概要
1991年に明治乳業(現・明治)から発売されたカップアイス「エッセル」をルーツに、1994年に内容量を200mlにアップして被せ蓋を採用してリニューアルし(エッセルは150ml+落とし蓋)、現在も発売されているロングセラーアイスである。
世間では「スーパーカップ」の名で広まっているが、明治社内では「エッセル」を公式の略語として使っている他、「スーパーカップ」はあくまでもエッセルの1シリーズという位置づけである(過去には「エッセル クッキーコーン」というコーンタイプのアイスも併売されていた)。
このほかに、高級版として2006年にはアイスクリーム種類別がアイスミルクのターボカップという、ラクトアイスのスーパーカップより1ランク上の商品が発売されていたが、量の少なさや認知度の低さであえなく短命に終わっている。
更には2012年にクオリッチが、2016年にはスイーツの味わいに仕立て上げたエッセルスーパーカップ Sweet'sが発売されている(クオリッチはSweet'sの登場により消滅)ほか、2022年には限定商品として2層のアイスにフレーバーソースを加えた大人ラベルが発売された。
名前の由来
エッセルは「エクセレント(非常に優れた)」と「エッセンシャル(絶対に必要な、基本的な、主要な)」の造語が由来となっている。
クオリッチは「クオリティ(品質)」と「リッチ(豊富な)」を基にした造語となっている。
ターボカップは「スーパー(カップ)の次はターボだろう」という当時の開発時の話から。参照
余談
同じ「スーパーカップ」の名前を持つエースコックのカップ麺とは度々ネタにされることが多いが、実はエースコックのほうが1988年発売と歴史が古い。
ちなみに、こちらは「スーパーカップ」が商品名(明治でいうエッセルの扱い)となる。
2018年には「バニラ風味のクリーミーシーフード味ラーメン」を発売、蓋にはバニラソフトの画像と共に「バニラアイスは入っておりません」という注意書きまでされており、エースコック側では否定はしているものの、いかにも本商品を意識した製品となっていた。