ムーンウォーカー
むーんうぉーかー
セガ直営のアミューズメントパークに訪れたマイケルはとても気に入り、これがきっかけで平成元年マイケルから自分を主人公にゲームの制作を提案され、開発が始まった。
ゲーム開発はマイケルの監修の元に進められ(スタッフロールも彼の名がクレジットされている)、セガから送られた構想を見たマイケルが「人を殺すような攻撃を望んでいない」と苦言を呈し、約一年の時間をかけて何度もアイディアを交換する会議を行い、1990年8月25日に「マイケル・ジャクソンズ・ムーンウォーカー」のタイトルでセガから発売された。
マイケル・ジャクソンが悪の組織と戦いながら誘拐された子供を救出し、その組織のボス「ミスター・ビッグ」を打倒して平和にする、といった内容。アーケード版ではクオータービューの見下ろし型斜めスクロールアクションゲーム、メガドライブ版ではサイドビューの縦横スクロールアクションゲームとジャンルが異なっている。
- マイケル・ジャクソン
最早説明不要の「キング・オブ・ポップ」。
アーケード版では手から放つ衝撃波(溜め撃ち可能)、回数に制限はあるが画面のすべての敵にダメージを与える「ダンス・マジック」を有している。
メガドライブ版では回転して敵を弾き飛ばす「スピンアタック」、帽子をブーメランのように敵に向けて投擲する「ハットアタック」、画面上の敵をマイケルと一緒にダンスを踊り続けて倒す「ダンスアタック」といった攻撃を見せる。
ある条件を満たす事で、映画と同様ロボットに変身してレーザーやミサイルで敵を倒していく。
- 子供達
ミスター・ビッグ率いる悪の組織に誘拐された子供たち。
助ける事でマイケルの体力(アーケード版ではこれに加えてダンスの残り回数)を回復する恩恵がある。
- バブルス君
当時マイケルが飼っていたチンパンジー。
アーケード版ではマイケルを無敵の巨大ロボットに変身、メガドライブ版ではボスの居場所を案内する効果がある(なお、出現させるには子供を全員救出する必要がある)。
マイケルが主役なだけあって、ステージBGMにも彼の代表曲が使われている。
ステージ1 スムーズ・クリミナル
ステージ2 今夜はビート・イット
ステージ3 アナザー・パート・オブ・ミー
ステージ4 ビリー・ジーン
ステージ5 バッド
なお初回出荷バージョンのみ、ステージ3とステージ5でダンスを使用するとスリラーが流れるという特殊演出が用意されている。