解説
基本的に人間が性的快感を得る場所は個人差があるものの、男女の性器(陰部)周辺のほか、有名どころでは耳、腋、口、足の裏、太股、首筋、臍、乳房(乳首)等がある。神経が集中している部位や皮膚が薄い場所…すなわち急所は基本的に性感帯になり得ると考えてよい。
しかしオーガズムに達するほど発達したものは、通常性器に限定されていることが多い。
性感帯が受ける刺激を「快楽」であると教え込みながら慣らしていくこと(いわゆる『開発』)で発達していく。これを徹底すると、性器以外の部位でもオーガズムに達することができるとされる。
未発達のままではくすぐったいだけであったり、逆に痛みや痒みを覚える場合もある。一方で、たとえ一度でも、ほんの僅かでも『開発』しようとしていじってしまうと、脳が「快楽」を覚えてしまうため元に戻すのは至難の業となる。
また、そもそも「性感帯を減らす」という概念そのものが一般的ではないからか、検索しても性感帯の減らし方や、一度性感帯になってしまった箇所の治し方は出てこない(むしろ性感帯を増やす、作る方の検索結果しか出てこない)。
ある程度以上に『開発』されてしまうと、服に擦れただけでも「感じる」ようになってしまうこともあるし、変にいじると皮膚を傷つける場合もある。間違ってもいたずら半分で『開発』をしてはいけない。
処女と童貞同士の初セックスの大多数が失敗するのは性器の性感帯の未発達が原因である場合も多いとされる。
西尾維新の作品「偽物語」の中では、阿良々木暦と阿良々木火憐による壮大かつ情熱的な歯磨きプレイが展開されている。作中で暦はこれは人間の粘膜は刺激すると快感を得るように作られていると語っている。
ファンタジー創作においては記事トップのイラストのように、人間型異種族の人間から逸脱する部位が性感帯であると設定されるケースがなぜか多い。例えばエルフの長耳、獣人のケモミミや尾、鬼や悪魔の角などが一例である。
また創作では、純愛、強姦などのジャンルを問わず「性感帯を『開発』しながら事に及ぶ」という作品も多い。