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ガン=カタの編集履歴

2012-06-25 22:20:35 バージョン

ガン=カタ

がんかた

2002年公開の近未来SFアクション映画「リベリオン」に登場する、銃を用いた架空の戦闘術。

概要

主人公のジョン・プレストンもその一名として活動している特殊捜査官「グラマトン・クラリック」たちが用いる、銃を用いた戦闘術。


専用拳銃クラリック・ガンを両手に持ち(二挺拳銃)、「統計学的に有利な位置」に立ち回りながら射撃・打突を駆使し絶え間の無い攻撃を繰り出す。


そのネーミングは原作表記”Gun Kata”のとおり、「銃(Gun)」と、東洋武術の「型(Kata)」のミックスとも云われており、実際に劇中での型稽古には「残心」らしき動作が見られるなど、東洋武術の様式が多く取り入れられている。


なお、世界観は違うが監督を同じくする映画「ウルトラヴァイオレット」にもこのガン=カタが登場する。


影響

これによって描かれた「二挺拳銃を用いた一対多の近接戦闘」というガンアクションシーンは非常に鮮やかで見栄えも良い。本来的に遠距離武器のはずの銃を「格闘のための近接武器」として表現したアイディアは実に独創的であった。ラストバトルとなるガン=カタ使い同士の決闘シーンも、不思議な迫力を醸し出している。

ガン=カタが描写されるシーンは本編映画106分のうち10分に満たないが、「リベリオンといえばガン=カタ」と言っても過言でないほどの強い印象を視聴者たちに与えた。

そのため後のゲームやアニメ・特撮等、ガンアクションが登場する創作に影響を受けたと思しき作品は多い。


裏事情やその他の話

元々は「銃撃戦で迫力ある映像が撮りづらい」といった理由から新たなアクションを考案する必要があったことから生まれた。

マトリックスの様な映像編集技術やCGを駆使する方法もあったが、低予算のリベリオンではそれは不可能な話であり、その為に考案されたのが東洋武術の“捌き”などの技法を取り入れたこの「ガン=カタ」である。

残念ながらリベリオンは本場アメリカではセールスに恵まれず、日本での公開も一部の映画館が細々と公開するに留まったが、そのハッタリの利いた設定や時代劇の殺陣を思わせる美しい動き、そして二挺拳銃や武術ネタが大好きな一部のダメ人間……もとい、B級作品愛好家の心を捉えて話さず、翌期のスーパー戦隊の設定(アクション)に取り入れられたり、どっかのシナリオライターが滾る熱を抑えきれずに同人作品を作ったりとカルト的な熱狂を誇る設定となった。

今では当時の熱狂は薄れたが、二挺拳銃の使い方のテンプレートの一つとして定着した感があり、時折ガン=カタに近いアクション・設定が昨今でも散見される事がある。


表記ゆれ

ガンカタ


関連タグ

二挺拳銃

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