西窗月
せいそうげつ
「醉折殘梅一兩枝,不妨桃李自逢時。向來冰雪凝嚴地,力斡春回竟是誰?」
称号:鷺泊雪庭(ろはくせつてい)
「霹靂布袋戲」シリーズの登場人物。
「霹靂天越」では墨殤傳サイドの主人公として活躍した。
「女臥龍」の二つ名を持つ、文武両道な賢人。
自分の出身と過去の悲劇を巡って、武林の戦いに巻き込まれる。
文武両道な女賢人。男装をした女性で、優れた才知と男に劣らぬ強さから、「女臥龍」の異名を持つ。静かな場所を好み、雪が降りしきる山奥で、鷺と共に隠居生活を送る。過去は学校「湯問夢澤(とうもんぼうたく)」で勉学したことがあり、占雲巾と並んで、優等生として名を轟かせた。
湯問夢澤ではそれ以外に、同期の琴狐や江南春信など、優れた人材を輩出している。琴狐と占雲巾合わせて、三人は「湯問三傑」と世間に称えられた。学生時代は女性らしい衣装をしており、占雲巾と恋人関係にある。しかし恋情は長く続かず、結果のないまま終わってしまった。
父は道教で若干有名な道士で、母は古墓族の司祭である。武器の鳴珂秀戟は、胎児だった頃と同時に、胎内に生まれた霊器である。それが影響で、母が難産してしまうが、古墓族の術で事なきを得る。
初登場は「霹靂靖玄錄下闋」だが、当時は声のみで、作品を通して姿を現さなかった。鱗族との戦いで死亡した占雲巾を助けるため、「梅魄轉生術」で占雲巾を一度復活させた。
正式に登場するのは「霹靂天越」から。幼少期に父が誕鬼妄筆の魔力に蝕まれ、両親もろとも命を落とした。両親の仇を取るべく、墨殤傳サイドの主人公として活躍し、仇敵である誅世之墨に挑む。
「霹靂朝靈闕」では、湯問夢澤の滅亡に巻き込まれ、出身の古墓族について解明していく。中原正道の人々と共に、迫りくる暗劫八無暇と交戦する。師匠である香六牙の死後、湯問夢澤の管理を託された。
- 公式人物資料(西窗月)※中国語