概要
マンガ『ONE PIECE』に登場する武器
アラバスタ編にてナミが戦う力が欲しいとウソップに(製作費を支払わず)頼み込んで作った武器。
そのためか大半が宴会芸の小道具と化しており、戦闘用の技は一つだけだった。
天候棒(クリマ・タクト)
細長い水色の棒。三本の短い棒からは、熱気、冷気、電気の気泡を発生させることができ、その三本の棒を色んな形に組むことで、天候にちなんだ技を出す。
- 熱気泡(ヒートボール)
熱気を帯びた赤い気泡。触れるとむわっとする。
- 冷気泡(クールボール)
冷気を帯びた青い気泡。触れるとひんやりする。
- 電気泡(サンダーボール)
電気を帯びた気泡。触れるとチクッとする。
- サンダーボルト=テンポ
生み出した雷雲に電気泡を当てて雷を落とす。
気象学を熟知したナミだからこそ成し得た技であり、開発者のウソップにとっても想定外だった。
- フォッグ=テンポ
冷気泡を炎とぶつけて爆発的に大量の霧を発生させる。
- 蜃気楼(ミラージュ)
冷気泡の強烈な冷気を利用して周囲の空気との間に著しい温度差を発生させ、自身の「蜃気楼」を作る。
- サンダーストーム=テンポ
アニメオリジナル。熱気泡と冷気泡で作り出した小さな雷雲に三角にした天候棒を投げ入れて、小さな雷を落とした後、雨を降らせる。
- ファイン=テンポ
ウソップが宴会用に考案した技。
三角形に組んでボタンを押すと2匹の鳩が飛び出てくる。
- クラウディ=テンポ
ウソップが宴会用に考案した技。
小銃の形に組んでボタンを押すと銃口の部分から花が出てくる。
- レイン=テンポ
ウソップが宴会用に考案した技。
3本の天候棒それぞれのボタンを押すと噴水のように水が飛び出る(ミス・ダブルフィンガー曰く「水芸」)
ナミは湿度を上げて次の技に繋げるために使った。
- サンダー=テンポ
ウソップが宴会用に考案した技。
Yの字型に組んでボタンを押すとボクシンググローブが飛び出てくる。
- サイクロン=テンポ
ウソップが宴会後の余興(ブーメラン遊び)のつもりで考案した技。
二本を十字に交差させた天候棒をブーメランのように投げ「熱気泡」と「冷気泡」を利用して気流を発生させ、回転が止まると人が吹き飛ぶほどの爆風を起こす。
- トルネード=テンポ
「ウソップが考案した」天候棒の技の中では一番強力な技。
T字型に天候棒を組むと、棒の両端から鳩のオモチャがついたワイヤーが飛び出し相手の体に絡みつきながら棒が高速回転、発射し敵を吹き飛ばす。見た目とは裏腹に威力は高いが、一度発動するとワイヤーが絡まるため、実質1発限りの技である。
ウソップが考案していたのは、そのほとんどが宴会芸用であったが、ナミの持つ天候の知識を使うことで武器として使えるものとなった。
完全版天候棒(パーフェクト・クリマタクト)
ウソップが空島で手にいれた貝(ダイアル)を仕込んで、天候棒を大幅に強化した。
各タクトの各先端は球状になっており、そこで分離も結合も可能。
- サンダー=チャージ
完成版"天候棒"の先に電気を集中させる。
- 風速計(スイングアーム)
「サンダー=チャージ」で電気を帯びた天候棒を相手にぶつける。
- クラウディ=テンポ
雲を発生させる。天候棒が強化される前は完全な宴会芸用の技であったが、戦闘用の技に昇華した。
- レイン=テンポ
「クラウディ=テンポ」で発生させた雲に冷気泡を当てて凝結させ、雨を降らせる。こちらも天候棒の強化に際し戦闘用の技に昇華している。
- サイクロン=テンポ
強化前のものと同様の技であり、先端の球体により重量の関係で投げた際に手元に戻ってこなくなっている。
- サンダーボルト=テンポ
