概要
滅びた地とされていた東方からやってきた、褐色の肌を持つ謎の少年。各地の町の酒場を転々としている。
本名は不明で、英語表記も「Boy」となっている。
赤ん坊の頃に腐海の廃墟付近に捨てられており、象族の「アニキ」に拾われたが何者かにさらわれ、行方不明になっていたという過去を持つ。
その後どこでどうしていたかは不明だが、彼にかかわろうとする者は善人・悪人の別なく死亡していたらしく、他人を遠ざける性格になっていた。
サラが主人公の場合のみ、彼の心を開かせることで即仲間に加える事ができる。
しかし四魔貴族を全て倒すとサラを庇ってアビスゲートに飲み込まれてしまう。
他の主人公の場合は、四魔貴族を全て倒した際、逆に彼を庇ってサラが飲み込まれ、そこでようやく彼を仲間に加えられるようになる。しかし普通にプレイした場合彼を仲間にする頃には既に主力メンバーが固定されている可能性が高い上、後述のバグ技を使わない限り仲間に加わってもラスボス戦には参加できないため育成するのは完全に無駄と言える。
しかもアビスゲート突入時に少年が強制加入するため、6人パーティだった場合は少年と主人公以外の誰か1人を離脱させなければならないので、何も知らずに6人全員を念入りに育成していたプレイヤーは肩透かしをくらうだろう。
能力としては戦士型だが、技の閃き適正は中途半端である。
このため、仲間キャラとしてはあらゆる面で不遇なキャラと言える。
その正体
実は15年前の3度目の死食を生き延びた赤ん坊であり、サラと同じ「宿命の子」である。
ファンブック『練磨の書』の記述によると、彼とサラは「双子の存在」なのだという。
しかし宿命の子に関するそれ以上の設定はスクウェア社内でも決まっておらず、結局はプレイヤーの想像に任せるということらしい。
エンディングにも登場しておらず、その後どうなったのかも語られていない。
備考
サブキャラクターを18人以上加えている状態で彼を加えると、仲間を外せなくなるバグが発生する。(不離脱現象)
これにより、ラスボスとの戦いに加わることもできる。(コマンダーモードも5人で戦える。)
更にそのままゲームをクリアすると、エンディングに彼が2人登場するという現象が発生する。
コマンダーモードでは、彼とサラに2人技を使わせると威力が上がるという設定がなされているのだが、実際には2人同時にコマンダーモードに出す事は出来ないので、死に設定と化している。
没データとして、彼と同じグラフィックの「テレーズ」という名の仲間データが存在するが、こちらの詳細も不明である。