CV:宮本克哉
概要
聖インサラウム王国の騎士団、アークセイバーのナンバー4を務める男。ナンバー3のシュバル・レプテールの弟子であり、その愛機…エメラルダンの同型であるサフィアーダを駆る。
しかし、ウェインの得意とする戦法は、高機動によるヒット&アウェイで、重装甲接近戦型のサフィアーダとは全く合致しない(むしろパールネイル系列の機体やディアムドが向いている)。にもかかわらずウェインがサフィアーダに乗っているのは、ハイナイトに昇格して専用機を受領する際、師匠であるシュバルを尊敬するウェインが無茶な理屈を通してエメラルダンの同型機を希望したためである。
性格は斜に構えた性格の皮肉屋で、同時に自信家でもある。
それは決して虚勢ではなく、天賦の才とシュバル仕込みの闘技に裏打ちされた実力によるものである。
以前は自由気ままな人生を送っており、それが騎士としての品格に欠けると見られたため、ハイナイトへの昇格の際は選定委員が紛糾したが、ジェラウド・ガルス・バンテールの推薦によってナンバー4を拝命した。
素行から口調まで、とにかく型破りな男であるが、その奔放さが若者から人気を集めており、女性ファンも多い。
祖国インサラウムへの思い入れは人一倍強く、その再世のためには力を惜しまない。
それだけに弱気なユーサー・インサラウムや増長するアンブローン・ジウス、そして何より彼等に忠誠を誓うジェラウドに強い不信を抱いていた。
しかし、ジェラウドが死に際に明かした忠義の理由、そして奮起したユーサーとの対話で心機一転し、ナイトオブナイツを拝命。アークセイバーのナンバー1として、インサラウム再世に全力を尽くす。
その後は最前線で祖国のために戦い続けたが、ZEXISの勢いを止めきるには至らず、最後は旧王都での決戦に敗れた。
「すまねえな、殿下……それに……ババア……アークセイバーのみんな……」
「俺が……最後のナイトオブナイツに……なっちまった……ぜ……」
「だが……最期にいいものが……見られた……コールブランドが……抜けたのは……開祖……インサラウム一世以来だから……な……」
「土は土に、灰は灰に、塵は塵に……俺は……インサラウムの……一つになって……再世の……未来を……祈って行く……」
「………少しは……褒めて……くれよな……師匠……旦那……」
全てを燃やし尽くしたウェインはディアムドを墓標に、失われし祖国の大地に消えた……。