CV:中井和哉
概要
ライム中学の教師。アニメでは2話で初登場。かつては自立型スライム(ゲルロボット)を研究していたが、学会からは聞く耳を持たれずに追放された過去を持ち、裏で自身を追放した学会に復讐しようと企んでいるマッドサイエンティスト。
「博士」という名前のせいで「ハカセ」と呼ばれがちだが、本人はそれを「あだ名で呼ぶな」と嫌がっている。(ハカセ呼ばわりされて怒るところを見ると博士号が取れなかったのだろうか?)
なお追放された理由は会費を滞納していただけであり、要は一方的な逆恨みである。
研究自体は評価されていたが、とりあえず会費を払えと聞いてもらえなかった。
しかも何を言われようが絶対に会費を払おうとしない。
ぷにるを捕らえて切り刻んだり棒でつついたり高所から突き落とすなどのやばそうな実験をしていたが、学校の屋上から落とした際にコタローたちに発見、救出されてサンプルを失い研究が振出しに戻ってしまう。
意外にも教師としての職務は全うしており、研究時間が削られる事や子どもの相手をする事を不満に思いながらも赤点を取った生徒に対してはちゃんと追試を行なっている。
作中ではスルーされがちな「無機物に生命が宿る」という超常現象を解析しようとしている唯一の人物であるため、異常事態が発生した時には頼られることも多い。
その際に超常現象の理屈を大真面目に解説するが、話が長すぎて誰にも聞いてもらえないという流れが定着している。
アニメでは解説の途中で早送りされたあげく「尺考えろよ」とメタなツッコミを食らった。
(オーディオコメンタリーによると編集ではなく声優のセルフ早口らしい)
ルンルーンの修理を依頼された際、改めてぷにるの研究の必要性を主張。
それに理解を示した雲母麻美が協力者となり、以降は助手のような立場で研究を手伝っている。
研究を重ねた結果、人工スライム生命体の「ジュレ」を完成させたが、AIが未成熟すぎるため教育者として厳しく躾けている。
実は妻帯者であり、弁当箱を出し忘れただけで怒られたと愚痴をこぼす一方、妻の誕生日や結婚記念日は覚えているという愛妻家の一面も持っており、コタローからは「アンタの人間性めちゃくちゃだよ!」とツッコまれていた。
5巻の描き下ろしでは妻との馴れ初めが描かれた。
結婚相手は中学時代の図書委員だった「黄白ロミ」という女性で、当時から交換ノートでやり取りしていたと自慢気に語る博士だが、妻から言わせれば忘れ物のチェックリストに過ぎなかったらしい。
この時に雲母麻美よりは年上とされる息子も登場。
68話で本編に息子が登場し、名前がは鷲人(わしひと)と判明。
便利な道具をレンタルしているがでたらめ言うのが趣味で、惚れっぽい(周囲からは信じてもらえず、鷲人からも父さんの言うことは信じるなと言われてしまう)。
余談
フィクションの科学者は異端な説や危険な研究を理由に学会を追放されることが多いが、現実では会費の未払いによる自然退会が多いらしく、真戸博士の退会理由はかなり現実に即したものと言える。