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ラタトスクの騎士

らたとすくのきし

『テイルズ オブ シンフォニア -ラタトスクの騎士-』とは、バンダイナムコゲームスのRPG『テイルズ オブ』シリーズの作品である。対応機種はWii。

概要

タイトルが長いので、基本的に「ラタトスクの騎士」「ラタトスク」「TOS-R」「TOSR」のような略称でのタグが多い。

固有ジャンル名は「響き合う心を信じるRPG」。

初の奥村テイルズで、『シンフォニア』の2年後を舞台とする続編。

一貫して「糾弾」がテーマとなっている異色作でもあり、"勇者が世界を救った"工程で生じた様々な弊害を、被害者や一般市民の視点で描いているのが特徴的。

2013年10月10日、『テイルズオブシンフォニア』10周年記念でPS3に対応した『シンフォニア』との同時移植版『ユニゾナントパック』が発売された。

ストーリー

ロイド・アーヴィングたちの活躍によって、世界はあるべき姿を取り戻し、新たな大樹が蘇った。

世界は平和を取り戻したかのように見えたが、世界が統合されたことによって起こった異常気象や、環境の変化。また、文明レベルの違いなどによる衝突・差別などが起こり、一部のシルヴァラント人は次第に世界統合を行った再生の神子・コレット・ブルーネルや彼女を取り巻くマーテル教会、テセアラ人を憎むようになる。

再生から2年後、一部の人間がシルヴァラント人を守るためのレジスタンス運動組織、「ヴァンガード」を立ち上げた。

そして「血の粛清」と呼ばれるヴァンガードとマーテル教会との衝突事件が起き、多くの人々が殺される。その事件によって両親を殺されたエミル・キャスタニエリヒター・アーベントマルタ・ルアルディテネブラエと出会い、そして首謀者とされているロイドの真意を知るべく、旅に出る。

登場キャラクター

新規加入したパーティーキャラとメインキャラのデザインはTOEの大晶霊等や他のテイルズオブ作品のサブ・モブキャラをデザインをしていた奥村大悟が担当している。

主要キャラ

CV:下野紘

本作の主人公。かなり臆病で、喧嘩や争いごとが苦手。しかし、精霊ラタトスクと契約を交わしたことにより、戦闘中はかなり好戦的になる。

戦闘スタイルは剣技中心。たまに蹴り技も交える。

CV:釘宮理恵

本作のヒロイン。額にラタトスク・コア (後述) を宿している。エミルに対して強気。ぺったんこ

右手に着けた「デュエルスピナー」と呼ばれる武器を駆使した格闘戦と、光属性or支援魔術で戦う。尚、本作では魔法を使うにはエルフの血を引いている必要があるが、マルタは純血の人間である。にもかかわらず魔法を使えるのは、ラタトスク・コアの力による。

中の人がツンデレで有名だが、ツンデレではない。むしろ、エミルとはバカップル。

CV:大塚芳忠

闇のセンチュリオン。魔物を操ることができ、老獪でお節介焼き。

CV:浜田賢二

ところどころでエミル達と接触する謎のメガネ戦士。

エミルに語った「勇気は夢を叶える魔法」という言葉は、その後も彼の支えとなる。基本的に他人に対して辛辣だが、エミルに対してだけはツンツンツンデレくらいの態度で接する。

右手に剣の「狂月」・左手に斧の「烙陽」を携え、二刀?流や魔術で戦う。

  • アクア

CV:本多陽子

水のセンチュリオン。いつもリヒターにつき従っている。

ヴァンガード

CV:金月真美

超のつくドS少女。冷酷で残忍。戦闘班のリーダーで、前リーダーのホーク (CV:岸祐二) を打ち負かしてその座を奪った。その可憐さからファンが多い。マルタとは犬猿の仲。

鞭と魔術で戦い、機械で魔物を操っている。その実力は、肩書に違わぬ強さ。

CV:陶山章央

通称「机」。通販マニア。アリスに異常なまでの恋心を抱いている。振り向かれることも無いギャグキャラだが、アリスのためなら手段を選ばない冷酷さも持つ。逆に言えば、アリスに関係無ければ意外と親切だったりもする。

大剣「暗黒邪神剣ゴールデンドーン」による剣技が戦力。秘奥義の「アリスちゃああああん!」のインパクトから、彼にもファンが居るとか居ないとか。

前作キャラ

前作『テイルズオブシンフォニア』のパーティキャラクターたちも全員出演し、ストーリーの進行とともに加入と離脱を繰り返す。

強いが、レベルが上がらないのはネック。しかも秘奥義カットインが無く、一部の秘奥義がスケールダウンしたという意見が多数ある。同時に、称号コスチュームチェンジ機能も廃止されている(PS3版でも上記の問題点は解消されないままである)。

用語

  • ラタトスク

魔物の王と呼ばれる精霊。現在は人間(マルタ)の中に封印されている。

そのため、封印されたラタトスクを守るための騎士「ラタトスクの騎士」が必要だった。

  • センチュリオン

本作での精霊の役割を担う。

センチュリオンは本来、魔物と縁(えにし)を結び、自らの配下とすることで世界の秩序を保つ役目を担っている。

また、それぞれのセンチュリオンはセンチュリオン・コアと呼ばれるものを持っており、契約を交わした人間に預けている場合もある。

火(イグニス)、水(アクア)、風(ウェントス)、地(ソルム)、闇(テネブラエ)、光(ルーメン)、氷(グラキエス)、雷(トニトルス)の8人がおり、それぞれの属性のラテン語が名前の由来になっている。

  • 血の粛清

パルマコスタで起きたヴァンガードとマーテル教会との衝突事件。

大量の虐殺が起き、エミルの両親もロイドに殺されたとされ、エミルはロイドを憎んでいる。

主題歌

「二人三脚」

作詞:misono/作曲:清水昭男/編曲:PLECTRUM/歌:misono(avex trax)

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