分類
和名 | ミズアオイピクミン |
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学名 | Pikminidae caerula |
分類 | 歩根類・ピクミン科 |
解説
初代から登場している青色のピクミン。花の色は白。
色以外の差異として、への字口のような形状のエラが顔に存在し、口角を上げて笑うなど表情を表すことも可能。(ルーイ曰く、エラに手を突っ込んでみたいらしい)
陸生の根菜から進化したピクミンは空気を貯める肺を持たず、葉っぱや花、皮膚にある気孔で呼吸を行うため、身体を水に漬けるとたちまち窒息を起こしてしまう。
だが青ピクミンはエラ呼吸も両立しているため、水中でも溺れずに活動できるという、両生類でも成せない完全な水陸双方の生活を可能にしており、水泳能力も遺伝子に刻まれるほど発達している模様。
このように水草としての性質も持つためか、体表面には水中で光合成を行うための藍藻やシアノバクテリアと同じ色素タンパク質を有し、結果鮮やかな青い体色を定着させている。
総じてピクミン達の中でも活動範囲が広く、どの作品でも十分な働きをしてくれる心強い存在である。シリーズが進むたびに、代替手段が豊かになっているのは悩ましい所だが…。
特徴
- 水に入っても溺れない
他のピクミンでは不可能な水中での作業・運搬・戦闘を行え、このピクミンと最初に出会う場所も決まって水場である。
一部の原生生物が放ってくる水攻撃を浴びても平気であり、身体が水で覆われた原生生物にも飛びついて攻撃できる。
自然界において水の存在する割合は多く、火・電気等と違って除去する事が出来ないため、その特徴が発揮される機会は多い。
『3』以降は水場の"上"を移動できる羽ピクミンや水場を凍らせることが出来る氷ピクミンとの差別化として深い水中での活動が主となり、水中を自在に泳ぎ回って原生生物と戦える優れた水泳能力を見せた。
- その他
また、『1』『2』においてフリー状態の青ピクミンは「近くで溺れている他のピクミンを陸地に投げて助ける」という仲間意識の高さを持っており、重たい紫ピクミンも助けることが可能。
この特性からか、『スマブラ』のオリマーの投げ技は青ピクミンを用いた時が一番威力が出るようになっている。
能力が水耐性の1つしかないため、弱いと目されることがある。
しかし実際にはエリアの構成要素に水辺は非常に多く、その活躍は他ピクミンに劣らないどころか「大水源」などの水が多いエリアではどのピクミンよりも活躍することになる。
『3』では登場の遅さと羽ピクミンによりストーリーでは影が薄かったが、『4』では新たな水トラップの追加や、水場が非常に多い地上マップ「とこなぎの浜辺」の登場に加え、新規追加された氷ピクミンとは明確に差別化されており、羽ピクミンはストーリー終盤での登場なので、水場に沈んだオタカラなどの回収などで活躍する。
設定検証
『2』の公式グッズにおいてエラは頬の部分にあるとされており、口とエラによって水陸での呼吸を可能にしているとの解説がされている。
一方『3DX』以降は口に見える部分がエラであるとされ、『4』では皮膚呼吸とエラ呼吸を使い分けると言う記述になっている。
『3』において、元々空を飛べる羽以外のピクミンは溺れた際に水面からジャンプして、多少の段差であれば飛び越えて陸に上がることが可能となった。
泳げる青ピクミンにはこのような能力が備わっておらず、皮肉なことに対岸沿いを渡るだけなら青以外のピクミンの方が適切なケースさえあるという異常な光景も見受けられるようになってしまっている(事実、交わりの渓流においてはこれを利用することで橋を掛けずに羽ピクミンを仲間にすることが出来てしまう)。
『2』でのみ持つ特徴で、捕食攻撃を行う生物の捕食攻撃範囲内に青ピクミンがいる場合は必ず青ピクミンが狙われる。(厳密には、コッパチャッピーが最優先で狙われる)なお、青ピクミン以外にも優先順位は存在しており、コッパチャッピー>青>赤>黄>紫>白の順番で捕食されるようになっている。
↓参照動画
しかし、下記参考動画のコメントにもある通り、通常は上記の順番となっているものの、ROMによっては白>青>赤>黄>紫の順番になったという情報もある。(下記ユーザーはコッパチャッピーを用いた検証を行っていないため、コッパチャッピーの優先順位は不明)
↓参考動画
上記の特徴に加えて、戦闘が得意でないにも拘らず青ピクミンでないと戦闘に参加できない水に関連する強敵の多さや、簡単に増殖可能で比較的命の価値が軽いことから、(出番に乏しく水辺の強敵が少ない『3』を除いて)最も犠牲が出やすいピクミンと言える。他の色よりも多めに増やしておくといいだろう。
また、勘違いされがちだが、土の壁を壊し、木の橋を組み立てるといった工作活動が他のピクミンよりも得意というのはガセネタであり、他のピクミンよりも優れている訳ではない。
なお戦闘などの激しい運動が苦手という設定があり一部攻略サイトなどでは攻撃力が低いと評されることがあるものの、設定に反して攻撃力・移動速度は標準的となっている。