概要
講談社ラノベ文庫にて2018年8月から2022年7月まで刊行された。作者は虎走かける。全6巻。
また、タツヲによるコミカライズが、講談社が刊行する漫画雑誌のひとつ「月刊少年シリウス」にて2019年9月号から2023年7月号まで連載されていた。全7巻。
電撃文庫より刊行されている同作者の「ゼロから始める魔法の書」の続編であり、同作の登場人物も何人かが登場するが、作者の虎走曰く「新シリーズとして書きました」という見解を示している。
あらすじ
ウェニアス王国王立魔法学校に通う落ちこぼれの生徒・セービルは学校入学以前の記憶を失っていた。
そんな彼に学長は反魔女派の勢力が強い王国南部に特別実習として向かうことを命じた。 同行するのは、魔法使いの始まりを告げる禁書「ゼロの書」の閲覧を求める黎明の魔女ロー・クリスタス。
そして秀才少女のホルト、獣堕ちクドーといった、いずれも個性の強い面々。
彼らが実習先で知る真実とは――!?
登場人物
記憶障害を煩っている、成績最下位の落ちこぼれな主人公。
ゼロ書なるものを狙っている、極端に若作りな魔女。
訳あって人前で帽子を脱ぐことが出来ないおネェちゃん。
皮肉屋で乱暴者なトカゲ男（いわゆる「獣堕ち」）。
セービルの記憶障害に関わっている（らしい）おネェちゃん。
白いネコ科（白虎）の猛獣男（獣堕ちの一種）にしてとある村の酒場のオヤジ。
とある理由で両目を覆う眼帯をしている、とある村の教会の神父。両目を覆ってはいるが、実は視力を失っているわけではない。
セービルが在籍する、魔法学校の校長を務めるおネェちゃん。
成績不振が過ぎるセービルを、過酷な実習旅行に派遣した。
アルバスに仕える狼男（獣堕ちの一種）。失言癖がある。
魔法の村の教会のお手伝いをしている鼠娘（獣堕ちの一種）。見た目はお子ちゃまだがれっきとした成人女性。
常に目深にフードを被っているのは、人見知りがものすごいため。
テレビアニメ
2022年4月から7月初頭までTBS、BS11、TBSチャンネル1にて放送された。前作「ゼロから始める魔法の書」から製作構成が大幅に変わっており、アニメーション制作は手塚プロダクションが担当。
主題歌
OP曲：fripSide
「dawn of infinity」
※fripSideは本作がPhase3のデビュー曲となる。
ED曲：▽▲TRiNITY▲▽（鷹宮リオン、葉加瀬冬雪、フレン・E・ルスタリオ）
「インプリンティング」
