概要
キャンタロット高校のライバル校・クリスタル学園の生徒たち。
シンチ校長(cv:塩田朋子)の教育方針から、冷酷で個人主義的な校風が生徒にも及んでいる。メンバーは学園での成績上位12名で構成されているが、性格面で言えば問題児ばかりでありチームワークといった協調性は無いに等しい。だが、3作目終盤で起こった出来事に対して、巻き込まれたキャンタロット高校の生徒達を率先して助けようとするなど、決して人としての良心は失っていない。
なお画面の6人以外にもスリ・ポロメアのほか男子生徒がいるが、そちらは本編では活躍しない。
ティアラを奪って人間界に逃亡したユニコーン・サンセットシマー、エクエストリアを追放された三頭のセイレーン・ダズリングスなど、歴代のボスヴィランとは異なる、劇場版シリーズ初の純粋な人間ヴィラン。エリート気質で、キャンタロット高校の生徒をライバル視する。
メインメンバー
トワイライトスパークル(cv:沢城みゆき/タラ・ストロング)通称・サイトワイ。
人間世界で暮らす人間版トワイライト。
学校一の秀才だが学者肌で要領が悪い性格のため周囲から疎まれ、エリート気質で性格の悪いクラスメイトからイジメられている。ペットのスパイクが唯一の心の支え。
キャンタロット高校で巻き起こる不思議な力に注目して独自に調査を進めており、常にペンダント型の測定器を携帯している。実はコレには自動的に魔法を吸収するというとてつもない性能が秘められているのだが、作った本人は全く気づいていない様子。これが後に大きな騒動へと発展していくことになる。
早口で喋るマシンガントークが特徴な毒舌家。
眼鏡で無口な性格など共通点が多いことからトワイライトが勇気を持って話しかけてみたものの、「何、話しかけてるの?」「公共の場では静かにして」「あなた、一生ドアマット(踏み付けにされる)ね」と冷たく突き放し、彼女の心をさらに閉ざすことになってしまう。フレンドシップゲームでもアーチェリーの矢がまったく当たらない彼女に「この下手糞!」と罵るなどトワイライトをさらに追い詰める。
モトクロスではメガネを外しコンタクトに切り替える。
サワースィート(cv:吉田麻美/シャロン・アレクサンダー)
メンバーの参謀役で、率先してキャンタロット高校との対立構図を作り上げた。
裏表の激しい皮肉屋で、トワイライトに笑顔でお礼を言った後に、大声で皮肉を言うなど悪意の塊のような人物。また、責任転嫁が激しい。
運動神経に優れており、フレンドシップゲームでもアーチェリーなどの障害物を問題なくクリアーするポテンシャルの高さを見せつけた。しかし、2番手のトワイライトが矢を外しまくったため、大衆の面前で彼女を罵りついに泣かせてしまう。
お嬢様気質な性格。倒れ込んできたトワイライトを恫喝するなど彼女の要領の悪さに呆れている。
ヴィランとしてメイン枠に上げられながらセリフも登場回数も最も少なく不遇な人。
袖部分が大きいので遊戯王ネタと絡められる(それくらいしかネタがないとか…)。
小説版ではいちおうメインで登場し、上の三人とパジャマパーティーに参加している。
体育会系の暴走キャラ。トワイライトに対して「絶対に勝つぞ!」と大声で同調を求めて、トワイライトが内気な演説をすると愛想をつかしてしまう。その後は、彼女に対して冷たい態度を取るなど気に入らない相手には敵意をむき出しにしてくる。リボンがきちんと結んでない等、服装が一番乱れている。
なお、フィギュアの先行発売により当初はライトニングダストとして登場させる予定だったが結局カラーリングも設定も一新され別物のキャラとして置き換えられた。
日本語版の声優は本人のツイートにより判明。
レモンゼスト(cv:高垣彩陽/シャノン・チャンケント)
音楽が好きでいつもヘッドホンを掛けている。ソナタ・ダスクに続いてヴィラン側のアホの子担当だが周囲を顧みず騒ぐなど別のベクトルで問題児。鬼教官という設定だが本編ではそのような描写は見られなかった。(むしろそれは同調圧力をかけるインディゴザップに相当する)
メンバーの中では比較的マシな方で誰にでも友好的に接するが、トワイライトを擁護しようとはせず、それどころか他の生徒に便乗して圧力をかけてくる等必ずしも味方という立場ではない。
同じ音楽仲間のDJ PON-3とは打ち解けており会話する様子が見られる。
厳密にはメンバーではなく顧問だが、便宜上ここに記載する。クリスタル高校の校長であり、眼鏡を着用した冷たい目と厚化粧な風貌が特徴。冷徹な権威主義者で、生徒に圧力を加えながら学園を管理する。上述の通り、彼女の教育方針から、冷酷で個人主義的な校風が生徒にも及んでいる。
また、猜疑心も人一倍強く、サイトワイの事を知っているキャンタロット高校の生徒の事を「貴女のことを蹴落とそうとしている」と忠告したこともある。フレンドシップゲームでシャドウボルトが劣勢になるにつれて焦り始め、周囲の生徒を焚き付けサイトワイにデバイスにため込んだ魔法を開放するよう唆すが、その結果、彼女をミッドナイトスパークルに変身させてしまう。
これだけでも十分教師として問題のある人物だが、この事態に対して、驚く生徒らを避難誘導させるどころか真っ先に自分だけ逃亡しようとする上に生徒であるはずのトワイライトを化け物呼ばわりするという教員失格の行動を取った。しかも、騒動が集結するやいなやいけしゃあしゃあと「教育員会に訴える」と恥も外聞もない言動を晒した。この自己中心的すぎる性格が仇となって生徒達だけでなくこの場にいた全員に見限られることになり、それに耐えかねたのか気に食わないような態度で去っていった。なお、その後の動向は不明だがどうやらサイトワイに干渉できる立場に居られなくなった上に更迭されたようで、「キャンタロット高校物語」では校長職の座はケイデンス学生部長に委託されたことがサニーフレアらによって語られている。
なお、オーディオコメンタリーによれば、ミッドナイトスパークルが生んだ時空の裂け目からエクエストリアに落ちた後、モンスターに変身する案もあったが、さすがに残酷すぎると没になったとのこと。こんなどうしようもない人物であるが、特典映像として収録されたNGシーンでは振り向こうとした瞬間に椅子の回転が止まらなくなり、てんてこ舞いになって苦笑するといったコミカルな一面も描かれている。
関連タグ
マルハワ学園…クリスタル高校のIfとでも言うべき学校。こちらは表面上は善人を装っているが、本性は自分達より裕福でない人間を常識レベルで見下す極悪人達の集まりであり、それに伴う隠蔽体質が原因で過去に死者を出すなど、悪辣さで言えばクリスタル高校が足元にも及ばないレベルである。また、こちらも最終的に怪物と化した同期に逆襲されていると言う点が共通しているが、クリスタル高校の生徒達は危機を目前にして巻き込まれた人々を助けようと動いた他、最終的に自分達の行いを反省して改心したのに対し、こちらは最後まで傲慢さを捨てなかった結果、来賓であった主人公(と本編シリーズの主人公達)を除き教員含め全員が死亡という末路を迎えた。