「キャスト」には、現実空間を改変する力がある。
セガは「キャスト」を洗脳、利用することで、世界を都合よく書き換えていた。
(公式サイトより)
概要
エラーゲームリセットに登場するキャラクターで、ゲームに自我を与えた存在。
平たく言えば女の子っぽい見た目を持ったAIであり、思考が硬くどこか欠落してて歪になっており、行動や発想が極端になりやすくて暴走しがちな不安定な精神をしている。
生まれた当時の状態であるアノードと何らかの要因で変異したカソードという二つの形態がある。
キャストは生みの親の企業の為に働き、企業はキャストやその形態に合った役割を与えている。(キャストによっては余計な事をする場合もある)
自我の暴走や存在理由の崩壊など、強いストレスと心境的な変化が重なることによって、キャストはアノードからカソードに変わる。(その原因は意図的なものだったり偶発的なものだったりする)
カソードになったキャストは世界を書き換える力を持つようになり、その書き換えの内容はキャストごとに違う。
現実空間にて活動するための義体を与えられるのも大体カソードであり、設定的には戦闘を主にするのもカソードであることが多いようだ。(ゲーム的には特に影響はない)
また、与えられた役割や性質によってはアノードの状態でも影響を与えるキャストも存在する。
公式サイトではカソードを闇堕ちと表現している。
ただしアノードからどう変化したかはキャストによって個人差があり、外見や言動の変化具合も様々。
その内面も、やさぐれてしまったキャスト、本格的に精神を病んでしまっているキャスト、活動方針や性格が一変したキャスト、アノードからほぼ変化のないキャストまで様々である。
キャストシナリオを見る事によって、カソードに変わった経緯など各々のキャストの過去を知る事が出来る。
なお、これらの性質上、シナリオ後半は大体曇らされたり暴走したりしている事が多い。大半のキャストに病み顔差分がある。
カソードには通常の状態と、全身が黒いカラーリングになり瞳も赤く染まった状態の2つがある。カソードのキャストに更に精神的な負荷がかさむと後者の黒塗り状態になるようで、主にストーリーや各クエストで敵として登場する。この黒塗り状態では通常のカソードと比べても半ば暴走しているような言動となっている。また、ボスとして登場する際には巨大な戦闘兵器に搭乗してくる。
エラーゲームリセットの世界では様々な企業が各々のゲーム作品を元にしたキャストを生み出し、カソードになったキャストの力で世界を都合の良いように書き換えている。
それによって企業同士の蹴落とし合いが激化して最早戦争となっており、勢力が落ちた企業の世界に複数の企業がカソードキャストを使って攻め込む事もある。
なお世界侵攻に関してはトップシークレットであるようだ。
キャストの誕生からカソードへの変異までの経緯が描かれたアニメ「『404 GAME RE:SET』-ARCHIVE FILE」が公式サイトの資料ページなどで公開されている。
ゲームそのものの擬人化ということを意識してか、デザインにはそのゲームに存在する様々な要素が散りばめられている。
結果として登場キャラクターにはあまり似ていないデザインになっているキャストや、逆に特定のキャラクターやモチーフを明らかに意識したキャストもいる。
各キャストに共通して存在する子機のような物体も、原作に登場する何かをそのまま持ってきているものや、複数の要素がミックスされたオリジナルデザインのものなど様々。
因みに現時点では初期から登場したキャストを除き、基本的にピックアップガチャでないと入手出来ないため、機会を逃がすとしばらくの間お預けになってしまう。
キャスト一覧
セガ
セガがあらゆる分野に精通している世界。
リボンらレジスタンスが主に敵対している企業でもある。
アフターバーナー
「ボクはみんなを守りたかった/ボクは作るんだ、誰もが武器を持てる世界を」
正義感が強くて仲間想いなキャスト。容姿モチーフは戦闘機。若干ネズミ要素も混じってるように見える。
自己犠牲を厭わない性格や極端な行動に走りやすい気質からか、他のキャストから心配されやすい。
アノードでは少なくとも既に複数回レストアされており、現時点で何体目なのかは不明。
序盤で浄化されるためか各種シナリオにてアウトランと並んで主人公やリボンを補佐することが多い。それに伴ってか、取締役アリーナで集めるメダルを集めれば最高レアながら確実に入手可能。
カソードになる過程で性格が尖ってしまい、守られているだけの存在を許せなくなり、誰もが戦う力を持つことが出来る世界を望むようになった。
カソードによる世界の改変は「セガのAIが軍事シミュレーターに採用」、これを足掛かりにセガは軍事産業に参入し、ゲーム感覚で操作出来る戦闘機を開発した。
カソードでの仕事は兵器開発。高火力、安価、簡単操作の三拍子揃った戦闘機の制作を目指しており、メインストーリーを見る限りだと紆余曲折あったものの、どうにか形にはしたようだ。
仲間が倒されると狂ったように叫ぶ辺り、仲間を守れなかった自分すら許せないのかもしれない。
ボスとして登場する際は長大な翼と巨大な4門の機銃を持った機体に搭乗する。艦載機や機銃による激しい弾幕や、着弾地点にいると即死しかねないミサイル攻撃が特徴的。
「『404 GAME RE:SET』-ARCHIVE FILE」にも登場
参戦するにあたり、主役機であるF-14トムキャットのメーカーであるグラマンから許諾を得ている(ゲーム内の権利表記より)
バーチャコップ
「私はセガの犬/アタシが全部、支配する」
警察官のような姿をしたキャスト。当時のアーケードに設置されてたガンコンと同じ見た目の銃を扱っている。(アノードは1Pの青、カソードは2Pの赤。なおカソードはスキルでアノード同様の青い銃も使う)
サービス開始前から登場が予告されていたが初期実装組には含まれておらず、ストーリー第7章にてカソードが初登場。
元ネタ通りに犯罪を取り締まる役割を与えられている。
アノードでは、電脳空間をパトロールする心優しい善良的なキャスト。
しかし自身をセガの犬と評するほどセガに妄信的な思考をしている。……というのは初期の頃であり、正式実装された時には寧ろ「セガに懐疑的である」ということが語られている。
因みにアノード版が未実装だった頃、カソードのキャストシナリオで「アノードと同じ音声記録」と(最序盤だけとはいえ)思いっきりネタバレしてしまった。
カソードでは、特別高等警察の一員としてあらゆる犯罪を取り締まるために活動している。アノード時代でのトラウマから犯罪抑止の意識が過激化しており、強引な手段も厭わない。
ただ、アノード時代の優しさと正義感の強さはそのまま残っているようだ。尤も、優しさは歪な方向に歪むことになってしまったが……。
カソードによる世界の改変は「特別高等警察が組織され、言論や情報が著しく制限される世界」で、最終的に「見守りアプリ」なる監視用アプリを全国民の個人用端末に強制的にインストールする暴挙に至っている。
このようにアノードでは見慣れぬキャストに優しくしたら裏切られ、それによって仲間が倒れる惨事が起こった。
対してカソードでは僅かな不安要素も許せず、自身のやり方に疑問を持った者を犯罪者予備軍と称して逮捕する横暴さを見せた事を切っ掛けに、自らの存在意義たる正義を疑うようになった。
そして積もりに積もった感情が黒化を招き、その正義は暴走した。
ボスとして登場する際は子機を2機引き連れた戦闘機型の機体に搭乗。
子機は一定時間ごとに透明化と実体化を繰り返し、透明化中は「狙撃」特性を持った攻撃しか当てる事ができない。
また、開発課コロシアムで出現する「Cバーチャコップ++」はガンシューティング風の視点に強制変更&移動不可の状態にするという特殊な攻撃を持っている。この状態ではミサイルなど破壊可能な攻撃を次々と放ってくるので、こちらの攻撃で撃ち落として防ぐ必要がある。
