概要
御金賀アリスが幼少期に生み出したキャラクター。また、ルンルを始めとしたこのマスコットがモチーフの複数のキャラクターについてもここで解説する。
ルンルーン(マスコット)
丸っこい見た目に大きな耳が愛らしいネズミのマスコットで、アリスにとっては親友であり、いずれは祖父が生み出した世界的人気キャラ・キュティちゃんからKAWAII王座を奪取するための相棒。アリスが連れている少しくたびれたぬいぐるみの他にも、色々とグッズ化しているらしい。
ルンル
ぷにるを羨むアリスのことを思い、宝代が作成した人型ロボット。薄い緑色を基調とした中性的な容姿をしており、ルンルーンのネズミ耳の名残で天使のような輪っかが2つ頭に浮いている。元のマスコットと同じく目の周りに影のような模様(モニター)があり、青く光るジト目が映し出される。電池式。
急ごしらえの突貫作業で作られたもので、特別な機能や人工知能等は搭載されておらず、その実態はキュティランド社の市販玩具「おしゃべりキュティちゃん」を等身大ホビーロボットに改造したもの。なので基本的に口調や動き、セリフ等に合わせて一定の動作をするだけで自立歩行すらできず、移動する際は誰かに運搬されている。
当初は喜んでいたアリスも、周囲の反応からホビーであることに気がつくと「コレジャナイルンルーン」「ベツモノ」と拒絶し、その場に置き去ってしまった。以降は引き取り権利を巡る勝負の末、放課後は遊助の家に預けられることになる。
ぷにるは同じホビーの友達として愛着を抱いており、アリスと仲直りできるよう願っている。
第15話にてDXルンルーンが完成した際に廃棄されかかるが、紆余曲折を経てアリスから「”ルンルーン”じゃない新しい名前を付けること」を条件に廃棄は取り消され、ぷにるによってルンルの名前が当てられた。
第36話にて毎日24時間稼働させ続けた結果故障してしまい、みかねたぷにるが真戸博士の言葉からひらめきを得て自分の体の一部を注射した結果、再び動くことができるようになったうえに自我も発生し、自律行動ができるようになった。なお、発生した自我はぷにるとは対照的にかなり恥ずかしがり屋の性格。
ルンルーン(宝代)
「人間になったルンルーン(ルンル)」と過ごした夢のひと時のせいで拗れてしまったアリスの寂しさを埋めるために、責任を感じた宝代がルンルーンの着ぐるみを纏った姿。宝代の身長に合わせた結果、胴長の寸胴体型になっており、アリスに付き従って校内をうろつく姿は生徒たちをビビらせている。
アリスの監修という名の指導によって宝代が受け答えを調整しているため、メイドモードでもルンルーンの台詞が飛び出すなど本人にも若干の影響が出ている。
DXルンルーン
宝代が陰で製作させたハイテクルンルーン。最初に作られたルンルとは異なりオリジナルのルンルーンに近づけるべくデザインが一新されており、歩行機能に表情のバリエーション、搭載したAIによる応答パターンの豊富さなど、お友達ロボットとしては申し分のない出来栄え。
ただし答えられない受け答えについてはAI特有の「すみません、よく分かりません」といった断り方をする。
役回り
ぷにるに対応する立ち位置を伴って登場したキャラクターながら、他の登場人物たちに人格を認められている「ホビー」のぷにると何が違うのか、多くの人に好かれれば「本物」になれるのか、アリスにとって何が「友達」たりえるのか、ルンルーンに自我は宿り得るのか、自我を持ったホビーは他のホビーよりも価値があるのか……等々の視点について考察する読者も多く、一連の流れを「ルンルーン編」と位置付ける声も聞かれる。