概要
日本原産の落葉高木。北海道西南部、四国、九州にも分布するが特に本州の東半分(東日本)に多い。
手を広げたような5~7枚の大きな葉が特徴的で、家具材、薪炭材として有用。秋には大きな実をつけ、そのままでは灰汁や渋みが強くて食えたものではないから、栃餅などとして加工される。
湿った土壌が深いところを好み、高さ30mほどの巨木に成長する。街路樹として植えられることもあり、特に栃木県では「県の木」としてなじみ深い。
「マロニエ」とも呼ばれるが、これは厳密には近縁種のセイヨウトチノキを指す。セイヨウトチノキは明治期に渡来し、当時は果実の形状が栗のいがに似ていることから「ウマグリ」(馬栗)と呼ばれていた。
関連タグ
オオルリ....栃木県の鳥(メイン画像のトチノキの葉にとまっている鳥)。