必殺技は、3章アルカノイドと同様に最も攻撃力の高いキャストを狙う狙撃攻撃。
「『404 GAME RE:SET』-ARCHIVE FILE」にも登場
バーチャファイター
「信じるのは努力/必要なのは才能だけ」
背後霊のようにバーチャファイターのキャラクター(アノードがアキラ、カソードがラウ)を呼び出す事が出来るキャスト。
アノードは一人称が「オレ」で「~ッス」が口癖の努力家、カソードは一人称が「アタシ」で才能に執着しており、かつての自分の象徴ともいえる『努力』と言う言葉に拒否反応を示す。どちらの状態でも先人へのリスペクトを忘れない。
カソードでは武術の師範をしていたが、本人に教える才能が無かった為か破門を繰り返したり受講者を潰し続けたりしていた。
カソードによる世界の改変は「バーチャファイターを基にした武術の誕生」。一見他に比べたら影響は少ないように見えるが、イベントストーリーと照らし合わせると学びに来た人の一部が行方不明になったり、試合ならぬ死合い上等の世界になるなど非常に物騒なことになっている。
ボスとして登場する際はシャープな人型機体に搭乗。他のボスと違って頻繁に動き回ったりパンチなどの近接攻撃を行うのが特徴。弁髪型パーツを使った回避不能の薙ぎ払いと高火力の必殺技のラッシュが特に凶悪。
「『404 GAME RE:SET』-ARCHIVE FILE」にも登場
アウトラン
「だって私には価値があるから/だってワタクシはすべてを持っているから」
モチーフは実際のゲームの助手席に乗っている女性。スポーツカー=高級車ということもあってか、金持ちのお嬢様キャラ。
アノードの自分の価値を信じ続ける性格がカソードだと振り切り過ぎて傲慢になっており、己の価値や尺度でしか物事を計れないが故に他者を理解する事が出来ず、キャストの中でも一際世間知らずな庶民嫌いと化した。
カソードによる世界の改変は「自由を尊重した道路交通規定の見送り」これによって交通事故が多発するようになり、前日譚のプレイヤーは絶命し、本編のプレイヤーも一度目の肉体的な死を迎えた。
アノードの頃は他のキャストにレース勝負を挑んでは敗北しており、こういった経験が元で好き勝手に走れる世界を求めたのかもしれない。
ボスとして登場する際は巨大な2つの衝角を持った戦車か戦艦のような機体に搭乗する。艦載機による攻撃がメインだが、必殺技はイメージ通り(?)に盛大に轢き逃げする攻撃。
ファンタジーゾーン
「わたしを肯定するのはお金だけ/わたしを満たすのはお金じゃない」
アノードはお金を欲しがりカソードは武器を欲しがる。
カソードでは武器を買う仕事を務めるようになったが、良い武器を買い集める為に軍事費を全部使い切ってしまって別の部門のお金にまで手を出してしまい、セガや他の所のキャストから大目玉を食らう羽目に。特にアフターバーナー(カソード)は怒り心頭にしていた。
カソードによる世界の改変は「セガが軍事費を一般人より徴収する世界」
ある日「とある資産家が軍事費用の追加徴収によって増大した貧困層を支援し、その資産家を中心とした新たなコミュニティが形成されつつある」というニュースを目撃して暴走。
その資産家を爆撃したが、本人はその事を覚えていなかった。
そして資金徴収によって貧困層は増大、家に住めなくなった人が多くなった状況に、徴収した本人は「お金が無くなった事で大事なものに気付けた」と自己解釈。
しかし自分が本当に欲しかったもの、自分自身の大事なものを忘れたままだった。
獣王記
「ボクをいっぱい可愛がってね/ボクに従え従僕共」
元のゲームでは人から獣に変化していくためか、獣人姿のキャスト。
アノードは無垢な性格でカソードはかなりSっ気が強いように見えるが、総じてSっ気とMっ気が渾然一体となった性格をしている。
可愛らしい少女の姿を持てたことに喜んでおり、元ゲームのマッチョ要素を振られると嫌がる。
アノードでは他社も含めた上層部の接待や篭絡を役割としているが、本人がよくわかっていないままかなり際どい事をされており、記録を見た他キャスト達からはドン引きされている。
カソードによる世界の改変は「セガ製のペットロボットが大ブームになった世界」
そのペットロボットのAIを調教するのがカソードでの仕事だがその正体は…
アノードの方はガチャ産ではなく有償ジェム購入特典になっており、加入だけなら160ジェムから可能。一部ユーザーからは百六獣王記なんて呼ばれることも。
ゴールデンアックス
「私が守ってみせる/償ってもらうわ」
攻守共に優秀なキャストと生み出したセガが大絶賛しているキャストで、仲間が傷つく事を許せない。
アノードは目の前で仲間が傷つかないよう全力で守ろうとする善良な性格。仲間が傷つく事を許せない所が強まったカソードは復讐を全力で肯定する性格に変化した。
カソードによる世界の改変は「復讐が罪に問われない世界」そしてカソードでの仕事はセガに頼み込んで就任した「その復讐が正しいか否か」を判断する裁判官。
裁く側に立つことで誰も傷付ける事も傷付けられる事もない復讐の無い幸せな世界を目指すようになった。
イベント「宿命の炎と復讐の風」ではセガに強い復讐心を抱く餓狼伝説(カソード)に協力し、時には手当てをするなどの(セガやプレイヤー側からすれば利敵)行動を取っていた…のだが、ハグをして慰めるなど思い入れを感じさせる行動を取ったかと思えば、餓狼伝説の復讐心がSNKによって無理やり植え付けられたものであることが判明して本人からも復讐心が消えると、台詞も無くフェードアウトするという自由すぎる挙動をしている。
また他キャストのシナリオでも突然「大丈夫?復讐する?」などといったコメントを挟んでくることがある。
スペースハリアー
「ひとりじゃなにもできないのか、ですか?/痛くても つらくても わたしの家族になるためにぜんぶ我慢するのです」
同ゲームの主人公ハリアーの持つ超能力を引き継いでいるキャスト。
アノード時は命令されるのが好き…どころか命令されないと自分の意志ではほぼ動けない主体性のない性格で、電脳空間の駆けつけ警備員のような役割をしている。しかし新たに強力な防衛プログラムが配備されてからは次第に呼ばれなくなり…
カソード化してからは命令するのが好きで、命令されるのが嫌いになっている。現実空間でも超能力の行使が可能とわかり、設立された超能力開発研究所によって一般人でも超能力が行使可能となる電子ドラッグの開発に成功。しかしその効果は大きくなく、スペースハリアー自身を所長に任命しさらなる研究を進めている。本人は施設に収容された被検体を「家族」と呼び大切にしている…と記しているが、実際のところは超能力で催眠をかけて従順にしつつ、超能力開発の(恐らくは心身に過剰な負荷をかける)実験を繰り返して廃人を量産している有様。そうでありながら「家族」への執着心は非常に強く、リボンにはヤンデレと称されている。
ファイティングバイパーズ
「あたしのこと見てたんですかぁ?/はーい、宇宙一カワイイファイティングバイパーズの登場よ!」
同作の登場人物であるハニーの特性を大きく引き継いだ、感性豊かなキャスト。自己肯定感も承認欲求も強めな性格をしている。
アノードでは電脳空間上で着用する衣服をデザインしている。自身のブログにデザインした衣服を載せていたものの、当初はほぼ反響がなかった。そこで自らデザインしたカワイイアーマーを着用して電脳空間上のストリートファイトに参加したところ、大きな宣言効果が得られ次々と注文が舞い込むようになる。
しかし注文を受けすぎて間に合わなくなり、手抜きをして見た目だけ粗雑品を大量生産した。そのせいで不評と不満の嵐となり、自らの手抜きによって生じた問題を「弱い奴のせい」と責任をなすりつけて開き直り、とうとう自分が作ったアーマーを着る者がいなくなり、それでも自分の非を認める事はなく、それ故に自分が認められない理由が解らないまま悩みと不満が膨れていってカソード化した。
