概要
面長の顔に緑色のマッシュヘアーと額帯鏡が特徴のレスキュー隊員。
出身星はオーイ星で、同郷のディンゴとは幼馴染らしく、彼からは”パピ”と呼ばれている。
名前の由来は犬種のパピヨンから。
隊内での役職は医師であり、ゲーム内では葉っぱ人と化してしまった遭難者を元に戻す治療を請け負う。
彼に話しかけることで夜の探索に出発することができ、夜明けまでヒカリヅカを守りきる事で入手できる特別な蜜(ヒカリのミツ)の採取をプレイヤーに依頼してくる。
外科、内科、薬学など医学に幅広く精通している。
プレイヤーが初めて葉っぱ人を救助した際も隊長を始めとしたレスキュー隊員から「彼(パピヨン)ならば治療できるかもしれない」と期待されており、未知の奇病を治療できる程に高度な医療技術を持っている事が覗える。
性格
喋り方は「~だよお」や「~だねえ」といった風にやや間延びしており、新米隊員のプレイヤーに対しても気さくに話してくれるなど、物腰は柔らかくおっとりとした性格をしている。
...が、ゲームを進めていくにつれ彼のマッドサイエンティストな一面が少しずつ垣間見えてくる。
まず、彼を救出した直後の夜にディンゴが机の上に置いてあった液体(パピヨンが遭難中に採取したヒカリのミツで作った試薬)を誤って飲んでしまうというシーンが見れる。
一見ディンゴの不注意とパピヨンの不始末による事故のように見えるが、後々彼に話しかけると「ディンゴは机の上に置いてある飲み物を勝手に飲む癖があるから、新薬の治験に丁度いいと思ってワザと薬を置きっぱなしにして彼に飲ませた」という話を聞くことができる。
(「うふふ、ボクとキミだけのひみつだよお」とのこと)
またある日は、ディンゴが「むかし村にいた頃、オレ様の体がいきなり光り始めて三日三晩元に戻らなかったことがあっただろう?」と故郷の星にいた頃の話を思い出した際、よく覚えていないと誤魔化したあとに心中で「(あとでまた記憶を消しておかないとねえ)」と独り言ちる会話を見ることができる。
昔からディンゴに対し無許可で人体実験じみたことを繰り返していた旨、”また”と言っている事から少なくとも1回以上は彼の記憶を消すような処置を施したことがあることが覗える。
このように、何かと(ディンゴを中心に)他人を使って実験しようとしたり、バレないように誤魔化したり後始末をしたりと黒い部分が垣間見える。
IDカードによると「未知の症例を発見すると心をときめかせ、新薬を実験する機会をうかがっている」とのことで、とにかく医学分野での知的好奇心にブレーキがかからないらしい。
他の隊員に対しても怪しい物言いをする様子が見られるが、幼馴染であるためか特にディンゴに対しては何をしても良いと思っている節がある。
彼の活躍とは切っても切れない関係にあるヒカリピクミンに対しても、なぜか火や水、電気、毒ガスに耐性があり丈夫である事を知っており、コリーからどうやってその特性を知り得たのか訝しがられている。
プレイヤーの探索の様子を見てならば良いが、まるで解剖や耐久実験をしたかのようなニュアンスである。
(彼が遭難していた間にはヒカリピクミンに出会っていないはずなので、何かしでかしたとしたらプレイヤーが持って帰ってきたヒカリピクミンの種を拝借したのかもしれない)
当初の救出目的であるオリマーが葉っぱ人化している事も踏まえて、彼が居なければ今回の救出劇そのものが成り立たなくなってしまうほど大切な役割を担っているのだが、一癖も二癖もあるレスキュー隊員の中でも一際難しい人物である。