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冴木薫の編集履歴

2023-08-25 17:52:47 バージョン

冴木薫

さえきかおる

冴木薫とは原作「復讐の教科書」のキャラクター。

人物

2年B組の生徒。色黒で金髪、ピアスをつけた男子生徒。

その風貌とぶっきらぼうな言動から不良の一匹狼な印象を持たれているが、実際は根が真面目な常識人で大家族を養うためにバイトを掛け持ちしている苦労人でもある。

若干感情的になりやすい部分こそあるものの、目の前の事実だけでなく大局的に見据えて考えて対応出来る冷静さも持っており、黒瀬をいじめていたグループのリーダー格である不道エイジがいじめの事実を露見され、自身に突っかかって暴力事件を誘発させようとするも冷静に受け流し、周囲に不道への注意喚起をした。


黒瀬へのいじめに気づいていた数少ない人物。黒瀬自身の抵抗によって解決すべきという思いから表立っていじめから助けようとはしなかったが、目安箱にいじめの告発文を投函し、白鳥に情報を提供しようとしていた。後に、白鳥と入れ替わった黒瀬に不道の彼女の情報を提供している。


関連タグ

復讐の教科書



以下、コミックス派にはネタバレ注意!




























71話以降から、黒瀬の復讐劇に本格的に関わるようになっていく。


物語が進むにつれて明らかになってきたのは、


・父親は長距離トラックの運転手をしており、そのせいで家に中々帰れず家族との時間を過ごせない状況を憂いている。母は物語開始前から亡くしている父子家庭である事。

・兄弟構成は自身を含めて8人兄弟。

薫自身は長男で下に長女の咲(15歳)、次男の廉(13歳)、次女の蘭(11歳)、三男の龍(9歳)四男の光(7歳)、五男の仁(5歳)、三女の凛(3歳)

・自身の見た目のせいで、何もしていないの他校の不良学生から目を付けられている。

(そのため、正門に不良達が待ち伏せしている事も珍しくなく、正門以外の場所から学校に入るのは結構な頻度であると本人は言っている。)


ぶっきらぼうだが、本当に苦労人であり、薫がどれほど家族思いで誠実な人間性をしているかが見て取れる。



アルバイトの帰りに学校近くを通る中、森野くるみが学校から逃げるように走り帰っていく様子と校庭の方がやたら明るく見える景色を確認した事で立ち寄ると、そこには何者かによって学校の兎小屋が放火され、黒瀬やカレンが大事に思っている兎達が焼け死んでいく残酷な状況であった。


放火した犯人への憤りを隠せなくなるも、飼育小屋が燃えているのを目撃した第一発見者として警察に通報するも、担当を請け負った刑事の金本総司郎は薫が怪しいと言う旨を伝えられるだけだった。


その後は途方に暮れるも何とかして犯人を見つけ出そうと内心息巻く中、放火事件について学校が調査のために持ち物検査を行われる運びとなった。そして、自身のカバンからタバコが見つかると言う事実に直面し周囲から疑われてしまう。自身は喫煙者ではない事を理由に無実を訴えるも、クラスメイトの新島絹枝から放火犯ではないかと疑われた事と事件の第一発見者であるのもあって疑いを強められてしまうも、くるみが薫とその時すれ違っていたアリバイを伝えた事で何とかその場を乗り切る。

しかし、何者かによってくるみが過去に「倒れている老婆を置いて見捨てた。」と言う旨の中傷ポスターを貼られ、彼女の人望が下降してしまう事件が起きてしまう。加えてくるみ共々放火の共犯として疑われてしまう事態に直面してしまう。

くるみと共に放火犯を探そうと奔走していく中、同級生である若王子昴がくるみのスマホを過去に探して見つけてくれた事があり、若王子がその時にスマホを盗み見たのではと推測する。