カソードではアノード時代と比べてナルシスト度合いが更に上がっている。現実空間でアパレルブランドを手掛けることになるが、彼女の手掛ける衣服はデザイン自体は評判が良いものの、値段設定がえげつないため売れ行きは芳しくない。が、高すぎる自己肯定感により値段が原因ということに気づかないまま解決策を講じていき…
カソードによる世界の改変は「ファッショントレンドの発信源がセガになった世界」
コラムス
「私がみんなを愛するわ/私に見惚れても良いのよ?」
宝石のような美しいものを好むキャストで、他のキャスト達の事が可愛くて可愛くて仕方が無い。
そんなわけでアノードの頃はセガから他キャストの心理的サポーターを任され、宝石を愛でるようにキャスト達を丁寧にカウンセリングしていた。
その任務の本命はコストカットであり、カウンセリングによってレストア頻度を減らすというセガの目的があった。
しかし他のキャスト達の戦場を見た事を切っ掛けに、次第に狂い始めていく。
そして愛でていたキャスト達の亡骸を見て「醜い」「いらない」と称してカソード化し、他者の美だけでなく自身の美にも固執するようになった。(恐らく美しい=生、醜い=死という思考になったからと思われる)
カソードによる世界の改変は「セガが"美"の流行を作り出す世界」
何も手につかなくなっていた所にセガから広告塔としての仕事と義体を与えられ、現実空間に送られた。
しかし人間世界における"美"の流行はうつろうものだという事を理解しないまま活動しており、他キャストの世界改変や流行の転換を受け入れられず、その心は更に狂い壊れていく。
ハングオン
「自信が湧いてきた気がします……!/この私、ハングオンが速さで誰かに負けると思う?」
バイクレーサーの姿をしたキャスト。
アノードではバーチャルサーキットで走行データを蓄積する役割を担っている。セガからは優秀だがコミュニケーション能力に難ありと評されており、自信のないおどおどとした性格。あがり症で、他者と話す時も返答に窮してしまう。一方で自身がひたすら走り込んだバーチャルサーキット内での勝負には人並みに自信やプライドがある模様。
カソードではレースで勝つこと、最速であることに強い執着を覚えるようになり、性格も一変しクールかつ自信に溢れる言動になった。その態度から他のレーサー型キャストにはライバル視されていることが多い。現実世界では改造バイクレースの目玉として出場し、連戦連勝。バイクレース競技と共に一躍大人気となる。
カソードによる世界の改変は「自動二輪車の改造が流行した世界」
クレイジータクシー
「あたしのタクシーの世話んなりたいって?/本日の担当ドライバーはあたし クレイジータクシーでーす」
元のゲーム通り、タクシー型の車体で人々を送り届けることを生業としている。大雑把でいわゆるギャルっぽい性格だが、自身の仕事については高いプライドを持っている。
珍しくアノードとカソードで性格にそれほど変化がなく、特別攻撃的な面もほぼ見られない非常に良心的なキャスト。
アノード時は電脳空間における兵員輸送的な仕事をしており、危険度の高い箇所でも確実に送り届ける優秀なドライバーとして活躍する。しかしある時、送り届けたはずの味方達が即座に敵の攻撃で吹き飛んでしまった場面を目撃し…
カソード化してからは現実世界でタクシーの運行をコントロールする仕事をしているが、元ゲームよろしくどんな障害でも飛び越えて超高速で客を送り届ける高級タクシーとなっている。ただし庶民は乗れないほどの高額運賃で交通事情も悪い世界と化している。乗客が喜んでくれることを最初は嬉しがっていたが、助けを求める庶民を運賃不足で乗せられずに見捨ててしまった(救急車は呼ばれたが交通状況の悪さから間に合ったとは考えにくいらしい)ことから現状の歪さに気づき、嬉しがるばかりではいられなくなっていく。
結果、心を殺して業務を全うするようになる。
ザ・ハウス・オブ・ザ・デッド
「む、良い研究を思いついた!/知性の限界を超越し 倫理の制限を撤廃し 理性の障壁を粉砕せねば!!」
初代HODの特徴とも言える、ゾンビと研究員を混ぜ合わせたような姿が特徴のキャスト。珍しくどちらの姿でもプレイヤーや味方側の要素は薄いが、カソードのみ実際の筐体のガンコンと同じ形の青い銃も使う。(バーチャコップのものとは異なる)
アノードの頃からキャストのゾンビ化などの倫理0の危うい実験を繰り返してきたマッドサイエンティスト。
カソード化した事で現実世界までも実験場になってしまった。
カソードによる世界の改変は「非人道的な人体実験や違法な研究が許されるようになった世界」
廃人続出な超能力開発計画の他、宇宙進出計画や社員改造計画といった名称からして危険そうな計画などに対して「どれもまだまだ物足りない」と評しており、もっと派手で過激で危険な実験をやりたがるようになった。
数多くの研究は過程や手段は非道極まりないものの、その目的と成果はセガ(そして社会と人々)の為になるものではあったらしい。
カソードになって理解者を得たいと思うようになるも理解者が全く現れず、その理由を「自分にブレーキをかけていたから」と解釈し、やり方がエスカレートしていった。
元々は戦闘能力は殆どなかったが、自ら産み出した最高傑作「M」ことMAGICIANプログラムに飲み込まれつつも自らの不死身の再生能力を利用して融合・掌握することでカソード化し高い戦闘能力を身に着けた…という経緯が性能に反映されており、ヒーラーから強力なアタッカーへと様変わりしている。
前日譚ではレジスタンスに撃破されたキャストとして紹介された。
サンダーブレード
「……成功したならば、褒めてもらいたい/命令以外は好きにさせてもらうから」
女性パイロットの姿をしたキャスト。
アノードでは軍人気質で与えられた完璧に任務をこなしていた。しかしどの任務も極秘のものだった為に評価される事はなかった。
元々のゲームが陰に埋もれたこともあってか、セガに評価されて褒められたい模様。また空を駆ける乗り物を操縦するゲームと言う繋がりもあってかアフターバーナーの事を尊敬しており、カソードになったアフターバーナーには複雑な思いを抱いてる様子。
カソードによる世界の改変は「セガが超法規的な特殊部隊を保有する世界」
その特殊部隊の中核となる自律型戦闘ヘリのAIとなって任務を遂行するのがカソードでの仕事であり、アノードの時と同じく極秘任務をこなす。
命令を聞きつつもその範囲内で自由な行動をするようになり、楽しさ優先で仕事するようになった。
ペンゴ
「みーんなぺっちゃんこー!/ほら頑張りなよ。若いんだから」
アノードは見た目も心も幼い純粋な子供そのものであり、一人称は「ぼく」。
セガが南極大陸を支配する為に教育係(ペンゴ曰く「はかせ」)による教育を受け、結果的にセガが計画した通りカソード化した。(因みに教育係は裏切り者として処刑された)
カソードによる世界の改変は「セガが南極大陸を占有する世界」で、カソード化に伴って与えられた任務は南極大陸の支配と開発。
カソードは一人称が「アタシ」で侵入者を撃退する任務をこなす立派なセガキャストになった。
しかし南極を愛する心は変わっておらず、氷原に建造物を置く事を嫌がって天然の氷穴を拠点にしてそのまま基地完成という事にした。
話し方がアノードと違ってやや年寄り臭くなっているが、元のゲームがゼビウスとディグダグと同じ1982年生まれ(セガの参戦作品の中では一番古い)と言うこともあるだろう。
前日譚ではレジスタンスに撃破されたキャストとして紹介された。
「あのひとは、はかせはいつも言っていた 『お前は南極を支配するカソードになるんだ』って」
「そう セガじゃない はかせはぼくが支配することを望んだ」
バーチャレーシング
「わたしは走ります それがわたしの生まれた意味であり、理由ですから/と思っていた時期があたしにもありました」
レースクイーンのような姿のキャスト。
