「キャスト」には、現実空間を改変する力がある。
セガは「キャスト」を洗脳、利用することで、世界を都合よく書き換えていた。
(公式サイトより)
概要
エラーゲームリセットに登場するキャラクターで、ゲームに自我を与えた存在。
平たく言うとゲームの擬人化であり、ゲームの主人公の擬人化ではない。
生まれた当時の状態であるアノードと何らかの要因で変異したカソードという二つの形態がある。
キャストは生みの親の企業の為に働き、企業はキャストやその形態に合った役割を与えている。(キャストによっては余計な事をする場合もある)
自我の暴走や存在理由の崩壊などの心境的な変化によって、キャストはアノードからカソードに変わる。(意図してカソード化させたものもあれば偶発的にカソード化したケースも)
カソードになったキャストは世界を書き換える力を持つようになり、その書き換えの内容はキャストごとに違う。
公式サイトではカソードを闇堕ちと表現している。
エラーゲームリセットの世界では様々な企業が各々のゲーム作品を元にしたキャストを生み出し、カソードになったキャストの力で世界を都合の良いように書き換えている。
それによって企業同士の蹴落とし合いが激化して最早戦争となっており、勢力が落ちた企業の世界に複数の企業がカソードキャストを使って攻め込む事もある。
キャストの誕生からカソードへの変異までの経緯が描かれたアニメ「『404 GAME RE:SET』-ARCHIVE FILE」が公式サイトの資料ページなどで公開されている。
キャスト一覧
セガ
セガがあらゆる分野に精通している世界。
リボンやXらレジスタンスが主に敵対している。
アフターバーナー
「ボクはみんなを守りたかった/ボクは作るんだ、誰もが武器を持てる世界を」
アノードの頃からあった正義感が強くて仲間想いな性格がカソード化によって尖って守られてるだけの存在を許せなくなり、誰もが戦う力を持つことが出来る世界を望むようになった。
カソードによる世界の改変は「セガのAIが軍事シュミレーターに採用」、これを足掛かりにセガは軍事産業に参入し、ゲーム感覚で操作出来る戦闘機を開発した。
「『404 GAME RE:SET』-ARCHIVE FILE」にも登場
バーチャコップ
「私はセガの犬/アタシが全部、支配する」
「『404 GAME RE:SET』-ARCHIVE FILE」にも登場
バーチャファイター
「信じるのは努力/必要なのは才能だけ」
アノードは一人称が「オレ」で「~ッス」が口癖の努力家、カソードは一人称が「アタシ」で才能に執着しており、努力と言う言葉に拒否反応を示す。どちらの状態でも先人へのリスペクトを忘れない。
カソードでは武術の師範をしていたが、破門を繰り返したり受講者を潰し続けたりしていた。
先人たちのような才能を追い求め、かつての自分の象徴たる努力を否定する。
カソードによる世界の改変は「バーチャファイターを基にした武術の誕生」
「『404 GAME RE:SET』-ARCHIVE FILE」にも登場
アウトラン
「だって私には価値があるから/だってワタクシはすべてを持っているから」
アノードの自分の価値を信じ続ける性格がカソードだと振り切り過ぎて傲慢と化しており、キャストの中でも一際世間知らずな庶民嫌いとなっている。
誰よりも速く、誰よりも強く、そして誰よりも自由に走り続ける事で、己の価値を示し続ける。
カソードによる世界の改変は「自由を尊重した道路交通規定の見送り」これによって交通事故が多発するようになり、前日譚のプレイヤーは絶命し、本編のプレイヤーも一度目の肉体的な死を迎えた。
ファンタジーソーン
「わたしを肯定するのはお金だけ/わたしを満たすのはお金じゃない」
アノードはお金を欲しがりカソードは武器を欲しがる。
カソードでは武器を買う仕事を務めるようになったが、良い武器を買い集める為に軍事費を全部使い切ってしまって別の部門のお金にまで手を出してしまい、セガや他の所のキャストから大目玉を食らう羽目に。
カソードによる世界の改変は「セガが軍事費を一般人より徴収する世界」
ダイナマイト刑事
「/」
セガサーバーのクラッキング事件真っ只中で誕生し、その直後に事件を解決しに飛び出し、無傷で解決はしたがサーバーはぶっ壊れてものすごい被害総額をもたらした。(生まれた直後に飛び出したものだから開発した研究所も大騒ぎ)
その翌日の警報にも飛び出し、隔離防壁に閉じ込められたキャストを救助する為に壁をぶち破って脱出させたが、その時にも甚大な被害をもたらした(救助されたキャストは負傷し、その時の事がトラウマになった)
本人がトラブルを起こすというより本人がトラブルを呼び寄せているという方が近いが、本人だけは必ず無傷で生還し、周りが割を食っているのが最大の特徴。
アノードの時点でうん千万もの損失と損害をもたらしており、生み出したセガでさえ手に負えないレベルの災厄と化している。
バンダイナムコエンターテイメント
面白至上主義を掲げる世界。ナンバーワンコメディアンが首領となる。
ゼビウス
「/我に従ってさえいればすべて丸く収めてやると言うのに……」
カソードでは「ガンプ」と呼ばれるゼビ語を叩きこむ為の思想矯正施設の管理者を務めており、ゼビ語を宇宙一素晴らしい言語と信じて疑わない。
カソードによる世界の改変は「ゼビ語の世界共通言語化」。
ディグダグ
「さ、何をして遊ぼう/」
アノードはイタズラ好きで活発的な性格だったがカソードでは内向的な性格になっている。
アノードでの仕事は情報収集。各企業のデータサーバーを掘って面白そうなデータを発掘していたが、ある時「言われた通りの仕事じゃつまらないから」とイタズラをするようになった。
隠されたデータを発掘する任務と本人のイタズラ好きが相まってアノードでありながら多大な影響を与えるようになった。
マッピー
「え、笑いの方向性が古い……?そんなバカな…/」
アノードは警察、カソードは怪盗のような恰好をしている。
タイトー
伝統を重んじる世界。
アルカノイド
「美しいものは壊したくなってしまう/」
アノードではファイアウォールを破壊する仕事をしていた。カソードでは電脳世界だけじゃなく現実世界も壊したがるようになっていた。
奇々怪界
「妖怪だけじゃない、あらゆるものからみんなを守りたい/」
アノードは狸耳が生えた巫女、カソードは人に化けた妖狐みたいな容姿となっている。
アノードの頃の仕事はインターネットでの妖怪退治。ネット上の妖怪に関する記述を消すという仕事をしていた。
ダライアス
「/どうせあなたも……おさかな大好きじゃないんでしょ?」
全ての人間におさかなを好きになって欲しくて布教を続けるキャスト。
カソードではリラクゼーション用の映像を流す仕事(+タイトーに忠実になるよう囁く催眠音声の仕事)をしている。アノードの頃からやっているおさかな布教を続けてはいるが、発案を却下され続けてきたためか少々投げやり気味。
義体によって現実世界に引っ張り出された時は、まず最初に布教活動の一環としておさかなを空から降らせた。しかしそれもタイトーに止められた為、布教活動も「おさかなが大好きになる」と囁く催眠音声の仕事ついでのものに。(しかし効果は絶大だった)