ウケモチ
うけもち
日本神話の神。主に日本書紀から読み取れる神を指す。
解説
海を見れば海の幸、山を見れば山の幸、野を見れば野の幸を、口から吐き出すことが出来る能力を持つ。
「汚らわしいっ!!」と言われて切り捨てられてしまう・・・
切り捨てられた後、天熊人が生死の確認に来たが、やはりウケモチは死んでいた。
しかし、ウケモチの死体からは牛馬、蚕、五穀等が生まれており、これを回収、アマテラスに献上したところ人々が生きていくのに必要な糧だと喜んだという。
その功績より稲荷正一位の位を授けられ、食物の神となり、狐を遣いとすることを認められた。お稲荷さんを奉る神社で狐の像があるのはそのため。
頭から馬を出したことから馬の神ともされる。
ツクヨミの唯一の神話の登場人物であるため、ある意味貴重である。