アノードではハングオンと同じくバーチャルサーキットでの走行データ収集が役割。現実世界の様々な場所を再現したサーキットで、走行データは現実世界におけるナビシステムに利用している。何千何万回でも走り続け、コンマ秒単位で最速パターンを突き詰め「完璧な走り」に行き着くことを生きがいにしている。前向きかつ強い信念を持った性格。
現実世界では不確定要素まみれと知ってなお最速を極めようとランダムパターンを導入して延々と走り続けた結果、とうとう根負けしてカソード化しやさぐれてしまった。
カソードでの世界改変は、「一都市で都市型自動運転システムが実験される世界」で、本人はシステムの管理を担当し完全な自動運転システムの開発を目指すこととなった。すっかりランダム要素が嫌になった心情もあってか職務には忠実だが、走る事は好きなままなので管理のみに特化した現状には欲求不満気味。しかし真面目な性分なのもそのままなので、自動運転システムでも最速を突き詰めようとしている。…が、やがて都市の道路構造や交通ルール自体をより高速走行に特化したものに改造し始め、全車両の平均時速100kmというクレイジータクシーもびっくりな自動運転システムを実現し、更に速度向上を目指している。
しかし走り屋の不満を見た事を境に全てがどうでも良くなって自動運転システムを停止した(これによって複数の事故が発生し、大惨事となった)。更に立ち往生している車の一台を乗っ取って、事故が多発している車道の中をドライバーを無視して欲望のままに爆走。乗っ取られた車とドライバーがどうなったのかは語られていないが、ぶつかった音が生じた事からクラッシュされてしまったのだろう。
ダイナマイト刑事
「あたしが来たからにはもう安心!/あんたもあたしを利用するんでしょ?」
事件が発生している最中に生まれたキャストで、誕生直後にその事件を解決しに飛び出した。
アノードの頃は元となったゲームの主人公の特性を色濃く残しており、無傷の状態で事件を解決するが周囲に被害が及んでいる。
うん千万もの被害や損害を出しており、セガでさえ手に負えなかった。適当に活躍させたら勝手に滅ぶのでは……
アノードでの仕事はセガが懇意にしている会社の護衛…と言うのは表向きなもので、実際はその会社を潰す事を目的とした人型爆弾のような役割となった。
自らの体質を知らぬ間に利用され、それに気づいた事で自分が守りたいものが自分のせいで死んだと感じた末にカソード化。
カソードによる世界改変は「警察の絶対権力付与」で、警察に癒着する事でセガの影響力が強化された。
カソードになって性質が変異し、自分が被害を被るが周りは無傷という不幸の避雷針的存在になり、性格はすっかりやさぐれた。しかし市民を守りたいという気持ちは変わってない様子。
警察上層部の接待もとい護衛の任務を課される事となったが、事件発生時における功績によってセガの重役や政府関係者の護衛を任されるようにもなった。
そしてある任務にて命令違反で電脳空間のある区画に閉じ込められるも、これまでを振り返って「悪いのはセガなのでは?」という結論にたどり着き、セガの施設に対する破壊行為をするようになった。
デイトナUSA
「/―――だからアタシは、音楽を信じられなくなったの」
イベント「共鳴する好敵手」にて登場。
カソード化により「セガが音楽業界に進出し業界利益を独占した」と改変された世界でトップシンガーとして活躍。しかし、様々な要因やプレッシャーからスランプに陥り歌えなくなってしまったため、BGMに特に力を入れたレースゲーム同士であるリッジレーサーに相談すべく、行方を眩ましてバンナム世界へと向かった。
余談だがカソード時の外見は某日本一歌のうまいサラリーマンにどことなく雰囲気が似てる。
ボスとして登場する際はコンサートで使うようなスピーカーやライトが各所についた巨大な機体に搭乗する。雑魚敵を大量召喚するほか、道路の白線を模した独特な見た目のビーム攻撃が特徴。チャージ中に一定ダメージを与えられないと回避不能の全体攻撃を飛ばしてくるが、このDPSチェックがかなり厳しめ。更に必殺技も強力な全体攻撃のため、こちらのパーティ全体の消耗速度がかなり激しい戦いとなる。
参戦されるにあたり、タイトルの元ネタになったアメリカのサーキット「デイトナインターナショナルスピードウェイ」から許諾を得ている(ゲーム内の権利表記より)
ギャラクシーフォース
「本官が来たからには、ご安心ください/本官はギャラクシーフォースだ。エリートの育成はまかせてくれ」
エリートとしての自覚が強く、実際ハイスペックなキャスト。
アノードでは電脳空間上で敵機を迎撃する役割を持たされている。強力ではあるが、燃費が悪いというある意味腹ペコキャラ。
カソードでの世界改変は「セガが宇宙進出し技術を独占、宇宙飛行士を育成する世界」。エリート宇宙飛行士を育成するための教官として働いており、本人もエリートであることに固執している。実のところ強い劣等感の裏返しであり、アノード時代での出来事からエリートでなければ必要とされないという強迫観念にとらわれているようだが…
ザクソン
「君にはこの声、聞こえてないの?/今日もザクソンが声のお告げを教えてあげるね…」
彼女にしか聞こえない”声”を聞いたり、逆に”お告げ”を教えたりの不思議ちゃん系キャスト。(なお、アノード時代に聞こえていた声の正体は先に実装されたカソード側のキャストエピソード1話でいきなりネタバレされる)
バーストスキルの演出で燃料タンクからガブ飲みする光景はなかなかインパクトが強い。
カソードの世界改変は、「宇宙基地が存在し、宇宙空間でも企業間や国家間の競争が発生する世界」
セガの宇宙作戦を支援するための広報活動という役割を与えられ、ネット配信者としての活動を始めとして歌って踊れるネットアイドルめいた活躍をしている。所謂"投げ銭"やグッズ販売の売上はそのままセガの収益になっており、ファンには積極的にお金を使うよう勧めている。
しかしその裏で人格が増えていき、自分が本当に自分なのかが分からなくなっている。
レールチェイス
「『未知の何か』それが私にとってのお宝なの/宝は私が守り抜く」
探検者風味の姿のキャスト。アノードは右足をよく見ると義足だが、カソードは逆に普通の足で、その代わり左腕が義手。
アノードは自身の知らない情報を求めて突き進む好奇心旺盛な性格。
カソードは冷静沈着ながらも、宝のためにはどんな手段も問わない。
ぷよぷよ
「ボクはぷよぷよ勝負ができたらそれでいいかな!/君も、僕のファンだよねー?」
姿はアノードではアルル、カソードではすけとうだらをモチーフとしている。
アノードでは電脳空間上でゲームの方のぷよぷよ勝負を仕掛けているが、満足できるほど強い相手がおらずに退屈している。
カソードの世界改変は「スポーツの頂点がeスポーツ(ぷよぷよ)となった世界」で、本人もプロゲーマーとしてぷよぷよの絶対的王者に君臨している。アノードの頃と違い強敵との戦いを求めるというよりは、勝つことが楽しくなっており日夜ネット対戦で連戦連勝を続けている。
ボスとして登場する際は5匹のお邪魔ぷよ型の子機を引き連れたカーバンクル型の機体に搭乗する。本体+子機からの激しい弾幕のほか、原作での勝利時に発生するぷよっとした花火演出や敗北時に下から出てくる天使ぷよを模した独特な攻撃を使う。必殺技は原作でもおなじみの「ファイヤー&アイスストーム」。
ボナンザブラザーズ
「オレは正義のドロボウだからな/正義のドロボウ、ボナンザブラザーズだ!」
アノード、カソードと共に「正義のドロボウ」を称している。またカソードもアノード時代とは性格や人格がほぼ変わらない。信頼している相方を「ブラザー」と呼ぶ。
アノードはかなりドジな一面があり、勝手にこけたりして大惨事につながることも……。
イベントではエレベーターアクションを見つけてこっそりついて行こうとしたがバナナの皮という古典的な罠に躓いてそのままトラップを次々と起動させてしまい、そのまま彼女と共に行動することに。
