CV:榎木淳弥
概要
コタローのクラスメイトでライム中学2年生の金髪ポニーテールの少年。コタローよりもよほど主人公っぽい凛々しい顔立ちと、人懐こい性格も合わさって「相当な遊び人」と噂されており、クラスメイトとはいえコタローも「チャラくてムカつく男」と良く思っていなかった。
先輩である雲母麻美とは仲が良く、「麻美ちゃん」「ユウスケちゃん」と呼び合っているため、二人の関係を危惧したコタローはぷにるを差し向けて遊助の気を引かせようとするのだが……。
名字の読みは“軟派”に由来してか「なんぱ」だが、一般的な読み方である「なんば」で覚えてしまっている読者も少なからずいるとのこと。
その実態はコロコロホビーが大好きな小学生メンタルの持ち主。主人公とスライムの相棒が共に戦うキッズアニメ『モンスーラ』が大好きで、ぷにるを連れているコタローを『モンスーラ』ファンだと勘違いして一方的に友達認定し、「コタローちゃん」と呼んでフランクに絡むようになる。登場人物の大半がぷにるを女の子扱いしている中で、“彼女”を「ホビーのスライム」として遊び倒す希少なキャラクターでもある。
ルンルーンを巡る騒動では引き取り手として名乗りを上げ、ライバルとなったぷにるを相手に数々の賭けゲームで圧勝したものの、間もなくコロコロの付録シールを全身に貼りつけたルンルーンを連れてきたため、結局は保護を兼ねて教室預かりとなった。以後もルンルーンのことは変わらず「相棒」と呼びながら独特の距離感で接しており、ホビー扱いは変わらないながらも外出に付き添ったり力作の塑像をあげたりしている。
中学には話の合う友人がおらず、放課後は小学生に混ざって本気で遊び回っているため、勝負事になると滅法強い。夏休みの間も遊ぶために児童館へ通い詰めていたため宿題は追い込み型だが、やればできるタイプなのか、ぷにるの協力で仕上げた自由研究はなかなかの出来栄え。
大抵は上機嫌な笑顔を浮かべているが、愛用の鉛筆をお尻側から削られた際には悲しみのあまりガチ泣きしている。
モンスーラ大会では(規模こそ不明だが)相棒の“カノプス”と共に準決勝まで勝ち上がる力を持っており、宿敵の少年・北風冷(キタカゼレイ)とは熱血ホビー漫画のような戦いを繰り広げているらしい。
後に登場したバットトリックの持ち主たっだショウちゃんは大人になってもホビー好きであるが、未だ彼女との関わりは無い。
登場人物の中でも精神年齢は低い方に見えるものの、気性が素直でさっぱりしていることもあって他者と諍いを起こすような場面も見られず、相手に刺々しい態度を取られてもあまり気にしないタイプ。相応に遠慮も無いため、周囲がボケ倒しはじめると自然とツッコミ役に回る。
アニメ化を報告する「番外編⑩」でなぜか描き下ろされてしまった女体化バージョンでは、カーディガンを腰巻きにしたギャルっぽい出で立ちとなっており、シュシュでまとめた後ろ髪をサイドから前に流していたり、胸元のリボンにはブローチ代わりにホビーのコンパクトを付けていたりと「ホビー大好き陽キャ女子中学生」の幻影で一部読者を撃ち抜いていった。