつつある。最終的に命蕭疏の殺戮に遭い、古靈族が滅亡して、鳳麟遊も命を落とした。武器の天地遊は本作の開始時点で、紀忘憂の手に渡る。


古靈族(これいぞく)

聖なる一族。様々な動物がモチーフで、人型も存在するが、ほとんどの者が小さめの獣人である。平穏な生活を送ってきたが、命蕭疏と窮奇族に狙われたことで、激しい殺戮に遭う。事実上滅亡した。本作でその生き残りが確認される。


神物志(しんぶつし)

古靈族の蔵書。天物之澤の秘密や、混沌諸王などについて記される。それ以外に、映画『素還真』に登場した、劍尾麒麟と球尾麒麟の戦いも記載された。本を開くには、五方天鑑を使う必要がある。


五方天鑑(ごほうてんかん)

古靈族が守る宝物。神物志を開くために、必要とする鍵。恨みの気を浄化して、力に転換する効果を併せ持つ。映画『素還真』に登場した五方天鑑と同じものだが、造形のデザインが異なる。映画では劍尾麒麟を模した形に対し、本作では球尾麒麟を模した形である。

その理由は、古靈族の手元に渡り、年月が過ぎたためとされる。


兵戎之源(へいじゅうのげん)

天物之澤と相克する力。そのエネルギーは元八荒・紀忘憂・星野殘紅・西窗月の四人に降りかかった。元八荒を除き、ほかの三人は天物之澤と親族か親友の関係にある。兵戎之源を持つ者には、新たに兵戎之眼(へいじゅうのがん)が開眼される。

力の正体は、五方天鑑が浄化した恨みの気に転換した物である。


関連タグ編集

霹靂布袋戲


天魔 白無垢

傲神州 紀忘憂 末世之豔



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