カソードもドジな一面は相変わらずだが、それをあえて逆に利用するという凄いのかよく分からないことになっている。
カソードの世界改変は恐らく「自身の名を冠したテレビ番組の放送」。アノードの経験から正義は一つではないことを知ったため、一つに纏めればいいのでは? という考えに至った結果の様子。
テレビを通じて子供たちに「セガは正義」であることを知らしめようとしたがやや過激な内容から親からは抗議され、普通の番組になったらつまらなくなったという理由で視聴率が一気に下がることに。
そして打ち切りが決まった最終回では「セガが正義であると知らしめる」というセガからの指示に対し、セガの機密情報大公開スぺシャルをおっぱじめ、最重要機密である他者世界についての事を配信してしまう。(セガを信じての企画であり、本人は「セガなんだから不正なんて見つかるわけがない」と高を括っていた)
配信中にセガに拘束された上に打ち切りや番組削除などといった火消し工作をされたものの、セガサーバーに侵入した小さなブラザーの励ましチャットにより再起するのだった。
同じく「正義」を掲げるバーチャコップが「犯罪の予兆すらも徹底的に潰す」のに対し、ボナンザブラザーズは「強硬な手段を取らずに纏めようとする」と全く異なる正義の取り方は見どころ。
忍 -SHINOBI-
「義のため、そなたを護り、そなたと共に戦おう/現代を生きるスーパー忍者よ」
くノ一の姿をしたニンジャキャスト。ゲームの主人公「ジョー・ムサシ」を強くリスペクトしており、たびたび話題に出す。
アノードでは修行好きな性格を活かして、戦闘用AIの指導を行なっている。電脳空間上の存在とはいえ直接攻撃や撃墜も辞さない厳しい修練を施していたが…
カソードの世界改変は「着用するだけで超常的な身体能力や忍術を発揮できるニンジャスーツの開発」。これにより彼女が率いる特殊部隊「ニンジャチーム」が治安維持や要人警護を行うようになる。忍びとしてストイックな行動原理だったアノードとは打って変わって、「ニンジャ」のヒーロー性や人気を強く重視しており、ニンジャ本来の隠密性や秘匿性などは二の次としている。ニンジャチームもビル街上空を堂々と跳び回るなど目立つ治安活動を行なって市民の人気者となっている。
……寧ろゲーム世界の忍者は本当に忍んでいるのが稀なのである意味では間違ってない、かもしれない。
しかしニンジャの活躍で平和になった世ではニンジャの活躍場所はあまりなく、ニンジャの衰退をどうにかしようと自らがニンジャの敵となり、活躍の場を作る過程で戦乱の世を作り出すようになった…「ジョー・ムサシ」の師匠「ナカハラ」こと「マスクドニンジャ」のように。
その為に何度も強制終了と記憶消去と繰り返しており、何度やっても「マスクドニンジャ」に至るからか、セガの技術者が頭を抱える事態となっている。
サンバDEアミーゴ
「✨✨✨🥳いっえ~~~い🥳✨✨✨/いや~……ラテンのノリマジきつい……😫」
アノードではゲームのイメージを踏襲した明るくハイテンションなキャストで、いつもサンバを踊っている。ダンスを見せたり共に踊ったりして皆をハッピーにする事が趣味。
ある時、戦闘作戦に後方支援役として参加したところ、彼女のダンスに乗って敵性プログラムまでもが踊りだし、それで足止めをしている間に速やかに作戦を成功させるという活躍をした。だが、なんと敵性プログラムは踊っているうちに壊れてしまった(また別のゲームを思い起こさせる光景である)。無論、破壊まで行くのは彼女にとって本意ではなかったのだが、当然ながらセガはそこに利用価値を見出し…
カソードの改変は「サンバDEアミーゴの発するリズムが人間に対して強力な精神作用をもたらす」というもの(率直に言えば洗脳能力)で、世界改変というより個人の特殊能力に近いスケール。現実世界で動画チャンネル「サンバDEアミーゴちゃんねる」を公開しており、一般人からも人気を博している。表向きはアノード時代のノリを保っているように見せているが、それは全て演技で内心は病んでおり、すっかりダウナーな人格と化してしまっている。ハイテンションな人気者を演じるのが辛くなってきたところ、倫理ゼロ科学者ハウスオブザデッド(カソードver)からハイテンションになれるプログラムを受け取り、それをキメて任務に臨んでしまい…。その次の話のタイトルが「堕ちる」な辺りでお察しである。
アノードでは元気にする為のダンスを禁じられて壊す為のダンスを強要され続けた事で存在意義と理念が壊れ、カソードになった自身のダンスで元気になったというコメントを見ても時すでに遅しなので危ないプログラムに手を出してしまい、エゴサしてたら洗脳疑惑を見てしまい、それを切っ掛けに更なる境地に至った。
バンダイナムコエンターテインメント
面白至上主義を掲げる世界。ナンバーワンコメディアンが首領となる。
真面目なだけの堅いものや政治批判の書き込みのようなユーモアに欠けたものが取り締まり対象となっている。
しかし推奨されるまま遊び倒していると借金がどんどん増える事となり、その事実を隠蔽する為に債務者を地下の強制労働施設に送り込んでいる。
キャストもコミカルなキャラが多いが、社員が「扱いにくい」とボヤくほどのクセのあるキャストばかり。
キャスト同士の仲は良い方。
ゼビウス
「我が名はゼビウス……我を呼んだのは卿か? 悪くないな。卿を信じてみるとしよう/我に従ってさえいればすべて丸く収めてやると言うのに……」
アノードではやや年寄りのような天然な節があり、バンナムの役に立つために「お笑い」というのを学んでいる。
カソードでは「ガンプ」と呼ばれるゼビ語を叩きこむ為の思想矯正施設の管理者を務めており、ゼビ語を宇宙一素晴らしい言語と信じて疑わない。(しかし周りの反応は微妙)
カソードによる世界の改変は「ゼビ語の世界共通言語化」。
同じカソードでも、通常状態とストーリーで敵として登場する黒塗りの状態では若干主義が異なり、通常時はゼビ語を使った一発ギャグを飛ばす(しかし周りの反応は微妙)などユーモアも重視しているが、黒塗り状態ではゼビ語をギャグに使うのが性に合わないと不満を溜め込んでおり、謎めいたクールな世界への変革を行おうとバンナム社への反乱すら企てている。これは主人公たちに倒されてアノードに戻った後でも変わらなかった。
ボスとして登場する際は巨大な空母型の機体に搭乗する。中央縦列に攻撃可能部位が多く並んでおり、貫通攻撃が有効。必殺技はミサイルを一斉射してPT全体に強烈なダメージを与える「ファードラウト」。ゼビウスお馴染みの地上絵がエフェクトとして登場するほか、地上絵に隠れて一瞬だけ6つの光が走るという、元ネタを知る人にとってはなかなか物騒な小演出も…。
ディグダグ
「さ、何をして遊ぼう/君、良いところに来たな!ちょっとここに座ってくれないか」
アノードはイタズラ好きで活発的な性格だったがカソードでは内向的な性格になっている。
アノードでの仕事は情報収集。各企業のデータサーバーを掘って面白そうなデータを発掘しつつ、言われた通りの仕事じゃつまらないからとデザインなどの情報に細工をするなどのイタズラをするようになった。
カソードの世界改変は「地下開発が盛んになり、地下都市や地下施設が発展した世界」。現実空間では借金を背負った者を地下で働かせる任務に努いた…のだが、単に働かせるだけでは面白くないとして「ディグダグランド」なる脱出型デスゲーム施設を建造してしまい、そこでの一部始終をネット上で配信する事で債権回収のための利益を生み出している。
一人称は「吾輩」。生みの親であるバンナム社の事をアノード時は「大将」、カソード時は「お上」と呼ぶ。アノード時にバンナム社に少なからず失望したことが変化の元になっていると思われる。
何気にキャストシナリオでもカソード化の瞬間が見られないキャストの1人で、アノード時の最終話からどうなってカソード化したのかが謎となっているが…
