分類
和名 | トコヨノヒカリピクミン |
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学名 | Pikminidae supravelum |
科目 | ?科 |
解説
『ピクミン4』で新しく加わる事となる、6月21日のニンテンドーダイレクトで発表された黄緑色のピクミン。花の色は黄色で、角のある星形。
パピヨンが付けたその名の通り、身体から淡い蛍光を放っており、左右非対称の目と、脚の無い幽霊のようなフォルムが印象的。
オニヨンではなく地上に夜間のみ現れるヒカリヅカを母体兼住処とした夜行性で、日光を苦手とし夜や地下でしか活動できず、昼はタネになって休眠状態に入るなど、他のピクミンにはない特異性が目立つ。
その挙動もフワフワと浮いて移動し、急に消えたり、離れた場所に現れたりなど謎めいている。
運ぶ、戦う、増える、そして食べられるといった性質や、頭に植物の生えた小さく可愛らしい二頭身の姿、群れで行動し敵意の無い生物と積極的に共生を図ろうとする姿勢など、ピクミンとしか思えない共通点も多いのだが、本当にピクミンであるのか生物学的確証は得られていない。
公式サイトでは「ピクミン(?)」などと表記され、分類も科目不明と定義されている。
と言うのも、オリマー曰く「一切の生体反応がない」らしく、ルーイも「生き物の匂いがしない」と語っている。
致命傷を負いその体が損壊しても、光の粒子(フォトン)となってヒカリヅカに戻るという、生命としての定義を逸脱した観測データも上がっており、オリマーは「心霊物質(エクトプラズム)の一種ではないか?」とも推察している。
ポンガシグサで別のピクミンに変換する事ができ、和名も「トコヨ」(常世)となっていることから、プレイヤーの間では「死亡したピクミンの幽霊ではないか?」とも噂されている。
この仮説が正しかった場合、ピクミンたちは死してなお協力してくれる健気な生物とみることもできる。その一方、ハチャッピーのように敵性かつ他の生物に寄生している場合もヒカリピクミンになるのか、葉っぱ人というピクミン達の恒久的リーダーとなりうる存在の治療に必要なヒカリのミツの生成に協力してくれるのはなぜかなどの疑問も浮かびあがる。
今後のシリーズで明らかになる日は来るのだろうか。
ゲーム上においては下記の仕様から、「2」におけるコッパチャッピーの強化版兼正式ピクミン版といえる存在でもある。
特徴
- 夜行性かつ定住型
ヒカリピクミンは新要素である「夜の時間帯の探索」で登場し、同モードで使用出来るのもヒカリピクミンのみ。
繁殖方法も他のピクミンとは異なり、ヒカリヅカに養分となる金平糖のような物質「ヒカリペレット」を運びこむことで繁殖する。また、放って置いても勝手に花を咲かせる。そのため大地のエキスにヒカリピクミンを投げても吸わない。
またワープ能力も持っているようで、ヒカリヅカから生まれた際や仕事を終えた後などは、呼び戻さなくてもリーダーの元まで瞬時に戻ってくる。
- フラッシュバースト
霊体状の身体は何と仲間同士で合体でき、巨大な光の玉「フラッシュバースト」へと変化可能。そのまま突撃→分裂する事で閃光を生み出し、原生生物を怯ませ動きを止めることができる。ヒカリピクミンの数が多いほど効果も大きくなる。
ただしオッチンのトッシン同様、再発動までには長めのインターバルを挟む必要があるため、安易な乱用はピンチを招く事もあり注意が必要。
また、影響は小さいもののエネルギーを消耗するのかフラッシュバースト後は葉ピクミンに戻ってしまう。
- 耐性の多さ
日に弱く特定条件下でしか活動できない分、それ以外の耐性が多く、炎・水・電気・氷・毒を受けても平気な上、羽のような対空性能まで備えた万能型。
明記されていないが泥沼、泡、ダマグモインフェルノやボケナメコの洗脳ガスにも耐性がある。ただし流石に即死耐性はない。
なお上記の通り不死らしいが、あくまで設定上の話で、捕食などの物理攻撃を受けると結局戦線離脱し、再度増やし直す手間がいる点は他のピクミンと変わらない。
調査状況の「死んだピクミン」の欄にはヒカリ自体の枠が存在しないものの、生物図鑑の「やられたピクミン」の方にはしっかりとカウントされるので、完全無犠牲でのクリアにこだわりたい人は気をつけよう。
- ヒカリのタネ
夜の探索を終えると、残っていたヒカリピクミンが集まって、休眠状態たる「ヒカリのタネ」に変化する。
5匹につきタネ1粒がアイテムとして入手でき、夜か洞窟の探索時にのみ使用する事で、1粒につきヒカリピクミンを1匹呼び出せる。無論、既にピクミンが100匹いる場合は使用不可。
好きなタイミングにヘルプとして戦力を補充し、それぞれの難易度を大きく下げられるが、洞窟の場合はコッパチャッピー同様地上についてこずお別れとなり、夜の場合も出した分が1/5に減ってしまうため、ご利用は計画的に。
戦力的に余裕があれば、手持ち無沙汰になったヒカリピクミンをポンガシグサに投げ込むのも良い。
- ヒカリのミツ
ヒカリヅカから生成されるヒカリのミツには葉っぱ人になってしまった人物を治療したり予防したりする効果があり、そのミツを入手するためにヒカリヅカが現れる夜間の探索を行う必要がある。
しかし、夜行性の原生生物はヒカリヅカの光やエキスに誘き寄せられて襲撃してくる上に光に興奮しているのかは不明だが、昼間の時よりも遥かに凶暴化している為、プレイヤーはヒカリピクミンと共にそれらを朝まで迎撃しながらヒカリヅカを防衛する事になる。
ちなみにこのヒカリのミツは治療薬となる一方で生物によっては有害となる成分も含まれているらしく、ピクミンの敵キャラの中でもトラウマ級の強敵として名高いドドロという生物がいるが、このドドロの生態にヒカリのミツが深く関わっている節がある記載がされており、尚且つヒカリピクミンの活動する夜の探索時にはドドロが頻繁に出現する。
しかも夜間のドドロは出現するとヒカリヅカを積極的に襲う習性(夜間はチャッピ-等の他の原生生物も同様の習性だがドドロの場合はそれが顕著)がある等、ヒカリピクミンとドドロの間には複雑な因縁があるようだ。
- 元ネタ?
ヒカリピクミンの見た目や特徴から某アニメ映画に登場するコイツに似ていると言われる事がある。
余談だが上記のドドロはその禍々しい見た目と特徴から、同作品に登場するアイツに似ていると言われていた(名前だけ聞くとコレのアレを連想する人もいるようだが、奇しくもコイツの成長した姿がアレという説も存在する)。
ただし、両者とも開発スタッフがモデルにしたかどうかは不明である。