ジュウザ
じゅうざ
概要
CV:安原義人(アニメ版)、藤原啓治(天の覇王)、平田広明(パチンコ)
南斗五車星の一星「雲」の拳士で、五車星の中でも最強の実力を持つ人物。
南斗正統血統・ユリア、天狼星の拳士・リュウガとは異母兄弟の間柄。
北斗神拳伝承者・リュウケンをしてラオウ、トキと同等と評された天与の才の持ち主だったが、自分の愛する女・ユリアが腹違いの妹であることにショックを受け、以後は世を儚む無頼の生を送る。
当初はラオウの野望を食い止めんとする南斗の軍には協力せず、南斗五車星としての務めには全く係わろうとしなかった。しかし、南斗六聖拳・最後の将の素性を知り、死を賭してラオウに挑んだ。
これまでに登場したシリアスな性格の面々とは違い、非常にくだけた性格をしており、その気質は本人の言う通り「雲」のように自由奔放。そんな中、愛する人の想いに答え、その身を賭して闘うという男らしさも兼ね備えており、出番こそ少なかったものの、多くの読者に愛されるキャラクターとなった。
我流の拳
我が拳は我流、我流は無形!!無形ゆえにだれも読めぬ!!
ジュウザの拳は、決まった型を持たない「我流の拳」を主流としている。
型にとらわれず臨機応変に技を繰り出すその動きは、歴戦を重ねた拳士でも捉えることはできない。奇妙なフェイント、変幻自在の蹴り、後ろ回し蹴り、関節技、目くらましなどさまざまな技を使い敵を翻弄するのを得意としている。
また、我流と天与の才のためか拳に恐怖は無く、構えも取らない。
勝敗にも固執せず、ラオウとの最初の戦いでも攻撃すると見せかけてラオウの愛馬・黒王号を奪い、道に岩を落とすことで拳王軍の進軍を遅らせることに成功した。
ちなみに、黒王号はラオウ以外を乗せることは基本的には無く、ジュウザは数少ない黒王号が認めた人物でもある。
おれは最期の最期まで雲のジュウザ!!
血縁者
南斗聖拳正統血統者の女性。幼い頃から共に暮らし、密かに恋心を抱いていたが、南斗の重役に己とユリアが腹違いの兄妹であることを告げられる。
拳王配下の将軍で、ユリアの実兄。これまで明かされた事実より、必然的に彼らも兄弟であることになるが、作中では彼らの絡みはなかった。(リュウガが死亡してからジュウザが登場したため)
外伝シリーズにおいては何度か両者が共演するシーンがあり、『ジュウザ外伝』によると、リュウガの方が兄で、ジュウザが弟であるらしい。