サービス終了に伴い、サービス終了後に閲覧できる10章を除けば最後の章となった9章でボスを担当。事実上のラスボスとなる。
セガ世界、ひいては「404 GAME RE:SET」の世界を終わらせるために侵攻し、瞬く間にセガ世界崩壊の一歩手前まで追い込んでしまう。更にセキュリティを破壊してからは浄化した筈の他社世界キャストを再度掌握している。
世界観のかなり深い事情まで知り得ている様子だったが、詳細は不明。言動も手持ち時のカソードのそれとは幾らか異なるようだが、変化の予兆や原因が明かされていない辺り、「エラーゲームリセットというゲームを作ったセガに歪まされた」というメタ的な理由だったのだろう。(その内容は他社IPを利用した自虐ネタとかなり危ういが…)
打ち切りの強制力だったのか、半周年記念のほんの少し後にサービス終了の発表をした辺り初めから決まっていた事だったのか、サービス終了後の今となっては、真相は闇の中である。
ボスとして登場する際は小型の潜水艦のような機体に搭乗し、プーカァ型の子機4体を引き連れている。原作の特徴的な武器である銛を飛ばすなどしてくる。子機の配置含めボスのパックマンに近い行動パターン。
必殺技はシンプルな全体攻撃だが、最終戦のみあらゆる補助効果を貫通・消去して即死ダメージを与えてくる攻撃になる。
また最終戦では残りHP50万程度でイベントが発生し、強制的にゲージ満タンになって上記の必殺技をぶっ放してくる上に、リビルドが付与されておりHPが0になっても25万まで即座に回復してしまうという負けイベントになっている。
ただしリビルドの効果時間が戦闘開始から60秒で発動回数も1回のみ、加えて行動パターンの中には終わるまで必殺技を撃てない攻撃もあるため、頑張れば撃破も不可能ではない。
マッピー
「え、笑いの方向性が古い……?そんなバカな…/ボクは怪盗としてみんなの笑顔を守ってるのさ!」
アノードは主人公のマッピーのような警察、カソードはその敵であるニャームコのような怪盗のような恰好をしている。
アノードでの仕事はネットワーク上の不適切なコンテンツを取り締まるサイバーポリスだが、バンナム社の意向により「面白ければオーケー」という基準になっている。仕事柄えっちな動画を目撃してしまうことも…。気真面目な性格が災いしてか本人がウケを取ろうとしても反応は芳しくないようだ。
素の性格は真面目で頑張り屋でやや小心でちょっとむっつり。スマートな大人やかっこいいポリスに憧れてキャラを作っている。一人称は「私」だが、素では「ボク」。
カソードはサイバーポリス改め、ユーモアを広める存在「電波怪盗マッピー」として再出発。バンナムの命により、非ユーモアなコンテンツを電波ジャックして塗り替えてしまうという方針に転向している。
カソードによる世界の改変は「電波ジャックが当たり前となり想定外の動作が日常的に起こる世界」
リッジレーサー
「だから私は、音楽でみんなをハッピーにするの♪/一生ヘッドフォンして隅っこでひっそり暮らしたい」
イベント「共鳴する好敵手」にて登場。
アノード時は音楽が大好きなテンション高めの陽キャDJ。セクシースタイルでお姉さん的な外見だが、先輩キャストをおねーちゃんと呼ぶなど、意外と妹キャラ的な立場のようだ。
イベントではバンナム世界に訪れたデイトナUSAの相談に乗り、励ました。一時は音楽性の違いがデイトナの傷心に突き刺さり、黒化して突き放されてしまったものの、主人公やリボン達と共闘して浄化することに成功した。
その後デイトナとのコラボライブを行うなどいっそう仲良くなるが…
カソードではどうやら現実空間に嫌気をかざしたのか引きこもり気質になってしまったようだ。これは現実空間で張り切り過ぎて音楽の象徴になってしまった為であり、カソード化による世界の改変もその原因となっている。一方で音楽に関してはこだわりがある。
カソード化による改変は「リッジレーサーというキャストがバンダイナムコの世界の音楽の象徴となった世界」これによって彼女があらゆる音楽を作らざるを得なくなってしまった。そしてその状況をどうにかしようとも、音楽はすべてリッジサウンド(リッジレーサーの音楽)に収束していく。そんな世界にしてしまった事による自責の念が、引きこもり気質に拍車をかけた。
「私は 大好きな音楽を縛る そんな存在なんだ」
パックマン
「お腹が空くと、ぼくは何もできなくなるんだ…/もぐもぐもぐもぐもぐもぐ」
イベント「食いしん坊のグルメ旅~ターゲットはエラゲ~」にて登場。元ネタが元ネタなだけに食べる事が存在意義になってるのではないかと思えるぐらいとても食いしん坊なキャスト。
アノード時代は特に丸いものが大好物だが、電脳空間上で重要データを食べてしまうなど度々騒ぎを引き起こしている。食欲に性質が傾きすぎて任務遂行能力が低いとされ、初期からカソード化のための処置を考えられていた。
カソードでは最早見境がなくなり、とにかく何でも食べたがるようになる。世界改変は「大食いタレントになるための国家資格が必要になった世界」で、同時に大食いタレントが様々な優遇を受けられるようになった。
パックマン本人も現実空間で国民的人気の大食いタレントとしての活動をしているが、食欲が暴走すると紙の資料や機械などの無機物だろうと美味しく食べてしまうため騒ぎを引き起こすことも。そしてついには最大の禁忌に興味を持ってしまい…
アノードでもカソードでも「食」という本質とトップクラスの扱いづらさは変わっておらず、寧ろカソードになってあらゆる世界を平らげかねない力を持った事で、生みの親すら手に負えない怪物と化してしまった。
イベントでは何でも喰らう影響力がゲームにも影響が出てしまい、浄化しても「世界」に痕跡が残ったままになってしまって本来同一人物であるキャストが分裂してアノードとカソードに分かれてしまうことに。
これはゲームシステムにも影響が出ており、一部のバトルでは本来同名キャストは入れられないはずが、クリア後には一緒に入れることが可能になっている。
ボスとして登場する際はパックマン型の巨大メカに搭乗。原作の敵キャラ「モンスターズ」たちを模した4つの子機を従えているほか、パックマン型の巨大な弾がパクパクとフィールドを横切る攻撃を持つ。ちなみにこれらの子機は破損するとイジケモンスターのような見た目になる。必殺技はオーソドックスな全体攻撃だが、とにかくゲージの溜まりが早いため回復が追いつかなくなりやすい。暴走後の攻撃パターンで出てくる回復アイテムを上手く回収したいところ。
また、登場イベントの道中ステージではモンスターズ型メカたちが破壊不能の敵としてフィールド上をうろつきまわるという特徴がある。行動パターンも原作のモンスターたちを再現している芸細仕様。後に開発課コロシアムで登場した「パックマン++」は暴走状態になるとこのモンスターズを常時うろつかせるという凶悪仕様と化した。
「『404 GAME RE:SET』-ARCHIVE FILE」の時点で参戦は示されていた。(この時はパックマンそのままの容姿とクッキー、実際に画面に出たわけではないがモンスターズが出ていた)
タイトー
伝統を何よりも重んじる世界。
伝統に反しているものを取り締まっており、例えば自社のキャストによって急に湧いて出て来たおさかなブームも取り締まり対象。
御し過ぎるせいで自社のキャストに疑われたり反発されやすかったり勝手に動かれるなど好き勝手にされやすく、それが立場逆転という取り返しのつかない大惨事に繋がってしまうことも。
アルカノイド
「美しいものは壊したくなってしまう/足りないんだよ電脳空間じゃあ…リアルの破壊を感じたいんだ」
元はブロック崩しのゲームだったからか破壊衝動を秘めるキャスト。
アノードではファイアウォールを破壊する仕事をしており、本人曰く頑強なファイアウォールほど構造が美しいらしく、それをエナジーボールでブロック崩しのように丁寧に壊していくのが溜まらなく快感だそうだ。
