1956年3月28日生、名古屋市出身。母親が中国人のハーフ。
本名は立川啓子で、夫は編集者の立川義剛。
1978年に手塚プロダクション入りして手塚治虫の弟子となり、1年アシスタントを務めたのちデビュー。以後は「キスより簡単」など、青年誌で奔放な女性を描いた作品を発表。
出産を機会に漫画家を休業して育児エッセイやワイドショーのコメンテーター等の仕事に軸をうつす。その後漫画執筆を再開し、『アイ'ム ホーム』『俺になりたい男』など、主に中年男性を主人公にした作品を発表している。近年も『週刊金曜日』などで月1回ではあるが漫画を連載している。
政治的な発言も多く、『週刊金曜日』の編集委員や『マガジン9条』発起人もつとめる。特に戦時における性暴力に関心を持ち、連作「安穏族」などで従軍慰安婦を題材した反戦漫画も執筆している。ただ、従軍慰安婦を女子挺身隊と混同するなど、大きな歴史考証ミスも多く、左翼イデオロギーに引きずられた観念性が目立つ。