「霹靂金光」とは、 霹靂布袋戲で素還真が登場するシリーズの第1作目である。
1988年6月開始で、全16集。
作品解説
概要
素還真を中心とするシリーズの第1作に当たる。ただし、前半は黑白郎君や藏鏡人、獨眼龍等、金光布袋戲にも出ている登場人物の話題が続き、第11集で素還真と歐陽世家の名前が作中に現れた辺りから、その後のシリーズにつながる話が本格的に始まる。
東瀛、黒暗天(黒暗道)等、のちのキーワードになる設定もところどころに出てくる。
主な登場人物
かつて混乱した武林に颯爽と現れ、瞬く間に武林を平定し、また姿を消した謎の書生。翠環山で弟子たちと暮らしている。
- 一線生
素還真の昔からの友人。お茶を煎れるのが得意。
- 秦假仙
赤鼻の情報屋。事あるごとに賭けを主催する。
- 黑白郎君
武林の伝説的英雄。中毒で瀕死の状態にある。
- 藏鏡人
著名な侠客の一人。黑白郎君を助ける。
- 紫霹靂
数奇な運命を背負った童子。
- 金太極
紫霹靂の父。武門の一派「霹靂門」の策略により行方不明になっている。
- 史菁菁
紫霹靂の母。
- 暗流君
奇幻海五海主の一人。紫霹靂を拾って弟子にする。
- 彎月
彎月飛刀の使い手。紫霹靂の姉弟子になる。
- 日之形
中土侵攻を狙って東瀛から渡って来た武士。暗流君から太陽剣を奪った因縁がある。
- 一屠勇
霹靂門の一員で「霹靂戦将」の異名を持つ。義理堅く情に篤い。
- 銀刀太妹
霹靂門の女刺客。獨眼龍を殺すよう命令されている。
- 鬼華它
霹靂門の情報係。所属員の監視も担う。
- 聞世、天琴、怪老子
中原の三老と呼ばれる三人組。武林内を歩き回り人々を助けている。
- 文帝、武尊、法王
武林の三賢主とされる執法者たち。関係各所に働きかけ、「三聖會」を結成する。
- 白骨靈車
骸骨が輿を引く、目的不明の存在。武林の七不思議を尋ねてくる。
- 望雲楼主
身分不明の貴婦人。多くの武術書を所蔵している。
- 花風雲
楽人を連れて歩く優雅な若者。腕は立つが女の敵。
- 黑色十字會之主
「黑色十字會」の頭目。金色の面で顔を隠している。
- 小洞十二道者
十二人の修行者。「黑色十字會」に次々暗殺される。
- 獨眼龍
金太極の義兄弟。「黑色十字會」により暗殺者に仕立て上げられる。
- 飛狼
狼面人身の赤ん坊。「黑色十字會」に命を狙われる。
- 劍藏玄
單鋒劍の使い手。飛狼の育て親になる。
関連タグ
関連リンク
- 公式サイト紹介ページ「霹靂金光」※中国語