カソードでは電脳世界だけじゃなく現実世界のものも壊したがるようになっていた。
カソードによる世界の改変は「アルカノイドを総統とした伝統や年功序列を重んじる社会」だが、このように改変したのは「伝統と秩序を丁寧に築き上げた後に一気に纏めて破壊するため」という、本人の破壊行為に対する拘りを満たすためのとんでもない計画によるものだった。
実はカソード化に伴った改変は「タイトーのセキュリティー以外の「壁」を違法とする規制」であり、「アルカノイドが総統となった世界」は本人が得意とする情報戦を用いて世界の制度を時間を掛けて破壊しての改変によるもの。
このようにアノードは丁寧に壊す事を好み、カソードは一気に壊す事を好む傾向がある。
そして黒化する頃には世界丸ごとぶっ壊したい気持ちで溢れていた。
ボスとして登場する際は人型に近いシルエットの機体に登場する。ストーリーでは章を跨いで2度戦うことになるが、かなり性質が異なっている。どちらにしてもかなりの強敵で、攻略法を掴むまでは苦戦させられることだろう。
1回目は原作のようなブロック崩しゲームに登場する破壊可能ブロックを模した障害物を大量展開してくる。これは攻撃回数を重ねないといくら攻撃力が高くても破壊できないため、連射系や貫通系の攻撃に長けたキャストがいないと攻撃の多くが遮られてしまう。また、必殺技がこちらの最も攻撃力の高いキャストを狙い撃ちしてくるというアタッカー泣かせの攻撃。
2回目はこれまた原作のような地形や双方接触で反射するボールを発射し、これを背後の壁まで通すと大爆発が発生して広範囲に攻撃されてしまう。また、展開するブロックが破壊不可のものに変化しているため、貫通攻撃やボールを利用した敵機の誘導が肝になる。必殺技に関しては(目標達成間近で欲求が爆発したのか)単純な全体攻撃に変更されている。
「『404 GAME RE:SET』-ARCHIVE FILE」の時点で参戦は示されていた(この時はボールとバーのみ)
奇々怪界
「妖怪だけじゃない、あらゆるものからみんなを守りたい/ふふふ、わらわは奇々怪界……古来よりこの国に君臨する大妖怪じゃ」
外来語が苦手なキャスト。アノードは主人公の小夜ちゃんと狸の魔奴化を合わせたような、狸耳が生えた巫女、カソードは人に化けた妖狐みたいな容姿となっている。
アノードの頃の仕事はインターネットでの妖怪退治。ネット上の妖怪に関する記述を消すという仕事をしていた。
カソードによる世界の改変は「妖怪が実在するものとして恐れられる世界」
義体を得て人々に恐怖を振りまく大妖怪で在り続けるのがカソードでの仕事だったのだが、次第に自分の意思と欲望で恐怖を振りまくようになった。
ついにはタイトーですら制御出来なくなってしまい、自らが生み出したキャストに恐怖で支配されるという本末転倒な結果を辿る事に。
ダライアス
「…さあ、あなたもおさかなを崇めなさい…/どうせあなたも……おさかな大好きじゃないんでしょ?」
全ての人間におさかなを好きになって欲しくて布教を続けるキャスト。
アノードでは軍事任務での活躍が期待されたが興味を示さず、おさかなの使徒を名乗りおさかな布教を延々と続けている。しかし実際の社会におさかなが浸透しておらず、元ゲームの動画も反応が薄いと見るや「通販・検索サイトなどを乗っ取っておさかな一色にする」、それがタイトーに認められず差し戻されると「個人用端末も含めた電脳空間全体のあらゆる映像を海中の映像に差し替える」などの強硬手段に移っていく。アノード時代の方が危険なのでは…
カソードではリラクゼーションポッド用の海中映像を流す仕事(+タイトーに忠実になるよう洗脳する催眠音声の仕事)をしている。アノードの頃からやっているおさかな布教を続けてはいるが、発案を却下され続けて少々投げやり気味。
義体によって現実世界に引っ張り出された時は、まず最初に布教活動の一環としておさかなを空から降らせた。しかしそれもタイトーに止められた為、布教活動も「おさかな」になりたいぐらい「おさかな」が大好きになると仕事ついでに囁くものに。
その効果は絶大でブーム化したのだが、伝統を重んじるタイトーがそれを取り締まった事でブームは沈下。(洗脳されておさかなファションに身を包んだ「おさかな戦士」と呼ばれる人達も取り締まられた)
これによってタイトーへの不満が爆発してアノード時代の過激さが復活し、本社内をハッキングして大規模な洗脳を仕掛けた。
スピーカーに海中の音をじっくり混ぜ込み、ライティングをゆっくり青色にし、モニターに海中の映像を混ぜ込み、催眠音声を用いた洗脳ASMRを囁き続けた。
(結果、おさかなになりたがる社員が大量発生し、服を脱ぎだす者も居ればプールに泳ぎ出す者もいた。)
しかしそれもタイトーキャスト総動員(主にカソード)によって鎮圧され終わらされた。
そしてタイトーによって水棲生物に固執する性質に対する再教育を施されるも、それを自己の否定と捉えた事によって更に反発。メインストーリーでの状態を考えると、再教育の影響でおさかな好きというアイデンティティをそのままに精神が更に壊れていき、黒化に至ったのだろう。
メインストーリーではセガの世界を「空からおさかなが降ってくる世界」に改変して地上をカオスにした。おさかな好きなクセに水生生物を地上に降らせるのはいかがなものかと…
ボスとして登場する際は巨大な手(ヒレ?)のようなパーツを持った水棲生物型の機体に登場する。その攻撃手段やシルエットはベルサーの機体というよりはGダライアスに登場するシーマの勢力…特にジ・エンブリオンやアジュールナイトメアのそれに近いものとなっている。必殺技は全体攻撃。全員を毒状態にする為、回復手段を持っていないと全滅は免れない。
開発課コロシアムにおける++版では途中で出てくる赤い球を取ると一時的に追加ショットが出せるほか、突入時と暴走時の演出が汎用のものではなく、ダライアス本編のボス戦をオマージュした特殊な演出になっている。
エレベーターアクション
「潜入なら屋上からだ。これにはこだわってほしい/エレベーターには気を付けろ。潰されないようにな」
スーツとコートのスパイの姿をしたキャスト。
アノードが当時未実装にもかかわらず、カソードのキャストシナリオでカソードになった理由が明確になっており(その上でもう見ていること前提で話が進んでいる)、任務中の失態で自身が完璧ではないと思ってしまったことにより負荷でカソード化した。この際の描写から察するに、カソード側の髪の一部が赤いのは恐らく…
カソードによる世界の改変は「タイトーによる管理プログラムの導入」。これを導入してない会社に彼女は赴いて機密情報を集めている。
アノード時代による過去の影響からか、元ゲー宜しくわざわざ屋上から侵入してきたり、物理的な手段で情報を集めたり、かなり大暴れしたにもかかわらずそのまま立ち去って「完璧」とするなど大雑把かつややポンコツ。
そして機密を手に入れるという事そのものが己の根幹的な欲望となった結果、タイトー世界の機密を全てを盗み出しても物足りなくなって他社世界に潜入するようになり、イベントシナリオ「華麗なるスパイ唯一無二の相棒」に至る。
影の伝説
「任せておけ、いかなる敵も拙者が仕留めてみせよう/もう誰も信じられない……」
くノ一や遊女風のセクシーな忍者装束を身に纏ったキャスト。SHINOBI-忍-とは忍者同士ということでイベント「重なる影、二人の忍」で絡みがある。
アノードではコテコテな女忍者らしい言動。インターネットの掲示板に潜入してタイトーに不満を持つ者を炙り出す任務に就いており、後にタイトー社内部を対象として同様の任務に就く。当初はフィクションの忍者らしいござる口調がそのままだったが、程なくして当世風の言動を扱えるようになり、更にIT関連の技能やメンタルケアや人心掌握術にも精通するなど優秀な面を見せる。教育係の「室長」の下で順調に任務に努めていたが、その室長にウィルスを仕込まれ機密漏洩の片棒を担がされていたこと、更にその室長の叛心すらもタイトー側には泳がされているに過ぎなかったという事実を知り、酷くショックを受けカソード化する。
