概要
アクシオン財団傘下の研究施設、スコート・ラボで開発された対次元獣用兵器・DMバスターの1号機ブラスタの完成型。
パイロットはクロウ・ブルースト。
ブラスタの戦闘データを元に開発され、格闘戦特化型の「リ・ブラスタ レッド」と射撃戦特化型のリ・ブラスタBの二種類のプランが存在する。
どちらもブラスタでは追加装備であったSPIGOTが標準装備として機体に搭載されているのが特徴。
この機体をフルポテンシャルで使用するには、覚醒した「揺れる天秤のスフィア(VX)」の力が必要であるため、その反作用によってパイロットが暴走しないよう、トライア・スコートの手によって特殊システム「CDS(Coin Drops System)」が組み込まれている。
また、VXの出力が上昇すると頭部、胸部、股関節部、膝部のパーツがてんびん座の形に発光する。
装備・機能(両機共有)
- VX(揺れる天秤のスフィア)
- 本機の動力源で、太極の12の欠片の一つ「揺れる天秤のスフィア」。
- CDS
- リ・ブラスタR/B共に搭載された、揺れる天秤のスフィアの反作用対策システム。上記リンクに詳しく。
- SPTGOD
- リ・ブラスタのVXをフルに活用できるようにするためのリング状の随伴装備。R/Bでは形状は違うが、機能的には同じらしく、次元力を発生させ機体に貯める他、空間を湾曲させることが可能。Rは両腕両足に小型化したものを4機と、ブラスタで使用していた大型のものを2つに分割したものを搭載。Bは装備された「AX-98 RAPTOR」のマズル部に4機小型化されたものを搭載している。
リ・ブラスタR
全長:24.2m
重量:85.7t
通称は「レッド」。上記のイラストがこのリ・ブラスタRである。
スーパーロボットを参考に装甲と格闘戦能力に特化した形態。機体サイズはブラスタや後述のリ・ブラスタBと比べて一回り大型化しているが、それでもブラスタを凌駕する機動性能を誇る。
部類的にはスーパーロボットだが装甲は薄い、スーパー系リアルロボットである。
両肩に分割されたSPIGOTを装備しており、攻撃時に連結して使用する他、限定的な次元跳躍も可能としている。また、小型化されたSPIGOTが手足に装着されている。
手持ち火器は持たず、内蔵火器とスフィアのエネルギーを攻撃に転用して戦闘を行う。
武装
- EAモーター・カノン
- 本機唯一の内蔵火器。頭部の両端についており、ブラスタのEAGLEショットに似ている。
- リープ・マグナックル
- 腕部のSPIGOTによって空間を一時的に歪ませ、そこに拳を発射し、遠くの敵に攻撃をする、いわばロケットパンチ。
- ハイプレッシャー・シューター
- 両手のひらから、エネルギー弾を打ち出す。リ・ブラスタRの武装の中では、射程が最も長い。
- VXキャリバー
- 両腕のSPIGOTを起動、エネルギーソード状にして敵機を切り裂く。
- VXブレイザー(MAP)
- 大型SPIGOTを合体、2つのリング間にビームを展開させ突撃させる。このことから、肩の大型SPIGOTは2つのSPIGOTが合体している状態だと思われる。
- SPIGOT-VMX
- 両手両足4機のSPIGOTを起動し、足裏から展開したスパイカーで攻撃・近格闘の順で追い込み最後に、ブラスタの射撃版SPIGOT-VXのように大型SPIGOTを展開し、胸部VXからVXブレイザーを放つ。
- アンブレイカブル・フルクラム
- 大型SPIGOTを連結させVXのエネルギーを充填、リ・ブラスタ本体を弾丸としたレールガンに変換して発射する。 ちなみに、演出が似ているのと中の人<うえだゆうじが同じということもあってか、ゲキガンフレアとも呼ばれる。
リ・ブラスタB
通称は「ブルー」
ブラスタの戦術を先鋭にした「全くダメージを受けずに敵を殲滅する」というコンセプトの元、機動力と射撃戦能力に特化した形態。
AX-98RAPTORを主武装とし、SPIGOTは小型化され銃身に装着されている。
RAPTORとSPIGOTを組み合わせて各種攻撃を行う他、バンカーによるシールド防御も可能。
装備
- AX-98 RAPTOR
- 本機の主兵装で、ブラスタの「AX-55 EAGLE」から一部不要な機能を取り除いたモノに近く、小型化したSPIGOTを4機マズル部に搭載している。なお、名前の元ネタはブラスタ、ブラスタEs、リブラスタBに搭載されたものからして、戦闘機だと思われる。