シャドウラン(ShadowRun)とは、1989年にアメリカのFASAというところから発表されたサイバーパンク+魔法の世界をロールプレイするTRPGである。
世界観
このゲームは21世紀中盤をロールプレイする。ただし、この世界においては20世紀終盤に多国籍企業の独立勢力化が行われ、さらに2011年12月24日、マヤ暦による魔法や、伝説の生物などの復活が発生したという設定である。そのため、プレイヤーは複雑かつカオスな社会情勢の中、魔法や銃弾の飛び交う世界を己の魔法やサイバーウェアや特殊技能により、非合法に近い活動を行うキャラクターをプレイすることになる。
ちなみに、年表を見るとかなり世界の変化が見られる。
アメリカにおける状況
この世界はアメリカにおいてはシェアード・ワールド(フィクションにおいて、複数の著者が同一の世界設定や登場人物を共有して創作する作品群)とされ、作品もアメリカにおいては複数発売されている。
また、製造元が2001年、第3版の途中で事業停止し、他社に権利を売却、その後そこからサポートや、版あげ等の活動が続いている。
日本においては
日本においては1994年に第2版がグループSNEにより翻訳され、富士見書房により発売された。さらにはコンシューマゲーム(SFC、PCエンジン)にも移植された。しかし、1997年、第3版発売前にサポートが終了してしまった。
再び日本におけるサポートが始まったのは2007年であり、出版元は新紀元社であった。
版によるゲーム性の違い
初版から3版に関しては「年表の追加及びそれに伴う情勢変化」「ルールの追加」程度と推測される。
しかし、4版に関してはルールが大胆に変化しており、単純に言えば「ルールの単純化」、「魔法の単純化」などがその例として挙げられる。
Pixivにおけるタグに関して
自PCイラストが多いが、これはこのゲームは設定上状況イラストは死ぬほど面倒なためでは無いかと推測される。