概要
『築地市場は閉場/営業しています!』は、築地市場の老朽化による豊洲市場への移転を巡って起こった奇跡のインタビューである。
東京で水産物・青果の卸売市場として長らく使われてきた築地市場は、2018年10月6日、店舗の老朽化を理由に営業が終了し、実質的に閉場した。翌7日は卸売業者がターレなどの機械を移転先の豊洲市場に移動させたり、工事業者が立ち入って解体に取り掛かろうとする作業が始まっていた。
しかし、その中でごく一部の移転反対派の卸売業者が工事関係者の入口から市場に入って営業を続行し、反対派の一部などが店を利用するという理由で中に入ろうとする騒ぎになってしまう。
その際に、東京都職員と中に入ろうとした反対派である市場関係者の支援者側の間で言い争いになってしまった時の様子が同10月12日放送のNEWSZERO内で放送されたが、
職員:「閉場しています!」
反対派:「営業しています!」
職員:「閉場しています!」
職員、反対派:「営業しています!」「営業しています!」「閉場です!」「閉場!」
職員、反対派:「「築地市場は」」
職員、反対派:「閉場しています!」「営業しています!」
とそれぞれが別の状況を言い合って最後にはハモるというまるでコントの様なシュールな絵面が展開され、一躍ネットでネタ動画・画像になってしまった。
そもそも賛成・反対以前に工事が始まる建物に業者以外が入るのは危険なので止めざるを得ないという状況もあり、都職員に対して同情する声が多い。
なお、卸売市場である築地市場は閉場したが、そこに隣接していた商店街の築地場外市場に関しては閉場しておらず、現在も営業中である。もちろん当記事の「閉場しています!」は卸売市場である築地市場についての言葉であり、場外市場を指した発言ではない。