概要
イギリス軍が戦車に対抗するために1937年に開発、採用した対戦車ライフル。対戦車のため通常の小銃と比べ、非常に大きく重たい。だが、その分圧倒的な破壊力と貫通力を有する。
ボルトアクション式の5連発で脱着可能な箱型弾倉を用いて銃上部から給弾する。使用する弾薬は、薬莢底部が肉厚になっているベルティッドと呼ばれる、軍用弾ではあまり見られない薬莢形状の弾薬を用いる。
ボーイズ対戦車ライフルは、第二次世界大戦に導入され、初期は戦車に有効だったが、次第に装甲が強化した戦車が次々と開発されて効果が薄れていき、1943年に運用が終えた。しかし、大日本帝国軍の戦車の装甲は薄いため太平洋戦争では終戦まで使用された。
データ
全長 | 1575mm |
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銃身長 | 910mm |
重量 | 16000g |
口径 | 13.9mm |
装弾数 | 5発 |