井沢ひろみ
いざわひろみ
概要
CV:山崎たくみ(TVアニメ)※1/中尾隆聖(パチンコ)/吉野裕行(Beeマンガ版)/山本浩司(このマンガがすごい!)
前野 の親友の部員。
作中のメインキャラクターの中では数少ないフルネームが判明している人物でもある。
卓球部員であるにもかかわらず漫画『あしたのジョー』の主人公・矢吹丈に心底憧れて、髪型を真似たり、卓球部の部室に勝手にサンドバッグを設置してボクシングのトレーニングに勤しんでいる。
この髪型にする為に毎朝四時に起きており、一回セットするのにハードスプレーを二本使う環境破壊男。
そのため、セット後の髪は武器になるほどガチガチに固まっている。
高校生の不良と喧嘩になった際には、不良の必殺技の頭突きを顔面に喰らいそうになった井沢だったが、ハードスプレー二本でガチガチに固まった井沢の前髪が目に突き刺さった不良が自爆し、苦痛に悶えている隙に井沢パンチと井沢キックを連続で叩き込み勝利を納めた。
神谷ちよこのクラスメートの友野井(他人の前世を見る能力がある)によると、井沢の前世は「戦国時代、桶狭間の戦場に居たバッタ」だった。
これにより、前世がドリアンだった田辺・ミッチェル・五郎に「前世が人間じゃなかったゾーン」へと引きずり込まれた。
周囲からの評価は前野同様にバカで変態であり、行動を起こすときは大体決まって前野と一緒のことが多い問題児だが、それ以外の場面では意外と常識的な振る舞いを見せることも多い。
日常的にいつも前野と一緒に奇行に走っている(時折田中も加わる)ため、一時期はゲイカップルなのではないかという噂までたてられていた。
ちなみに個人の卓球部員としての実力はドベであり、(竹田から「ものすごい上手いよあの子」とフォローされているにしろ)稲豊幼稚園の園児と戦って負けている。
ただし、神谷ちよことダブルスを組んだ時はサンチェの為に発揮した集中力と連携によって木之下ペアに勝利している。
登場当初は3年の北条先輩に片思いしていたがアタックする勇気が無くひたすら憧れ続けるだけで、数秒会話しただけで有頂天になっていた(ちなみに嫉妬した神谷ちよこからは妨害されていた)。
「ひろ子」という顔が井沢にソックリの小学生の妹がおり、休日は親戚の女の子達と公園の砂場で遊ぶなど面倒見が良い。
しかし、ひろ子は前野を心から愛してしまい、思いきって告白をするのだが、前野から「やだ。だって ひろ子 顔 井沢なんだもん。」と容赦なくフラれて、一部始終を見ていた井沢は「そりゃどーゆー意味だ!?」と大激怒した。
※1...アニメ版のナレーターと兼役。
神谷ちよこの教官から彼氏へ
後に卓球部に頻繁に出入りする事になる神谷ちよこをダイヤの原石と見出し磨き上げた事で地味子から美少女に変貌させたところからも、井沢にはプロデュースの才もあるようだ。
神谷のバストサイズを知った際「ぜってー逃がさねぇ」と下心を持っていたが、紆余曲折あって神谷は井沢を「優しくて男気があってカッコイイ」と思い込んで逆に惚れてしまい、意外にも神谷から「私。井沢君が好きなの」と告白された時はもの凄い純情な心境だった。
初期はその性格と容姿ゆえに全くモテず、前野と「女なんてくそくらえ会」や「ラブコメ死ね死ね団」を結成していたのだが、前野から裏切り者と罵られ邪魔をされながらも後半で遂に神谷と交際を始める。
ストーカー気質と幽体離脱の体質をもつ沼田先輩に身体を乗っ取られ、神谷が貞操のピンチに陥った際に逆に沼田先輩の身体を使って駆けつけるといった男気を見せた事もある。
週刊ヤングマガジンでの連載末期に誌上で行われた読者人気キャラクター投票では1位の前野と僅差で2位の田中に大きく差をつけられての3位が井沢と云う散々な結果だった。
ヤンマガの編集者は「同じラブコメ死ね死ね団のメンバーだと云うのに前野と井沢のこの差は何なんだ。」「こんな結果になったのは神谷ちよこをゲットしたから。男性読者からの妬みだろう。この果報者が。」と評していた。