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入ったら死ぬ風呂の編集履歴

2023-05-31 15:37:55 バージョン

入ったら死ぬ風呂

はいったらしぬふろ

医療アクション漫画「K2」に登場する恐怖の風呂である。

待てェ!その風呂に入ったら死ぬぞ!


待てェ!その概要を説明したら死ぬぞ!

K2第219話、『フライング』にて登場する風呂場。その風呂場に入ったものは意識を失い、最悪死に至ってしまう。


このストーリーは……いつのものだ?

かつてドクターKこと神代一人が治療した老人5人。彼らが作り上げた手作りの銭湯が遂に完成し、招かれたKと看護師の麻上もその出来栄えに感心する。


「村の皆の為になる物を作りたい」その思いで団結した老人五人。元大工の勲(いさお)は木材の調達と設計を、元左官の道夫は山から石を切り出し、岩風呂の湯船に仕立て、かつて配管工をしていた正造は湯を沸かすボイラーを作り上げた。


「折角なので湯を張って一番風呂に入らないか?」正造は他4人へ提案する。しかし他4人は首を横に振る。「ここは村の皆の為の風呂だ」「わしらだけ特別扱いだなんて許せねぇ」


他4人は土地も管理する正造へ事前に湯を張るよう頼み、それぞれの家へ帰宅して行った。


夜、正造はひとり酒を飲みながらぼやく。「ちっきしョォ・・・松吉の奴らめ、堅苦しい事言いやがって・・・」自らの管理する土地にある銭湯。だが明日午前9時の落成式までは使う事は許されなかった。


正造は納得がいかなかった。ならば湯を張るついでに、入ってしまおう。「一番風呂はワシのもんじゃあ!」正造はそう叫び湯船へと浸かった。


パチッ。松吉は目を覚ましてしまった。嫌な予感がしたのだ。ひとり懐中電灯を持ち、銭湯へ向かう。その途中、松吉は道夫、茂、勲達とばったり出くわす。彼らも同じ事を考えていたのだった。


銭湯にたどり着いた四人は、風呂場の明かりが点いている事に気づく。「正造のヤロォ─!」「やっぱりぬけがけを!」憤怒の勢いで風呂場に乗り込む四人が目にしたものは、意識を失って倒れた正造だった。


老人達は正造を抱え、ドクターKの診療所へ運び込む。急ぎ正造に酸素を吸入させるK。神経調節性の失神、そして心筋梗塞や脳卒中を疑ったが、酸素吸入から程なくして正造は意識を取り戻す。バイタルや血圧も安定していた。


「一番風呂を独り占めするからバチが当たったんじゃ!」四人の老人は口々に正造に喝を浴びせる。徹夜で付きっきりだった四人は疲れ切っており、頭痛を訴える者もいた。


Kに安静にするよう言われていた正造を除き、冴えない体調のまま、老人達は落成式の為に銭湯へ向かっていった。


一件落着かのように思えた矢先、Kは30分前に採取した正造の血液からある事に気づき叫んだ。「いかん!とにかく止めなくては!」


老人達が風呂へ入ろうとした矢先、Kが大声で彼らを制止する。「待てェ!その風呂に入ったら死ぬぞ!」


驚く老人達。Kは採取した正造の血液から逆算して、正造 の血液には一時COHb(一酸化炭素ヘモグロビン)が40%近く含まれており、一酸化炭素中毒になっていた事を話す。更に村の職員の調査によって、ボイラーの配管が間違っていた事実も明らかになった。


一歩間違えれば死屍累々の風呂となっていたその風呂だが、ボイラーを改修した後は「正造が死ななかった」事から「不死の湯」と名付けられ、連日行列が出来る人気の湯になってしまってしまう。その様子にKは呆れ、麻上も苦笑いするのだった。


何が余談だ!

ストーリー・症例自体はいつもの単発エピソードと大差ないのだが、以前までコメディリリーフを務めていた富永が物語から退場していたこともあり、普段はクールなKがギャグマンガのような動作で疾走したり、微妙な表情で佇むラストシーン、「その風呂に入ったら死ぬぞ!」というパワーワードの存在など印象深い要素が多く、読者からネタにされる事が多い。


連日 関連タグができる程の人気の記事になってしまいました。

K2(漫画) 一酸化酸素 シリアスな笑い 一話完結 パワーワード

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