ナス科ナス属の多年草。アメリカ合衆国南東部原産。夏にナスに似た花をつける。果実は黄色く熟しプチトマトに似るが、全草がソラニンを含み有毒である。茎や葉の裏側には鋭いトゲがあり、不用意に触ると怪我をする。
栄養繁殖をしやすい植物であり、地下茎で広がるだけでなく、切れ端からも独立してそれぞれから発芽する。もちろん種子からも発芽する。外来生物法により要注意外来生物に指定されている。
日本では牧野富太郎が昭和初期に千葉県三里塚(現成田市)の御料牧場で発見し和名を命名した。牧野はこの植物を東京・大泉(現板橋区東大泉町)の自宅に植えたところはびこって隣の農家の畑へも侵入するなどかなり悩まされたという。