概要
高知県競馬組合が高知競馬場ダート2400mで施行する競馬の重賞競走である。格付けは「重賞」。高知競馬のグランプリレースである。 正式名称は「GRAND PRIX 高知県知事賞」。
1969年に組合記念として創設。この年のみ2410mにて施行。以降は2200m。1971年に組合設立記念として開催。この年のみ1月上旬開催。1979年、レース名を南国特別に改称。1984年、レース名を新春杯に改称し、1月開催に移行。1986年、前年4月に移転された新競馬場にて開催し、距離を2200mから2400mに延長。
1999年の第29回開催より現在の名称である高知県知事賞に改称し、2000年の第30回開催より毎年12月31日に施行する。
同競馬場で行われる重賞競走では、グランプリレースとして最も格の高い競走とされ、最長距離の競走でもある。ダートグレード競走である黒船賞を除くと最高金額の賞金となっている。
2008年から2011年までは近畿・中国・四国交流、2012年は中国・四国交流として行われた。
競走条件
出走条件
サラブレッド系3歳以上、高知所属。
珊瑚冠賞で上位3着までに入った馬に優先出走権がある。
負担重量
定量、3歳56kg、4歳以上57kg、牝馬2kg減
歴代優勝馬
回次 | 施行年 | 競走馬名 | 騎手名 |
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第1回 | 1969年 | ウシオザン | 打越初男 |
第2回 | 1971年1月 | フジユウシヨウ | 能瀬泉 |
第3回 | 1971年12月 | マーシー | 能瀬泉 |
第4回 | 1972年 | ヤシマナシヨナル | 片岡明一 |
第5回 | 1973年 | プランジヤー | 西田義美 |
第6回 | 1974年 | タクマオー | 打越初男 |
第7回※1 | 1975年 | ツキカゲオー | 大石文雄 |
第7回※1 | 1976年 | トサハイセイコウ | 竹内昭利 |
第8回 | 1977年 | キヨヒリユウ | 大関吉明 |
第9回 | 1978年 | ベルダンデイ | 谷力 |
第10回 | 1979年 | ヨドシヤーク | 藤川義行 |
第11回 | 1980年 | ウスマツ | 西田義美 |
第12回 | 1981年 | ベルダンデイ | 谷力 |
第13回 | 1982年 | オートミナロー | 大関吉明 |
第14回 | 1984年 | ハンダパレード | 谷力 |
第15回 | 1985年 | パーフエクトボーイ | 鷹野宏史 |
第16回 | 1986年 | トウシヨウハイネス | 細川忠義 |
第17回 | 1987年 | ホワイトグロリー | 宗石大 |
第18回 | 1988年 | ブルラミー | 西川敏弘 |
第19回 | 1989年 | タイホウミラクル | 徳留康豊 |
第20回 | 1990年 | ウラカワオーカン | 川野勇馬 |
第21回 | 1991年 | キングアーサー | 今村賢治 |
第22回 | 1992年 | マルカノーザリー | 田中守 |
第23回 | 1993年 | ミスピノキオ | 鷹野宏史 |
第24回 | 1994年 | シクレノンブルース | 田中守 |
第25回 | 1995年 | ライトオレオール | 西内忍 |
第26回 | 1996年 | ミョウエイアリー | 花本正三 |
第27回 | 1997年 | パープルマジック | 鷹野宏史 |
第28回 | 1998年 | マルカイッキュウ | 鷹野宏史 |
第29回 | 1999年 | マルカイッキュウ | 鷹野宏史 |
第30回※2 | 1999年 | ウォーターダグ | 西川敏弘 |
第31回 | 2000年 | ダイタクカミカゼ | 鷹野宏史 |
第32回 | 2001年 | ウォーターダグ | 西川敏弘 |
第33回 | 2002年 | ウォーターダグ | 西川敏弘 |
第34回 | 2003年 | カコイサンデー | 西川敏弘 |
第35回 | 2004年 | イブキライズアップ | 花本正三 |
第36回 | 2005年 | シルバークロス | 中西達也 |
第37回 | 2006年 | サンエムウルフ | 倉兼育康 |
第38回 | 2007年 | スペシャリスト | 赤岡修次 |
第39回 | 2008年 | トサローラン | 中西達也 |
第40回 | 2009年 | ゴッドセンド | 中西達也 |
第41回 | 2010年 | フサイチバルドル | 赤岡修次 |
第42回 | 2011年 | キングサラディン | 岡田祥嗣 |
第43回 | 2012年 | グランシュヴァリエ | 永森大智 |
第44回 | 2013年 | グランシュヴァリエ | 永森大智 |
第45回 | 2014年 | リワードレブロン | 永森大智 |
第46回 | 2015年 | ブランクヴァース | 西森将司 |
第47回 | 2016年 | リワードレブロン | 永森大智 |
第48回 | 2017年 | フリビオン | 西川敏弘 |
第49回 | 2018年 | ティアップリバティ | 宮川実 |
第50回 | 2019年 | スペルマロン | 倉兼育康 |
第51回 | 2020年 | スペルマロン | 倉兼育康 |
第52回 | 2021年 | グリードパルフェ | 赤岡修次 |
第53回 | 2022年 | ガルボマンボ | 林謙佑 |
※1 1975年・1976年は第7回として施行している。
※2 第30回開催より年末施行