強化前と同様の技だが発生速度・威力ともに大幅に強化されており、敵味方関係なく無差別に攻撃するほどの攻撃範囲を獲得した。
- クール=チャージ
冷気を天候棒上の1点に集中させる。
- 蜃気楼(ミラージュ)=テンポ
冷気を利用して周囲の空気との間に著しい温度差を発生させ「蜃気楼」を作る。
- 蜃気楼=テンポ"幻想妖精"(ファタ・モルガナ)
「クール=チャージ」による強力な冷気を利用し、体型の違う複数の分身を発生させる。
身体のみならず、自身の攻撃も分身する。
- 黒雲(ダーククラウド)=テンポ
2本の天候棒を使って激しい気流を含む小規模な黒雲を発生させる。
- 雷光槍(サンダーランス)=テンポ
「黒雲=テンポ」で作り出した黒雲と「サンダー=チャージ」状態の天候棒の間を電流で繋ぎ、その間にいる敵を槍で貫くように打ち抜く。
- サイクロン=バースト
アニメオリジナル「完成版"天候棒"」にウェザリアの風の結び目をつなげ「サイクロン=テンポ」と同時に風の結び目を解くことで強力な風を発生させる。巨大な低気圧をも吹き飛ばしてしまうほどの威力を誇る。
魔法の天候棒(ソーサリー・クリマタクト)
ナミが手にいれたウェザリアの装置が全て組み込まれている。
形状は初期の天候棒に似ている。
ゾウ編以降はウソップが手に入れたポップグリーンの成長を利用し、フランキーが表面加工を協力し、握る力加減で自在に伸縮するようになった。
- 突風(ガスト)ソード
分離させた天候棒を突き出し、作り出した気泡から強烈な突風を放って相手を吹き飛ばす。
- ブラックボール
天候棒から雷雲の性質を持った小さな気泡を発生させる。
- 雷雲(ライウン)=ロッド
ブラックボールで発生させた気泡を雷雲に変化させ、それをムチ状に繋げて周囲の敵を攻撃する。
- 正電荷ブラックボール
正電荷を持つ小さな気泡を発生させる。
- シャワー=テンポ
温水を降らす小さな雨雲を発生させる。
- ミルキーロード
海雲で雲の道を発生させる。ただし青海の環境上長くは持たない。
- 雷雲の罠(サンダー・トラップ)
雷雲を作り出し、近づいた相手に電撃を浴びせる。
- 熱卵(ヒートエッグ)
分離させた天候棒の先端から、熱い空気の塊を放つ。
- ミルキーボール
球状の海雲を作り出す。
- 天候の卵(ウェザーエッグ)
天候棒から卵状のカプセルを生み出し、その中から気象現象を発生させる。
- サンダーブリード=テンポ
「天候の卵」で発生させた雷雲から雷を落とす。天候棒を操作することで相手に必中させられる。
- レイン=テンポ
「天候の卵」で発生させた雨雲から雨を降らせる。
- レイン=スパーク
小さな雨雲を発生させ雨を降らせる。
- サンダーボルト=テンポ
強化前と同様の技。
- 雷光槍(サンダーランス)=テンポ
強化前とは違い、黒雲と自分で敵を挟まず、自分の背後の空中に黒雲を作り出し、そこから前方の相手に向けて雷を飛ばす。
- トルネード=テンポ
強化前とは完全に違う技で、棒の周囲に出現した気泡が回転し、大きな突風を前方に発射する。
ワノ国にてビッグマムに捨てられたゼウスを取り込んだことで形状も変幻自在になり、技が敵に当たるまで自動追尾するようになった。
- ゼウスブリーズテンポ
ホーミーズである雷雲ゼウスを利用した技。大量の雷雲が詰まった「天候の卵」を食べ巨大化したゼウスを、天候棒の動きに合わせて操り、凄まじい威力の雷を落とす。
- 忍法 雷霆(にんぽう らいてい)
「天候の卵」を食べさせ大きな雷と化したゼウスを相手にぶつける。
ゼウスが天候棒と一体化した後は「天候の卵」からゼウスが出現・攻撃し、避けられてもゼウスの意志で軌道を修正して確実に相手を仕留めることが可能になった。