哺乳綱偶蹄目カバ科の哺乳類。漢字表記は『小人河馬』または『矮河馬』。西アフリカのリベリア・ギニアなどの森林に棲息する事から『リベリアカバ』とも呼ばれる。国際保護動物で、国際自然保護連合(IUCN)のレッドリストでは「絶滅危惧 (EN)」に、ワシントン条約附属書では附属書IIに指定されている。ナイジェリアとマダガスカルでは絶滅した。
頭胴長1.5~1.9m、肩高70~90cm、体重200kg内外。
普通のカバと違って顔つきが丸っこく、指間に水掻きがない。また、普通のカバが水陸両棲の生活をおくるのに対し、止むを得ない場合以外は殆ど水の中には入らない。
体は紫褐色を帯びた濃い灰色。湿地を好み、草や樹根などを食べる。
ナイジェリアのコビトカバは、「ナイジェリアコビトカバChoeropsis liberiensis heslopi」として別亜種とされているが、特に差が無い事から「普通のコビトカバと同じ何じゃないの?」と言われる事もある。
オカピ、ジャイアントパンダとコビトカバを合わせて『世界三大珍獣』と呼ぶ事がある。