事実を確かめるために尾行を進める中で若王子は電話で女性と話している場面を目撃する。

その内容は「放火の現場を見た」事に対して狂ったように笑う姿であった。


若王子への疑念を一気に強めた薫は問い質そうとするも、タクシーで逃げられてしまい見失うも、今度は若王子の自宅へ赴き、くるみにはインスタを通じて電話の相手と話が出来るようにアポを取るように頼み自身は事件に繋がらない事がないかとこっそり部屋を物色する。そんな中で若王子が付けている日記代わりのノートに彼が好意を抱いているクラスの副担任である吉倉ネネに対する想いと振り向いてくれない辛さを記した文面を発見する。

後日ネネに事実確認を行い、結果は全てネネの言った通りであった。そして薫はネネに好意を抱く若王子を呼び寄せるようにお願いする。後に呼び寄せた場所に赴くも、そこには何者かによって階段から突き落とされ、血だらけで倒れる若王子の姿だった。

更にタイミング悪く、自身に疑念を抱く刑事の金本に見られ警察署に連れていかれてしまう。

自身は来た時には既に若王子が倒れていたと話すも、金本の有罪ありきな推測と断定で容疑をかけられてしまう。納得できずに抗議しようとする中、学校の顧問弁護士である不道正義と校長が現れた事で、身柄は釈放される。しかし、一連の事件が解決するまでは自宅謹慎を命じられてしまい、身動きが満足に撮れない状況に陥ってしまう。


同時に薫は直感的に真相に辿り付いた。真犯人は最初から自身とくるみを嵌める事にあると。


①犯人の目的が兎小屋を燃やしてしまう事ならば、タバコで放火するのではなく、犯人に足が付きにくい方法を取れば良いのにもかかわらず杜撰なやり方に見せていた事。

②若王子が好きな女性の気を惹きたいならば、自分達を嵌めようとする理由がそもそもない事。

③真犯人は放火の容疑がかけられた薫と評判を貶められたくるみが若王子の仕業と思いこませるために立ち回り、若王子を階段から突き落とす事件を起こさせた。

④ライターを拾った若王子を目撃した後、薫のカバンからタバコが見つかった際と若王子が容疑者に浮かび上がるきっかけとなる発言をある人物がいの一番に行うや否や疑念を深め誘導させられていた事。


全ては本性を見せ始め、同時に「狸」と言うをしている白鳥が疎ましく思っている人物の起こしたでっち上げの事件だった。その相手は……


クラスメイトであり、自身らと仲良くしていた新島絹枝本人だった。

「狸」の正体こそが、新島絹枝そのものだった。


真相に気付いた薫はすぐにくるみへ連絡しようとするも、くるみは本性を見せた絹枝にナイフで刺され襲われてしまうと言う手遅れの状況になっていた。


そしてくるみが襲われた事件の容疑者として三度金本が自身を捕らえに動き出されまたも身柄を拘束されてしまう。薫は懸命に無実と真犯人の存在を訴えるも頭ごなしに否定されてしまい、更には絹枝にはアリバイがあるから関係ないと断じられ、自身が完全に容疑者となってしまう。

更には自身が警察に捕まったと言う事実から、トラック運転手を務める父が職を失い身体を壊し、兄弟達も路頭に迷いかねない危機に直面してしまう。


金本が机を蹴りながら脅迫じみた取り調べの末に心が折れかけるも、警視庁の刑事であり、いじめ事件を捜査していた群青ひかるが現れ、復活した黒瀬が絹枝の仕業である事を自白した録音データが決定的となり、無実が証明された。


解放された後は黒瀬を救おうと燃え盛る横高の校舎に単身突入し絹枝と対峙する事となる。対峙の末、逃げ切ろうとする絹枝が誤作動したシャッターに挟まれ死んで逝く様子を見て、「人様叩く暇があるなら、自分の生き様を叩き直せよ」断罪した。校舎から脱出した後は黒瀬と入れ替わった白鳥を問い質し、校長によってなあなあにされる中で、「生徒の為を想うなら臭い物に蓋をするな」と糾弾するも、絹枝から受けた傷が原因で限界を迎えてしまい救急搬送される。


後に退院して黒瀬に事のあらましを伝え、病室を抜けた黒瀬を群青達から知らされた事で黒瀬の捜索に力を貸した。

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