聖インサラウム王国
せいいんさらうむおうこく
概要
物語の開始時点で既に次元獣とガイオウによって滅ぼされており、現在では存在しない。
本来は別の「多元世界」を統一した絶対君主制国家であり、次元科学によって成立していた先史文明の遺産をもとに発展し、絶対君主たる「聖王」によって支配されていた。また、「次元力」の研究に優れていたが、その研究中にガイオウと次元獣を召喚したことで、この多元世界とインサラウム王国は滅亡。兵士たちや騎士たちは一部を除いてガイオウによりヴァイオレイションされ、次元獣と化してしまった。
だが……ここには知られざる真実があった。ガイオウの侵攻に際し進退窮まったインサラウムは、当時科学長官だったアンブローン・ジウスの提言で、禁忌とされていた次元科学を解放。ZONEを地脈に沿って建造し、抽出される次元力を兵器に転用しようとしていた。しかし、未熟な次元科学ではZONEを制御しきれず、結果としてZONEは暴走。大陸を消滅させ、全ての物質から次元力を抽出。結果、インサラウムは死の世界と化してしまった。
その後、残った5億の民は、次元の狭間に築いた間に合わせのコロニーで暮らし、第一皇子ユーサー・インサラウムを頂点とする上層部はADWへ侵攻。民たちに新たな大地を与えるために戦争を始めた。
再世戦争においてアークセイバーは最終的にZEXISに帰順したマルグリット・ピステールを残して全滅。戦争を指導した(と表向きはされている)ユーサーの戦死により戦争状態が終結。地球連邦に属し火星への入植を開始することとなった。
第3次スーパーロボット大戦Z(天獄篇)では、インサラウム王国のガイオウ襲来の裏には、根源的な災厄のしもべたるイドムの介入が原因であることが判明した。
第43話(クロウルート)では、ガイオウ召喚前にZ-BLUEが出くわしたことによって、並行世界へと分岐したものの滅亡が回避されることになった(ただし、あくまでもガイオウによる滅亡が回避されただけで別の原因は依然として存在しているが…)。
人物
第一皇子にて現統治者。弱気な性格だが、ある出来事がきっかけで奮起する。乗機は聖王機ジ・インサー。
アークセイバーのナンバー3を名乗る男性。
乗機は「エメラルダン」。
アークセイバーのナンバー7を名乗る女性。乗機は「パールネイル」。
アークセイバーのナンバー1を名乗る男性で、「ナイトオブナイツ」の称号を持つ。乗機はディアムド。
アークセイバーのナンバー4を名乗る男性。シュバルの弟子でもある。乗機はサフィアーダ。
女性宰相。次元科学を一手に扱う。
搭乗艦はパレス・インサラウム
再世篇で客将となる。主な搭乗機はパールファング。
名前のみの人物
シェーヌ・ピステール
マルグリットの弟にして、準騎士。乗機はジェイドルーン。次元獣ライノダモンMDにされてしまった。
聖王キング・インサラウム72世
インサラウム王国の王にしてユーサーの実父。聖王機ジ・インサーを駆りガイオウとの戦いに臨むも、敗れて戦死。
ジェイミー・ランテール
アークセイバーのナンバー6。次元獣ディノダモンにされてしまった。
マシュー・レステール
アークセイバーのナンバー14。次元獣ディノダモンにされてしまった。
ナンバー17
ユーサーによって存在が語られるのみ。口に出そうとしたがアンブローンに遮られてしまったため、本名は不明。
レイビット
ガイオウが出現した次元震を観測した人物。レイビット卿と敬称で呼ばれていたため、彼もアークセイバーと思われる。
グレイン・フィードル、アーロニー・レノイン
アークセイバーの一員。アンブローンとマリリンによって粛清される。
聖王キング・インサラウム1世
聖インサラウム王国の創始者にして初代聖王。歴代の聖王の中で、聖王機ジ・インサーの「宝剣コールブランド」を鞘から抜き、その本来の力を発揮することが出来たのはユーサーとこの人物のみとされている。
その他
ケビン・マクラーレン
アークセイバー第3師団所属・騎士候第3位を自称する男性。『再世篇』のとあるシナリオでZEXISの捕虜となり、釈放と引き換えに彼らに情報をもたらす。ZEXISにもある程度理解を示しており、一見「敵ながら話せる男」といった感じだが、その正体は…。
関連用語
インサラウムの精鋭騎士団。
新帝国インペリウム
アークセイバーの2人が尖兵として使われている。
次元獣
インサラウムは次元科学により兵器として転用している。
ZONE
インサラウムが開発した次元力を引き出す装置。
リモネシア共和国
ADWでは、インサラウムの王都と同じ緯度、経度にこの国が存在している。