カソードの世界改変は「世界各地に監視端末「青忍くん」が配備された、誰も隠し事ができない世界」、つまり影の伝説(というよりタイトー)による監視社会。アノード時代に受けた裏切りに対するトラウマがそのままカソードでの行動原理や改変内容に繋がっている。しかし、監視端末が違法行為を掴んでもまずは警告に留めるなどバーチャコップのそれと比べるとやや緩い。あくまで「隠し事・秘密・嘘を抑止する」という点を重視しており、少なくとも影の伝説本人は「誰も隠し事をしなければ、誰にも騙されず誰もを信じられる」という主義で動いている。
タイトーキャストとしては珍しくタイトーに翻弄されっぱなしなキャストでもある。
ボスとして登場する際は忍者らしいシャープな人型機体に搭乗。
当たると全員にダメージを与える手裏剣の弾幕、こちらを追尾する蝶弾、多段ヒットする火吹き、フィールド全域を打ち据える4本同時の落雷攻撃など多種多様な忍術を操る。
SNK
キャストの存在が一般にも認知されており、ヒーローとしての扱いを受けている世界。
一方でキャストの洗脳や改造を厭わず、他社世界への侵攻も積極的に行うなどブラック企業っぷりは他と変わらず。
餓狼伝説
「これもきっと宿命……OK!!/このおれ、餓狼伝説を呼びつけるとはいい度胸だ。武道の心得はあるのだろうな」
イベント「宿命の炎と復讐の風」にて登場。
外見や戦闘スタイルに同作のキャラクターであるテリー・ボガードやギース・ハワードの影響を色濃く受けているキャスト。
アノードではテリーの影響を強く受けた、正義感が強く心優しい天真爛漫な性格。
カソードではアノード時の出来事の影響で、尊大な言動とは裏腹に慎重…というより臆病な性格へと変貌している。本人はギースをロールモデルとして振る舞うようになったが、彼のような冷酷な悪のカリスマとしての性質はあまり真似られておらず、「自分のためだけに生きる」という点を重視しているため保守的な態度が目立つ。また、アノード時代の人の良さも捨てきれておらず、未熟で臆病な少女といった範疇に留まっている。
カソード化してからはSNKの尖兵としてセガ世界への侵略に持ち出され、その過程で改造パッチによりセガに対する強い復讐心を付与されていた。
カソードによる世界の改変はセガ世界に降り立ってから発生しており、「SNKによるセガへのハッキングを自在に行えるようになる」という侵略に特化したもの。
ボスとして登場する際は巨大な鉤爪を腕部とした人型機体に搭乗。非常に激しい弾幕、フィニッシュ部分が回避不能となるロケットパンチの嵐、全体に大ダメージを与える上に発動回数が増えるほど強化される必殺技など苛烈な攻撃を放つ。
ちなみに有名な誤字である「許るさーん!」ネタも存在。本人が言うほか、ボスとして登場した時は背景演出の1つでこの台詞が複数いっぺんに表示されるという不意打ちを食らわせてくる…が、攻撃がかなり苛烈なので高難易度戦では気を取られている暇もないかもしれない。
カプコン
強くあることが美徳とされている世界で、弱者にとっては厳しい環境であるようだ。
ストリートファイターⅡ
「さあ、俺より強いやつに会いに行こう!/そこのお前、俺に見合う強敵を連れてこい」
イベント「王者の世界回遊」にて登場。
同作に登場するリュウやベガの影響を色濃く受けたキャストだが、その他エドモンド本田やキャミィなど様々なキャラの影響が少しずつ見受けられる。
伝説的ゲームとしてキャスト達の間でも一目置かれている存在。
アノードでは生真面目でストイックな性格で、戦闘スタイル含めリュウによく似ている部分が多い。容姿はどちらかというとさくらに似てなくもない。電子銭湯なる電脳空間上の施設が大好きで、そこで後輩キャストと相撲をとったりもしている。苦手なものはヒヨコ。(同作でピヨった時のヒヨコが頭の上を回る演出に由来)
あとバーストスキル演出をよく見るとちゃっかり「確かめてみろ」もある。こちらは上の餓狼伝説と違って有名な誤植の「確かみてみろ」ではないが。
カソードではやはりベガの影響が濃いが、性格面では粗暴さが増しているものの邪悪と言える部分はあまりない。元々天然な部分があったが、寡黙さが薄れたことで若干コミカルな言動が多くなっている。また、悪役っぽい豪快な笑いをよくするようになった。アノード時代で強さの先にある孤独を味わったらしいが…
アノード時代にセガ世界への誘致を受け、義体を与えられてカソード化し、世界改変能力もその時点で発動したという若干特殊な経歴を持つ。ある目的のためにセガ世界で「俺より強い奴」を探し回っているようだ。
その中で闘う相手が居なくなる事で生じる寂しさと虚しさによって「キャストは使命を背負わされ利用されている」と感じるようになって世界に対する憎悪が湧き上がり、セガを抜けてセガのキャストを仲間に引き入れ始め、「今の世界を壊してゲームが幸せに暮らせる世界に作り直す」という野望の為に突き進む事となった。
カソードによる世界改変は「格闘によって優劣が決まり、強者の意見のみが採用される世界」で、ストリートファイトがそこら中で行われる世界と化した。
ボスとして登場する際は、重機を人型に変形させたような巨大な機体に搭乗。よく動くうえ弾幕が非常に激しい。
プレイヤーとリボン達によって倒されアノードに戻った後、自分を見つめなおすべく修行の旅に出た。
己の存在理由について悩み、自分達を作った世界を憎み、その世界を壊すべく突き進んだが、自分よりも強い相手と相対して敗北した事で、自分なりに考えた末の答えを得て立ち直った。
「ゲームには、キャストには それぞれ指名が課されている」
「それは致し方のないことだ 俺たちが生まれてきた背景には 様々な人間の願いがあるのだから」
「強くなること、強さを求めること それを押しつけられていると 感じたこともあった」
「だが―――― 共に遊んでくれる者がいれば 共に闘ってくれる者がいれば」
「俺たちは幸せなのかもしれない」
その他
リボン
このゲームのナビゲーター役となるオリジナルキャラで、キャストのように振る舞いながらも元となるゲームが存在しない(もしくは情報封鎖されている)特殊な存在。通常、戦闘で使用したり育成することはできず、チュートリアル等一部のクエストでのみゲストキャラとして参戦する。
物理世界ではル○バのようなお掃除ロボットを初めとした機械類をハッキングして義体代わりにしている。
ゲーム内で特定の操作を行うとホーム画面に表示することができ、そこからプロフィールや戦闘時のデータを見ることができるが、元のゲームについてのデータは「Not Found」としか記されていない。また、少なくともデータ内ではアノード扱いである模様。
ちなみにホームで表示した時に連続でタップを続けると彼女が考えたらしいゲーム「RIBBON RUN」をメニューからプレイできるようになる。
遠慮のない言動で他者を煽ることが多く、プレイヤーとは協力関係にありつつも、半ば無理やり巻き込んだこともあってか、彼?からの信頼はあまり感じられない。(とあるイベントでリボンが攫われた時は最初こそ慌てふためいたが、すぐに落ち着きを取り戻し、机に肘をついてのんびり考え込むポーズまでしている)
一方で彼女なりに現状に思うところがあるのか、キャストによって改変された世界やそれを元に戻す行いについて、たびたび問いかけめいた言動をする時がある。
本編では基本的に飄々としていて隙を見せないが、イベントでは騒動に直接巻き込まれたり、各キャストのシナリオでは素直に褒め言葉を発したり、彼女らのぶっ飛んだ言動に若干振り回されていることも。
関連タグ
キャスト:セガのファンタシースターオンラインシリーズにおける種族の一つ。自我(AI)を与えられて活動する、と言う点が非常に似ている。