概要
角折りとは、そのまんま角を折ることである。
pixivでは特に鬼、悪魔、竜人、ウシやヒツジなどがモチーフの獣人、作品固有種族ではドラフなど、角の生えた架空の人間型異種族に対する暴力として行われるものを指す。
このタグがつけられた作品の多くはR-18で、性暴力を伴うようなものが多い。
四肢切断などにも通ずる身体の一部の損壊であるが、本来人間にはない器官であるため致命傷と解釈されにくく、痛みの程度も想像しにくく、流血を伴わずに描くこともできるため、リョナでありながら生々しく残酷な絵にはなりにくい利点がある。
また、有角種族の角は人間から逸脱した部位で、かつそれぞれの種族を特徴づけうる目を引く部位でもある。
そこから角を種族のアイデンティティとしたり、角の長さや形状等が自慢や誇りになる文化・風習を持たせたり、角が超常の力の源のような設定を付加することで、角を折ることに尊厳破壊や無力化などの意味合いを付与することもある。
そのほか現実のサイやイッカクの角、類似した部位の象牙などが薬や美術品として高額で取引されたように、価値が高いために角を奪われると設定することで、犠牲者が邪な私利私欲で惨い目に合わされる悲劇性を強調するケースもある。
角の折り方としては、手で握って腕力でそのまま折り取ってしまうものか、ヤスリやノコギリなどの道具を使うケースが多い。
外科手術などで骨を切断する際は専用のヤスリやノコギリを用いるため、角の破壊にそれらが使われるのは自然なものだろう。
角折りの前段階として、角掴みを行う場合もある。
また、強い衝撃や斬撃などで折られるパターンも存在する。
R-18界隈では人間型異種族にとって、人間から逸脱する部位が性感帯であると設定することが多い。このため角責めのように、有角種族の角も性感帯として扱われることがしばしばある。
ここに角折りを組み合わせ、角折りの破壊的な刺激が強烈なマゾヒズムを伴う快感であると設定した作品も複数見受けられる。
既に折れている場合は、角折れタグが使われるが、こちらはリョナ的な意味合いが薄いイラストにも使われている。
関連タグ
ラム(リゼロ) 作中で力の源の角を折られ、それによる弱体化や折った相手に関するドラマを持つ鬼娘のキャラクター