ボケナメコ
ぼけなめこ
「ピクミン1」で初登場した原生生物。一言でいえば巨大なあるくキノコ。赤い笠に目のような触角が二本、柄は黄色く小さな足がある、
オリマーメモによると、元々キノコだったものが動物的な性質を獲得し歩けるようになったらしく、菌糸が発達して筋肉の役割も果たしている。
ナメコらしく湿った環境を好み、『1』ではヒカリダケが生える「樹海のヘソ」の奥地、『4』ではカビやキノコが群生する「追憶の原生林」で出没する。
基本的に温厚な生物で、普段はひょこひょこ歩いているが、オリマーやピクミンが攻撃すると足を必死に動かし逃げまくる。
この時点ではほぼ無害で、柄の部分を集中攻撃すればひっくり返り更に攻撃出来る。その際に笠とピクミンの当たり判定がぶつかり合ってピクミンが地面の下に押し込まれて奈落に落ちるバグで、傘の部分に潜り込んだピクミンを殺してしまう事があるので注意。
また危険を感じると、笠の裏から幻覚作用のある胞子をふりまいて襲ってきた生物を混乱状態に陥らせる性質を持つ。
特に天敵であるピクミンに対しては強く働き、自らをリーダーと誤認させる事で、捕らえたピクミンを護衛や栄養の確保に使役する模様。
実際、起き上がると同時に胞子を周囲へ噴射。これをうけたピクミンはキノコピクミンと化し、オリマーや他のピクミンと争い初めてしまうので、結果的にはかなり危険な生物となっている。
特に樹海のヘソの個体は、ドルフィン号のパーツの一つ『オメガスタビライザー』を持っているため、戦闘は必要不可欠。
『1』が発売された際の海外インタビューによると、開発初期段階では希望の森の拠点から出て左の高台に配置する構想があったという。
『ピクミン4』では弱体化しており、胞子をあびたピクミンがキノコピクミンにはならず、ダマグモインフェルノのガスを喰らった際と同様の混乱状態となってボケナメコについていくようになっている。
混乱状態のピクミンは笛で呼ぶこともできないが、主人公を攻撃することもない。ボケナメコを再びひっくり返すか、しばらく待てば治る。当然ながらピクミン死亡バグも改善されている。
反面打たれ脆かった『1』とは異なり作中トップクラスの体力を有するようになり、1ターンで倒すことは困難になった。そのため経験者の中には『1』の方が戦いやすかったとする人もいると思われる。
倒すとひっくり返ったまま、触覚と柄の部分が萎み潰れて絶命。そのままピクミンの栄養源として回収できる。
ちなみに食用として利用可能で、味も美味との事。オリマーが原生生物の食利用について言及するというかなり珍しい生物でもある。
初遭遇時点ではまだ食欲の権化とも言える後輩は登場していない。ある意味ではルーイメモの雛形になった存在とも見れる。
そのルーイメモによると「笠を下にして炭火でじっくりと炙る。しっとり汗をかいてきたら食べ頃」らしい。ちなみに『汗をかく』のはキノコを焼いた際に水分が出てくる現象の事。
特に笠の部分が美味しく、死骸を日光に当てて乾燥させると、含有するうまみ成分やビタミンが増加する模様。
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