水上艦隊とは水上艦で構成され、水上で活動する艦隊。要するに原則潜水艦じゃない船を使う部隊。
部隊としての水上艦隊
日本
海上自衛隊の水上艦部隊は護衛艦を管理する「護衛艦隊」や掃海・輸送部隊である掃海隊群などがあるが、令和7年度概算要求において護衛艦隊と隷下の第1~第4と第11~第15の護衛隊群、掃海隊群、地方隊隷下の掃海隊、ミサイル艇隊を廃止し、第1~第3「水上戦群」、「水陸両用機雷戦群」、「哨戒防備群」、そしてこれらをまとめる「水上艦隊」(名称はいずれも仮称)に再編し、護衛艦隊、掃海隊群等の水上艦艇部隊を一元的に指揮監督する体制を整備するとした。司令部は横須賀に置き、海将が指揮官を務めるという。
アメリカ
大西洋と太平洋に2つの水上艦隊を持つ。水上艦隊はそれぞれ巡洋艦、駆逐戦隊、水陸両用戦隊(各種揚陸艦)、沿海域戦闘艦戦隊、各方面水上部隊を管理し、各部隊の練度維持管理をおこなう。空母のみ、乗り組む空母航空団共々海軍航空隊が管理する。
リード-フォロー (Lead-Follow) 制に基づき、太平洋水上部隊司令官 (Commander, Naval Surface Force Pacific (COMNAVSURFPAC)。太平洋艦隊司令官隷下) を務める中将がリーダーとして海軍水上部隊司令官を兼任し、大西洋水上部隊司令官 (Commander, Naval Surface Force, Atlantic (COMNAVSURFLANT)。艦隊総軍 (大西洋艦隊) 隷下) を務める少将がフォロワーとなる。