航空艦隊とは、航空兵器をまとまった規模で運用する部隊。飛行機のみならず、それを海上で運用する空母部隊にも冠せられた。
例
日本
大日本帝国海軍においては、艦隊のうち基地航空隊で構成された部隊を「航空艦隊」とした。また、空母艦隊が編成からミッドウェー海戦で壊滅するまで第一航空艦隊とされた。いずれも複数の航空戦隊によって構成された。
ドイツ
かつてのドイツ国防軍空軍においては、空軍最高司令部直属の最も大きな部隊を航空艦隊(Luftflotte、ルフトフロッテ)とした。
ロシア
ロシア帝国空軍の正式名称は、Императорскій военно-воздушный флот (ラテン字表記:Imperatorskiy voyenno-vozdushny'y flot)。直訳すると「帝国軍事航空艦隊」である。ロシア革命後、ボリシェヴィキのもとでРабоче-крестьянский Красный воздушный флот (ラテン字表記:Raboche-krestʹyanskiy Krasny'y vozdushny'y flot)、労働者と農民の赤色航空艦隊が結成され、後にソ連空軍となった。